ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-03-22(Tue)

 この3連休から、精神的に不調。影響されてか、身体の方もそんなに元気ではないようだ。それで昨夜は早くに、8時前に寝てしまった。昼寝もしているのに眠りすぎではないかと思ったが、案の定、夜中に目が覚めて時計を見ると午前1時だった。それで「もういちど寝よう」と目を閉じてじっとしていたが、まったく眠れない。
 もう目を開けてスマホとか見て、それでまた寝ようとしたら、ニェネントがわたしが起きたことに気づいて、布団の上に跳び乗ってきた。そのあともまるで眠れない。まあ5時間以上寝ていることになるから、「まあいいか」という気にはなるが、こんな早い時間(というか、深夜)に起き出そうとは思わないで、そのまま布団の中でじっとしている。ニェネントくんも、わたしのすぐ脇で丸くなっている。
 それでわたしももぞもぞと動いてしまうと、ニェネントくんはベッドから跳び下りて行ってしまった。時計を見ると3時に近く、ニェネントはわたしの脇で1時間以上寝ていたようだ。
 このあとニェネントは、ベッドのとなりのキャットタワーの低い段の方の上ですわり込み、じっと寝ているわたしのことを見ているのだ。ちらっと目を開けてニェネントを見ると、ニェネントはわたしを見ている。わたしは今からでも寝ようとしていて目を閉じるけれども、やっぱり寝られずに目を開けてみると、それでもニェネントくんはじっとわたしを見ているのだ。何度目を開けてみても、いつまでもいつまでもニェネントはわたしを見ているのだった。
 ネコの気もちはわからないが、いったいどういう気もちでわたしのことを見ているのだろうか? やっぱりわたしのことが好きなのか? そうなのか?

 けっきょく、いつもの3時半ぐらいになっていい加減にベッドから起き出し、仕事に出る準備をする。天気予報では今日はめっちゃ寒くなるといい、先週の金曜日の寒さよりもさらに寒いらしい。しかも、みぞれとか雪になる可能性もあるという。それは大変だと、もうしまおうと思っていたセーターとかを着込んだ。
 そしてニュースでは、先日の福島・宮城の地震のせいで一部の火力発電所がストップしていて、関東地方への電力の安定供給が危機にあるという。「電力需給ひっ迫警報」というのが出されていて、節電が進まないと一部地域で停電のおそれがあるというのだ。
 この寒い日に、みんな暖房をガンガン使いたいだろうし、暖炉やガスストーブがなければ電力に頼るだろう。これは「危機」だ。

 とにかくは出勤で外に出るが、その時間には弱い雨が降っていた。けっこう暖かい服装をしているのでそこまでに寒いとは思わなかったが、実はこの日は昼間の方が気温が下がるということだった。
 勤務先のビルはまったくいつも通りで、今日は気温も低いので暖房も効いている。ムダな電気の使用をやめよう、という空気でもなかった。

 仕事を終えて外に出て、外は雨。確かに朝より寒くなっているように思える。
 メトロに乗って帰路に着くが、そのメトロが地上に出て、松戸あたりにさしかかったところで窓の外に目をやると、「これは雪?」ということになっていた。
 自宅駅で降りて家への道を歩くと、駐車している車のフロントガラスにはもう雪が降り積もっていたし、ちょっと写真を撮ってみたら、シャッタースピードが遅いせいでまるで「吹雪」のように雪が降っているショットが撮れた。

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 こういう桜の時期に雪が降るというのは2年前にもあって、そのときはもう桜の花は満開だった。思い出せばそのときわたしは都心の病院に「慢性硬膜下血腫」で入院していて、病院の窓から雪を見ていたのだった。あれから2年経ったのかという感慨がある。

 しかし寒い。ウチに到着し、「電力需給ひっ迫警報」にかまわずに電気ストーブをつけるのだった。まあいちおう電気はできるだけ使わないようにして、テレビも「節電モード」で見るのだった。
 大相撲は今日も栃ノ心は勝ち、あと一つ勝てば「勝ち越し」というところに来た。まだ十日目なので、二けた勝利も見えてきた感がある。とにかく今場所はスピードも力強さも感じられ、ファンとしてうれしい場所である。
 あとは映画でも観ようかとも思ったが、まあ節電しようということでテレビも消して本を読む。今の通勤時間にはシャーリイ・ジャクスンの『日時計』を読んでいるので、バッグから取り出してちょっと読み進めた。この本は意外なことにコメディーなのであろう。しかしやはり、まわりから隔離された「屋敷」というのが舞台ではある。小説の中に「リジー・ボーデン事件」を思わせる挿話が書かれていたが、そこで考えてみると、前に読んだそのシャーリイ・ジャクスンの『ずっとお城で暮らしてる』という作品もまた、「リジー・ボーデン事件」を思わせられるところがあるではないか、と思うのだった。

 この日もまた駅前のスーパーでブロッコリーを買ってしまい、これが房をバラしたようなブロッコリーだったのだがとにかく安かったし、もうバラされているので調理しやすいという利点があった。

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 それで夕食は「ブロッコリーと鶏肉のクリーム煮」というのをつくった。つくりすぎて、食べすぎになってしまった。
 食後は「電力需給ひっ迫警報」も出ていることだし、早く寝てしまおうと、7時にはベッドにもぐり込んでしまうのだった。