ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-16(Tue)

 今日は仕事の帰りに、駅の向こうのドラッグストアに買い物に寄り、また「ふるさと公園」を突っ切ってウチに帰ることにした。
 昨日は大雨だったが、今日は晴れ。気温がどんどん上がり、自宅駅に着いて外を歩くと汗ばむほどだった。ドラッグストアへ着き、最近アルコールの代わりにゴクゴク飲んでいるチョコレートドリンク、そしてボリボリ食べているチョコレート類を買い込んだ。
 今では、ウチのテーブルの上には何種類ものチョコレートの袋が重なっている状態だ。アルコールはまったく飲まなくなったということはないが、量は相当に減少した。少なくとも4分の1ぐらいの量にはなっているだろう。

 「ふるさと公園」では、いつもと同じ顔ぶれの野鳥らに出会った。まだ生まれて間もないような、ふかふかの羽毛に包まれたカモの雛の姿を見たけれども、この子がマガモの子なのかどうかはわからない。そもそも、カモの種類なのかどうかも不明だ。

     f:id:crosstalk:20210216125215j:plain:w500

 ハクチョウは岸辺に上がって羽根づくろいをしていたけれども、そのハクチョウの向こうに黒い鳥がいた。わたしはこの公園にたくさんいるオオバンかと思っていたけれども、あとで写真を見るとオオバンのようにくちばしが白くないし、逆に胸のところが白いようで、何の鳥なのかはわからない。

     f:id:crosstalk:20210216125512j:plain:w500

 公園を出て、家に向かって歩きながら空を見ると、白い雲が浮かんでいた。
 このあたりには畑が拡がっていて、雑木林の丘(実は城址)もあり、今だ開発の手の入らない、のどかな風景だと思う。

     f:id:crosstalk:20210216130453j:plain:w500

 ウチに帰って寒暖計を見ると、20度を指していた。もうすっかり春の陽気だろう。ニェネントもリヴィングに出てきて、出窓の上にあがって「ひなたぼっこ」をする。この写真をみても、おなかの肉(脂肪)がたるんで、はみ出ているように見えるではないか。

     f:id:crosstalk:20210214112428j:plain:w500

 テレビをつけて、「今日も国会中継はないのか」と番組表を見てみると、テレビ東京で映画『ミスト』を放映していた。もう、『ミスト』はそれこそ「悪夢」のような映画で、前に観たときはそのラストで、どっぷりと絶望的な気分になったものだった。今はもう、実世界そのものが深い霧に覆われて『ミスト』のような絶望的なことになってしまっているのだけれども、逆に今、そんな「虚構」として「絶望的」な『ミスト』という映画を観れば、少しは現世界の<絶望>を忘れられるのではないかと、チャンネルを選択し、そんなにがっちりと観たわけでもないけれども、最後まで観てしまった。これって、舞台はスーパーマーケットで、みんなが外に出られなくなっているということで、一種「ゾンビ映画」の変種っぽいところがあると思った。ゾンビ映画第一作『ゾンビ』のラストも、「もう誰も助からないだろう」という絶望的なところがあったし、構造は同じだろうか。そういう風に、「これは<ゾンビ映画>なのだ」と思って観ていると、結末を知っていることもあってずいぶんと楽しめた。つまりはとっても面白かった。

 さて、ネットをみていると、去年から「あいちトリエンナーレ」をめぐって愛知県の大村知事のリコール住民投票を求める署名運動が行われていたのだけれども、43万を越える署名を受け取った愛知県の選挙管理委員会は、提出署名全体の8割が「無効署名」との調査結果を発表していた。それが今日になって、愛知を遠く離れた佐賀県で、この「名簿の書き写し」のアルバイトが募集されていたことがわかった。じっさいにそのアルバイトに応募して従事した男性があらわれたのだ。
 地方自治法における有権者の政治家らへのリコール請求は、民主主義の基幹のひとつであり、有権者の権利でもあるだろうけれども、そこで「不正」がじっさいに行われたというのなら、それは「<法>を<法>と思わない」、民主主義をないがしろにするやくざ者のすることであろう。しかもこの署名運動に並行して、クラウドファウンディングも行われている。
 そのクラウドファウンディングで集められた資金がどのように使われたのかわからないが、それが仮に「<名簿の書き写し>のアルバイト」の賃金として使われていたとしたならば、これは<重罪>である。
 リコール運動を主導した人物、協力した人物ははっきりしており、ここでは敢えて書かないけれども、某政治家も協力していた疑いがある。もしもこの一件が立件されるならば、その政治家は当然罷免されなければならないだろうし、その人物の所属する政党は、そんじょそこらの<謝罪>では済まされないのではないだろうか。

 この<事件>はある面で「ネトウヨ」的思考回路の<暴走>であり、そんな「ネトウヨ」が<理念>を持ち合わせていないことの結果なのではないだろうか。こう言ってはアレだけれども、ちゃんとした<理念>を持っている、正統な「右翼」は決してこのようなことをやるわけもない。わたしはそのような正統な「右翼」の方々には一目置くところもあるのだけれども、「ネトウヨ」は、単に<憎しみ>を原理に動くだけのように見える。ヘイトスピーチをまき散らし、ただ権力に追従するだけの「ネトウヨ」らが消滅すれば、(スカ政権の無為無策はあるけれども)どれだけ今の日本もスッキリすることだろう。