ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-03-02(Sat)

 今日も、夜中に小さな揺れがあった。目が覚めてしまう揺れだったけれども、震度は「2」ぐらいだったようだ。昨日も今日もニェネントくんは落ち着いていたようだが、これから「震度5弱程度の強い揺れ」が起きる可能性はあるということ。震源地は千葉東方の沖で、あまりこのあたりで「直下型地震」になることもないだろうけれども、予測がつかないのが自然災害ではある。

 この日も天気はよかったようだけれども、昨日よりはずいぶんと気温も下がって寒くなった。わたしは一歩も外には出なかったが。

 「猫草」は日光を浴びて、気温は低くってもズンズン伸びている。昨日よりも1.5センチから2センチぐらい成長したかな?

     

 まったく状況の好転しないガザ地区だけれども、食糧不足が深刻になり、人々は飢餓状態に追い込まれているという。CNNの報道では子ども10人が餓死したとして、国連はこれを「人工飢餓」と批判した。
 「イスラエル支援」の姿勢への批判の声が国内でも強まっているアメリカでは、軍が空からガザ地区に食糧を投下したらしい。そもそもの原因は国連の言う通り「人工飢餓」なのだから、そこに救援手段として空から食糧を投下するのではなく、今のイスラエルのやり方を改めさせるべきではないのか。今のやり方は、ガザ地区への陸上からの食糧搬入は阻止するから、代わりに空から(飢え死にしない程度に)ちょびっと食べ物をあげよう、アメリカ軍に感謝しなさいと言っているみたいだ。

 ウクライナはロシアの侵攻から3年目に突入したけれども、こちらもまるで見通しは立たないみたいだ。今はロシアが有利に攻勢をかけているという報道もあるし、もっともっと長期化しそうだ。

 日本では「政治倫理委員会」も予想通りに何も解明されないままに終わるようで、「その裏金を何に使ったのか?」など、わからないままのようだ。けっきょくこれでも選挙では自民党が勝ってしまうのだろうと、いつもの結末が予想される。

 この日ネットをみていると、「『NHKの役割』問題多い法案も知る機会すらなかった『LGBT法』 大切な事柄を国民に周知、公共放送の義務を見失っている」という、夕刊フジの足摺石大という人の署名記事が掲載されていた。
 この人が書いているのはまず、「NHKをはじめ民放各社では、言論人やジャーナリストに限らず、芸術家や芸能人、お笑い芸人に至るまで進歩的でリベラルな人たちが席捲していて、保守派の言論人やジャーナリストにはほとんどお目にかかれません。マスコミの世界では『リベラルであらずんば言論人にあらず』という状況なのです」ということで、教育の場でも戦前の道徳教育は消えてしまったと嘆かれている。
 「保守層の評論家や著名人は今はインターネットを介して発言していて、彼らの発言するネット番組の視聴者の数は他を圧倒している」としながら、やはり公共放送であるNHKが保守・リベラル双方を公平に出演させるべきだとし、昨年成立した「LGBT法」などはテレビや新聞での扱いも少ないまま成立してしまった。「国民(特に女性)にとって問題の多い法案の中身を詳しく国民に知らしめることが、受信料を徴収している公共放送の義務ではないのか」と結んでいる。

 どうも最近はネット上でこういう「これって反動?」というような記事が多くなっているようで、このところの「クルド人排斥」の動きと合わせて疑問符を付けたくなることが多い。
 だいたい「LGBT法」についてテレビや新聞での扱いが少なかったなどというが、わたしの記憶ではそんなはずはない。「LGBT法」の成立の過程は、審議時間も少ないままに成立してしまったという問題は大きいし、そのことを問題にしたケースはいろいろあったと思う。中には無条件に「LGBT法」に反対している人たちもいるわけだ(誰かな?)。
 教育の場において「戦前の道徳教育が消えてしまった」などというのはまさに「無教育」の言わせることばで、ネット上でも「教育勅語の復活を」などと語る人物も多い。そういうことを語る人物の過去の発言をみて、そういう人の歴史観をみると、かつての日本の軍国主義を賛美している人間が圧倒的に多いようだ。櫻井よしこなんかは「あなたは祖国のために戦えますか」な~んて語っていて、お話にならない。
 そういうことを語る評論家や著名人がNHKとかテレビに出てこないことは当然のことで、彼ら彼女らが「言いたいことを言える」ネット空間に頼るのもまた当然のことだろう。
 産経新聞夕刊フジがそういう記事をいっぱい掲載することはとやかく言ってもしょうがないが、「Yahoo!ニュース」は最近、こういう反動的な記事をリンクさせることが多いように思う。

 今日は夕方から、『第9地区』という映画を観た。これが、予想外にとっても面白かった。