昨夜から、このあたりの天候は大きく崩れたようで、朝のニュースでは都心で雨風が強まっている様子が写されていた。雨の中を歩いている人たちは風のため、さしている傘が吹き飛ばされそうだ。わたしは目覚めた6時ごろに窓の外を見てみたが、このあたりは空こそは暗く曇っていたけれども、そのときは雨は降っていないようだった。
テレビでは午前中に雨もやみ、そのあとはまた「夏日」の暑さになると言っていた。わたしは午前中に北のスーパーに買い物に出たのだが、そのときにはアスファルトの地面も乾いていたけれども、道路の端には大きな水たまりがあって、このあたりの雨量もけっこうなものだったのだろうと想像できた。
歩道橋の上から見た南の空は黒い雲が風にたなびき、西の方へとどんどん移動して行っていた。その黒い雲の上では雲の切れ間から明るい太陽が照っていて、「これから気温が上がるのだなあ」と思わせられた。
わたしは車道の脇の歩道を歩いていたのだけれども、いつもたいていの自転車はその歩道の方を走っている。歩道の片側が塀などになっているとそこで歩行者と自転車がすれ違うのは難しいので、歩いているわたしは歩くのをやめて塀側とかに身を寄せて自転車をやり過ごす。そんなとき、買い物のおばさんとかは「どうもありがとう」と声をかけてくれたり、そうでなくても頭を下げたりはしてくれる(年配の男性はほとんどそういう反応はないが)。
この日は、そんな歩道を歩いていて、うしろから自転車が来た気配があったので、ちょっと足を速めて歩道の脇にスペースのあるところへ移動した。うしろから来た自転車がわたしを追い抜いて行ったが、そのときに自転車に乗っていた高校生ぐらいの男性が、わたしに「サンキュー」と声をかけて行ってしまった。
う~ん、日本人に「サンキュー」と言われるなんて体験、このところ長くなかったことだなあ。「You're welcome!」とか言ってあげればよかったか。
今日はスーパーの「見切り品」コーナーに、トマト2個で100円で出ていたのを買ってしまった。表面に傷のような汚れのような黒い斑点があるので売れないのだろうが、モノ自体は熟れすぎているとか傷んでいるとかいうこともないようだった。熱湯に通せばかんたんに皮は剥け、普通のトマトと同じになる。今はトマト1個で100円するのだから、喜んで買うのだった。
帰宅して、昼食は先日買ったインスタントの「冷やしラーメン」にいいかげんにつくった錦糸卵、ハム、それと買ってきたトマトとをのっけて食べた。おいしかった。
予報の通りに午後からだんだんに気温が上がり、ついに3時ごろには扇風機をつけてしまった。夕方の報道ではこの日東京は27℃を超えて、3日連続しての夏日になったのだという。
ネットを見ていると、明日発売の「Newsweek」が「猫の気持ち」という特集のようで、「Newsweek」が猫の特集というのも面白く、値段も安いので注文してしまった。わたしはもうちょっと、ニェネントくんの気もちがわかりたい。
実は最近、「X(Twitter)」をまたやるようになって、投稿はしないけれども閲覧はザァッとやるようになった。そんな中でしばらく前の「一水会」の投稿で、蕨や川口でクルド人の状態を現地調査したという簡単な報告があり、「ネット上で喧伝されているような犯罪の横行状態などない」と書かれ、「クルド人ヘイトの作為的な惹起に怒りさえ覚えます」と書かれていた。
そのあとの投稿では、実のところ川口市広報のデータでは、この20年間で川口市の刑法犯認知件数は4分の1まで激減しているということが書かれていた。
わたしは「一水会」とは根本のところでの指向は異なる考えだけれども、以前からある面ではどんなリベラル政党、団体よりも支持できる団体だと思っていた。
この「クルド人ヘイト」への考えは、以前からのわたしの考えと合致する。「クルド人ヘイト」を煽っているのは、「産経新聞」「夕刊フジ」である(他にもあるだろうが)。