ＢＢＣ製作の、ハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ30周年を記念するドキュメンタリー。内容はＮＡＳＡによるハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ、その後の数度のメンテナンスを中心につくられていて、「ＮＡＳＡの宇宙飛行士、すごいね！ がんばったね！」という作品。
わたしなどが知りたかったような、「ハッブル宇宙望遠鏡」がどれだけ、どういう風に地上の望遠鏡に比べて能力が高いのか、「ハッブル宇宙望遠鏡」によってどれだけ「宇宙」への視野が拡がったのか、などという「ハッブル望遠鏡」自体についてのことは、あまり掘り下げて解説してはくれなかった。残念。
もちろん、「ハッブル宇宙望遠鏡」からの映像も多く紹介はされていたけれども、その映像を加工してＣＧ映像にしてしまってみせてくれたり、映像を切り貼りして奥行きを持たせようとするような加工は、まったくわたしの観たいものではなかった。
やたらナレーターが窓の大きなスペースで夜に語っているシーンが挿入され、それは、バックの都市の夜景がハッブルの撮影した宇宙の映像とシュミレートされるからだよな、などと思って微笑んでしまったが。
