ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-23(Fri)

 今朝は寝ていると、わたしの布団の上にニェネントくんが跳び乗って来た。わたしのお腹の上を横断して、すぐにベッドの下に行ってしまったけれども、「ニェネントくんの食事の時間」を寝過ごしてしまったのかな?と時計をみると、まだいつも起きる6時よりも10分ぐらい早かった。
 おそらく今朝はニェネントくんはなぜかお腹を空かせて、彼女の体内時計もちょびっと狂ってしまっていたのだろう。10分ぐらいのことだから、わたしも起きてニェネントくんの朝食を出してあげるのだった。

     

 先日、「不要なもの引き取ります」という人間が戸別訪問して来たもので、もう読むことのない書籍や雑誌などは処分しなくってはな、などと(今さらながらに)思ったわけで、売却も出来ないような雑誌、汚れた駄本などは捨ててしまおうとも考えたのだが、北のスーパーの入り口のそばには「リサイクルステーション」という大きなボックスがあり、皆がその中に古新聞や古雑誌、書籍やいらなくなった教科書などを入れて行く。もしも書籍の中に他の人が欲しいようなのがあれば自由に持って行くことも出来るわけで、「ゴミの軽減化」に多少なりとプラスになるかと、わたしもその「リサイクルステーション」をこれからもっと活用しようと思ったのだったが、そもそもはそんな書籍や雑誌を北のスーパーのところまで運ぶのがたいへんだ。それで先日、買い物用のキャリーを使っていらない雑誌を中心にその「リサイクルステーション」に運び、まあ一苦労ではあったけれども、出来ないことはない。これからはときどきこうやって不要な書籍や雑誌を持って行こうと思ったのだった。
 ところが、先日その北のスーパーへ行くと、その「リサイクルステーション」は閉鎖されたとの貼紙がされていた。あららら、「これからはがんばって利用しよう」と思ったとたんに閉鎖ですか! ま、仕方がない。これからはもう、「ゴミ」として出そう(その方が楽だし)。

 このところのニュースは、カナダ沖で百年以上前に沈没した「タイタニック号」の海底の船体を探検するという潜水艇と連絡が取れなくなったという件がトップニュースで、「海底から30分おきに何かモノ叩く音が聴こえる」とか「潜水艇内の酸素がもう残り少ない」とかの報道が昨日まであったのだけれども、今日の朝になってその潜水艇の破片が海底で発見されたとの報道があり、乗っていた5人の生存は「絶望的」だと伝えられた。
 いちおう4000メートルの深海潜水が可能な潜水艇だったそうで、今までにも何度もこの周辺を潜水していたらしいけれども、以前からこの潜水艇の「強度(特に窓の強度)」については疑念が語られていたそうで、聞いたところではこの潜水艇の運営会社の社員が「潜水強度への疑念」を上申したところ、解雇されたとという。

 だいたいこの「探索ツアー」は操縦士1人に4人のツアー客が乗り合わせてのツアーで、ツアー客の1人は「タイタニック号の研究家」で、あとの3人は要するに高額なツアー費を払える大富豪なのだという。けっこうこの「潜水探索ツアー」はそれなりに何度も行われているらしいのだけれども、専門家のあいだでは「探索回数が増えれば、海底のタイタニック号へのダメージが大きくなり、早くに海底で崩壊してしまうのでは」という危惧も語られていたという。
 まあ、海底3800メートルに沈む巨大旅客船の残がいをいつまでも永久保存するべきなのか、船の側の沈没原因はもう調べ終えているのではないのかとか思うし、朽ち果てて行ったら朽ち果てたでしょーがないとは思うし、そういう理由で「あんまり近づいてはいけません」というのは、わたしには説得力は弱いようには思う。
 しかし、ではこうやってただの「大富豪」が、財力にモノをいわせてこ~んな「潜水ツアー」に参加して、千人以上の人が船もろとも沈んだという、その船の残がいを潜水艇から見て、いったい何を思うのだろうか。それはある面で「悪趣味」とも言うのではないのかと、わたしは思ったりするのだった。もちろんそういう「大富豪」の方が「海洋学」や「船舶構造」に造詣の深い方で、そういう興味から参加されたのならわからないでもないが(1人は「タイタニック号の研究家」であられるそうだし)。

 しかし、この事故がじっさいに「水深3800メートル」で起きたのだとすると、「瞬殺」というか、まるで音速のスピードのレベルで船体はグシャッと潰れてしまうのだという。「ヤバい!」と思うよりも先に、もういなくなっちゃってるのだ。

 この日のヒッチコックマレーネ・ディートリッヒ出演の『舞台恐怖症』(1950)を観た。ヒッチコックはあとで、この作品は「映画としてやってはいけないルール破り」をやってしまった「失敗作」だと語ったらしい。ま、わたしも観ていて「おかしいな?」とは思ったけれども、そこまで「ルール破り」とも思わなかったが。
 続いては『時効警察』のシーズン3(2019)の第1話。あんまり面白くないので、マジメには見なかった。このシーズン3がこれからもつまらないようだと、見続けるのがつらくなる。