ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-11-05(Sat)

 朝起きるのがつらい。それは「まだ寝ていたい」からというのではなく、「また、何をするでもない長い一日が始まるのだ」という思い、「絶望感」に近いものだ。

 クリニックから送られて来た「診断書」に、「2年前の旅行のことを憶えていない」と書かれていて、「わたしは2年前に旅行などしてはいない」と反発したわけだったが、今日この日記で検索してみると、なんと2年前には「あいちトリエンナーレ」を観るために、ちゃあんと「旅行」していたのだった(ほんとうは一泊する予定が、台風接近のために日帰りになったようだったが)。
 これはショックだった。って、こういうことをクリニックの主治医先生に話したという記憶もないのだが、「診断書」にそのようなことが書かれていたということは、その名古屋行きのことを先生に話をしていて、そのあとにそのことを記憶していないということが、主治医先生にわたしとの面談で認識された、ということなのだろう。
 まあわたしは今でも「認知症」という診断には疑問もあるけれども、こういうところでの「記憶障害」というのは確かなことだろうとは思うしかない。

 おとといは午後から、サブスクでフレデリック・ワイズマン監督の『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』を観始めたのだけれども(むかし一度観たことのある作品だが)、観ていて途中で眠ってしまっていた。もうちょっとこう、娯楽性の高い映画を選べばよかったのに、とは思う(ほんとうは『巨大生物の島』というのを観たかったのだけれども、配信が終わってしまっていたのだった)。

 そもそも、これまでに観た映画を記憶していないということでは、この日記の「おさらい」というカテゴリーを閲覧してみると、もうほとんどの映画のことを記憶してはいないのだ。まさに「記憶障害」ということなのだが、そんな中で意外と記憶している映画もあって、それはその映画を観終えたあとで、別のこととリンクさせて憶えているような作品なのだった。
 どうもそういうあたりに「記憶」の要(かなめ)があるようにも思え、これから先の「生き方」のヒントになるかもしれない、などとは思うのだった。

 この日は、昼近くになって北のスーパーへ買い物に出かけた。朝食代わりのバナナ、そしてウィスキーなどなど。
 このスーパーでは前の週までは、千円以上の買い物をすると百円のポイントがつくということをずっとやっていて、「ま、うまく買い物すると一割引きに近いね!」という気分でもあったのだけれども、それがなんと、「千円以上の買い物で五十円のポイント」と、半額にされてしまっていたのだった。なんということだ!とは思う。

 スーパーからの帰り道、ウチのすぐそばで茶トラのネコがいるのを見た。このネコは以前、早朝にわたしが出勤で家を出たときに出会ったネコにちがいない。

     

 帰宅して昼食を取り、ネットを閲覧していると、今日と明日と、東の駅前とか手賀沼公園周辺で、「ジャパン・バード・フェスティバル」というのが開催されているらしい。
 まああんまり人が集まるイヴェントは避けたい気もちもあるけれども、このところまったく歩くことも少なくなったし、「鳥」は好きだから、散歩がてら「行ってみようか」とは思うのだった。