夢をみた。その夢でわたしは、ある大きな家での食事会に招かれていたようで、わたしは妻と娘といっしょに、そのいかにもリッチそうな和造りの豪邸を訪れるのだった。玄関口で靴を脱ぎ、その靴をしまう下駄箱が特殊というか、しまい方がよくわからない。下駄箱をのぞき込むと、中に明かりのついた奥深い納戸の中のような場所に、二段になって靴を置くようになっているみたいだ。わたしが何とかそこの家人に教えてもらいながら靴をしまっているあいだに、妻も娘も先に家の中の階段を上がって行ったようで、この夢の中でわたしは、もう二度と妻とも娘とも再会はしない(じっさいにそれが、ほんとうにわたしの妻と娘だったのかもわからない)。
宴会席へ着席すると、わたしの持参したバッグの中になぜか、「じゃがいも」だとか「タマネギ」「ニンジン」などの野菜をいっぱい入っていたのだった。そのあとわたしの座ったテーブルの上にはビニール袋に入れられた(わたしが持って来た)白菜が置かれていて、気まずい思いをする。
わたしが座った席のとなりに、知己の舞踏演出家のOさんが座られていて、しばらく話をする。わたしは自分のことを「長いこと、知人友人と会って会話した記憶がない」などと語る(これは現実にもその通りだ)。わたしは今の自分の仕事が「古本」にからんだ仕事だと説明し、仕事でも関係のある古書店の話をするのだが、その古書店は「古書会館」というビルで、わたしが話したい古書店とはちがうことに気づく(その「古書会館」のイメージがあらわれるのだけれども、そこはわたしがいつもの夢でみる、あの「迷路」のような土地に建っていたようだ)。
わたしは、わたしが話したい古書店はどこにあるのか確かめるために、持っていた手帳サイズの地図帳を取り出して調べ始めるのだが、わたしが望むような地図は見つからないのだった。このとき、わたしはいったいどこにいたのだろうか? そういう夢。
昨日一昨日と、ある意味「最悪」の日をおくったのだったが、今朝起きてみるとけっこう「元気」だ。たっぷりの「睡眠」を取った効果が出て来たのだろうか。
朝のテレビをみていると、埼玉では午後から雨になるかもという予報が出ていたもので、用心のために折りたたみ傘を持って家を出た(けっきょく雨に降られることはなく、ムダになってしまったが)。
家を出ると、ちょうど目の前の夜空に丸い月が浮かんでいるのが見えた。すぐそばに金星も見える(写真には金星も映っていたと思ったけれども、こうやってみると「どこに金星が?」となった)。
先週末、つい3日前にも月の姿を見ていて、そのときは夜の8時ごろのことだったというのに、わずか3日ぐらいでここまでに月の見られる時間が変わるものだろうかと、ちょっとおどろいた。
この日は仕事の帰りに自宅駅のそばの郵便局に立ち寄り、昨夜自宅そばのコンビニで申請が出来なかった、「マイナポイント」の「公金受取口座の登録」を行おうと目論む。
「駅前の郵便局」といっても、その駅自体が小さな駅だし、そんなに大きな郵便局ではない。中に入ると、窓口とは離れた、普段は「チラシ」などが置かれているようなスペースにノートパソコンが置かれていて、そこで申請をするようだった。「こんどは大丈夫だろう」と、そのパソコンの前にすわって手続きをはじめた。昨夜申請した「健康保険証登録」が無事に登録されていたことは確認出来たけれども、肝心の「公金受取口座登録」をやろうとすると妙なサブウィンドウが開かれ、「公金受取口座登録にはスマホかパソコンを使用してください」などという。「だからわたしはこうやって「パソコン」の前にすわっているわけだが!」と思うが、とにかくまたもや、それから先には進めない。
局員の方に「マイナポイント」の「公金受取口座登録」は出来ないんですか?と聞くと、「わたしはただ市役所の方にやり方をみせてもらっただけで、それ以上はまったくわかりません」ということではあった。‥‥ガックリである。
やはりけっきょく、自分で「カードリーダー」を買って、自宅でやらなくってはならないわけだろうか? それとももっと大きなところ、つまり「市役所」みたいなところに行けばちゃんと出来るのだろうか?
ちょうどこの木曜日には、駅前に市役所のサーヴィスコーナーのあるとなり駅に買い物に出る予定なので、そこで3度目のトライをやってみようと思う。
仮に自分でカードリーダーを買っても、7500ポイントのマイナポイントをもらった方が得ではあるけれども、そりゃあ「余計な支出」はしたくないのである。
帰り道、いつも通る跨線橋の上から東の空を見ると、何本も平行線を引いたような白い雲がなびいていて、なかなかに見事に美しかったので、写真を撮ったのだった。
今日はもうひとつ、ひとつ手前の駅で途中下車し、駅前のデパートの中の書店に、今村夏子の『とんこつQ&A』という本を求めに行ったのだった。
しかし、先週行った本屋よりはずっと大きな規模の書店だというのにいくら探しても見つからず、あきらめて帰路に着いたのだった。
これは帰宅して調べると、刊行されたのは7月の20日だったということがわかり、もう刊行されて2ヶ月も経っているのだった。
そういう「新刊情報」に疎いわたしがいけないのだが(前に買った岡田利規の『ブロッコリー・レボリューション』にしても、やはり刊行されて3ヶ月近く経ってから
知ったのだった)。
もう、これはAmazonで注文してしまおうと注文すると明日には配送されるというし、Amazonならば5パーセント分近いポイントも付くわけで、けっきょく書店で買うよりも「お得感」は大きいのだった。