ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-06-11(Sat)

 昨日、仕事を終えての帰り、いつもの自宅駅近くのスーパーに立ち寄り、相当に安く売られていた生麺仕様の「汁なしタンメン」というのを買ってみた。帰宅して適当に野菜をぶちこんで食べてみたら、かなり美味だった。「もっと買い込んで、買い置きしておいてもいいな」とは思った。
 それで夕方に映画を観ての帰り道、そのスーパーにまた立ち寄り、また「汁なしタンメン」を4袋ほど買った。もっと買い込んでもよかったかもしれない。

 このところのニュースは、とにかく物価がどんどん上昇し始めているみたいなニュースが多い。ウクライナでの紛争の影響、そして最近の「円安」動向、天候不良による一部の野菜の高値など、スーパーに行ってもいろいろなものが「高くなったなあ」と思うことが多い。
 わたしがいちばん「高くなったなあ」と思うのは、クッキングに欠かせない「キャノーラ油」というヤツだけど、以前はよく200円以下で売られていたけれど、今は店によっては400円に近い価格でびっくりする。
 あと、アルコール類などは、そもそも店によって価格が異なっているわけで、いつも「この店がいちばん安い」というスーパーで買うのだけれども、先週買ったらばシラッと値上げしていたので、「それって、値上げの空気に同調しての<便乗値上げ>なんでないの?」などとは思うのだった。こういうとき、食生活を含めて<生活必需品>ではないものが、真っ先に値上げされるのではないのかね?

 先日は日銀の黒田とかいう総裁が、「国民の家計が値上げを受け入れている」などと語って批判を浴び、昨日その発言を撤回したという報道もあった。
 受け入れるわけがない。これが、先に給与など賃金が上昇したあとのことなら、多少は「そうなるか」と思うところもあるかもしれないが、この日本の一般国民の収入は、この何十年もまったく上昇していない。こんな現状で、「物価が上がったから賃金も増加させますよ」などということになるとは、信じがたい。とにかく国は、国民の収入増加への方策を明確に打ち出してほしい。
 そんな情勢にはなっていない今、ただ商品の値上げがつづくとき、やはり少しでも安いモノを探して買おうとするのは、当然のことだろう。

 今日は土曜日。きのうブレッソンの『たぶん悪魔が』を観た映画館で、今日からはやはりブレッソンの『湖のランスロ』の上映が始まる。来週金曜日まで一週間の上映で、今日だけは午後2時ぐらいからの上映なのだけれども、明日以降は夜の6時からの上映になる(一日に一回の上映である)。
 やはり早い時間に観て早く帰って来てのんびりしたいという思いがあるので、「行くのなら今日だろう」と目論んでいたのだけれども、出かける前の時間に横になってテレビをぼんやり見ていたら、やっぱり案の定、そのまま眠ってしまうのだった。目覚めるとギリギリ間に合わない時間で、今日はあきらめることにした。観ておきたい映画なので、明日以降のどこかで夜に出かけよう。

 そんな感じで、今日はほんとうにだらけて、何もしない一日になった。午前中に「天気が崩れないうちに」と洗濯をし、残りわずかだった今村夏子の『星の子』を読み終えたぐらいで、一歩も外に出かけない一日になった。ニェネントくんもわたしといっしょに、リヴィングでずっとゴロゴロしている。そういう一日だった。

     

 『星の子』は、明日もういちど映画の方を観てみようと思う。それで感想をまとめてみたいと思う。