ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-16(Thu)

 早急にアパートの新規契約更改料を振り込まなければならない。それで、となり駅の映画館では観たいと思っている映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』をやっているし、今日は映画を観に行ってそのあと銀行に立ち寄ることにしたらどうだろうと考える。しかし映画の上映時間が11時45分からと「昼食はどうするのよ」という中途半端な時間で、それだけの理由で「やはり映画を観るのはやめようか」とも思ったのだが、その映画は来週もまだ上映してるとはいえ、この土曜日からは上映時間が変わり、終映が夜の9時過ぎになってしまう。それはいくら何でもイヤだなと思うし、けっきょくこの映画を観なければあとになって「やっぱり観に行けばよかった」と思うことになるだろうから、今日観に行くことにした。

 映画の上映開始時間の11時45分に間に合わせるには、ウチを11時ぐらいに出なければならない。それで、10時半ぐらいにラーメンで軽く食事してから出かけることにした。映画を観終えて銀行の用事をすませ、帰宅してからまた何か食べてもいい。とにかく今でもまだ、「外食」をしようという気にはなれないでいる。

 悪いけど、ニェネントくんに「お留守番」をお願いして家を出る。この日もウチの前にはいつものハクセキレイがいて、「行ってらっしゃい!」との挨拶をおくってくれた。

     

 映画館到着。お客さんの数は30人ぐらいだっただろうか。平日の昼間ということもあってか、圧倒的に年配の女性客が多い。ちょびっと予告編が流れてから本編。その予告編にわたしの好きなトニ・コレットの主演する『ドリーム・ホース』という映画があって、「観たいな」とか思ってしまう。

 映画終了。なぜか席を立ったときに「フラッ」とする感覚があり、「まだ映画館で映画を観るまでに健康になってはいないのかな」などとは思う。
 本編の感想は別に書くことにして、映画館を出る。時間は1時40分ぐらい。銀行へ行ってアパートの管財事務所へ契約更改金を振り込み、ちょっとスーパーに立ち寄ったりしたが、特に買うものもなく駅へ向かった。
 自宅駅でまた例によって近くの小さなスーパーへ立ち寄り、焼きそば麺と半額になっていた菓子パンなど買う。帰宅してその菓子パンを食べた。そのあと昨日の分の日記を書き、すぐに外も暗くなってしまった。
 夕食に、前にやはり駅前のスーパーで買ってあったレトルトカレーの「銀座カリー」というのを温めて食べた。これは今までに食べたレトルトカレーでいちばん美味しかった気がする。まだ駅前スーパーには安く売られているので、また買っておこうと思うのだった。

 夜は映画。今日はまたコーエン兄弟の作品でまだ観ていなかった作品、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を観る。これでこの次のコーエン兄弟作品『ヘイル、シーザー!』を観ると、これまで公開されたコーエン兄弟の作品は(内容を記憶してなくっても)全部観たことになるだろうか。このあとに『バスターのバラード』というのがあるのだが、これはNetflix配給作品で、今でもDVDはリリースされていないようだ。

 今日のYahoo!Newsに、2年前に名古屋の入管施設で充分な医療を受けられずに死亡したスリランカのウィシュマさんの、死の前の様子を記録した映像を閲覧したという毎日新聞記者の記事が掲載されていた。
 「病院へ」と懇願するウィシュマさんを看守は無視し、彼女が「今日死ぬ」と訴えても「大丈夫、死んだら困る。他のことを考えよう」と取り合わなかったという。
 これはもう「過失」を超えて「意図的な殺人」と言ってもいいようなことで、国の施設でこのようなことが起きたということは、この日本という国の最大の「汚点」だと思う。また、以前からこのウィシュマさん絡みのYahoo!Newsのコメントには「読むに堪えない」ようなコメントが延々と続いていて、それは今回の報道でも同じことである。
 前から思っているが、このYahoo!Newsのコメント欄は日本のウルトラ保守らの反動思想の吐露の場であり、「嫌韓」「外国人労働者への差別」「死刑制度の拡大の主張」「リベラルな報道への非難」など、「いったい今はいつの時代で、ここはどんなに野蛮な国なのか?」と思ってしまう。じっさいこれらのコメントを読んで、「そういうものなのか」と思い込んで同調する人も少なくないと思われる(先日の「宮台真司氏襲撃犯」も、わたしはそういう一人ではなかったかと思っている)。もういいかげんYahoo!Newsはコメント欄を排した方がいいのではないかと思う。