ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-06(Wed)

 勤務先の駅を降りて、勤務先へと歩くあいだに、スズメたちのにぎやかな鳴き声が聴かれるようになった。先日スズメのカップルの姿を見た場所なので、先日のカップルがまだ浮かれているのだろうか。たしかに先日カップルを見かけたのと同じ場所にカップルがいて、おそらくは先日見たカップルなのだろう。「この場所がわたしたちの新居ね!」と、他のスズメとかにアピールしているのだろうか。

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 でも今日は、そのカップルのすぐ近く、となりの信号機の柱のところに、別のスズメのカップルがいた。この二羽も「このあたりで子づくりしたいな~」というところ、なのだろうか。

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 「これから仕事」ということで歩いていて、そんな朝早くにスズメらの鳴き声がいっぱい聴こえてくるのは、気分がいい。昔から、スズメがチュンチュン鳴くのは朝早くだと決まっていて、そういうスズメが鳴く情景があれば「それは朝なのだ」ということだったと思う。

 今週は月曜日が「冬」に逆戻りして寒く、そのあとはけっこう暖かくなるよ、ということだったけれども、昨日もそれほど暖かくはならず、今日もまた「春」にはまだもう一歩、という感じだった。
 今は、通勤時間の読書に月曜日からナボコフの『ロシア文学講義』を読み始めているのだけれども、月曜火曜となかなかに難儀して、「ナボコフ先生、キツいんですけど」という感じだった。
 いちばんさいしょはニコライ・ゴーゴリの講義なのだけれども、ナボコフ先生は生徒らに「どうせ皆ゴーゴリなんか読んでないだろう?」って感じで(じっさい、当時ロクな英語への翻訳は出ていなかったらしいが)、ナボコフ自ら訳したゴーゴリの『死せる魂』の抜粋がけっこう長くつづいた。
 それがようやく今日になって、ゴーゴリが『死せる魂』第一部を執筆して以降のゴーゴリの伝記的な「迷走ぶり」がはじまり、俄然面白くなった。ナボコフ先生、絶好調であります。
 しかし、二段組みで400ページになるかという本だから、読み終えるのはけっこう先のことになりそう。

 夜読んでいる『ネコの行動学』という本にも今は難儀していて、この本の前半の第1部は「獲物に対する行動」で、ずっと「ネコ科の動物はどのようにエサになる動物を捕え、どのように食べるか?」という観察記録がつづいている。う~ん、わが家のニェネントくんは「獲物を捕らえて食べる」ようなことはやってなくって、食事は「ネコ缶」と「カリカリ」だけだしね~。
 第2部になれば「社会行動」で、ようやっと「人間との関係」とか、もっと興味が持てる話になるのだが。

 昨日書きかけた、「ウクライナからの避難民受け入れ」について、ちょっと書いておくけれども、それがたとえ20人とは言え、この日本がヨーロッパ諸国と問題を共有しているというアピールとしても迅速な処置決定で、よかったのではないかとは思うのだけれども、一方で日本は「入国管理センター」の問題をまったく解決していないままである。名古屋入管で死亡されたスリランカ人のウィシュマさんの問題は放置されたままではないのか。
 問題は名古屋入管だけではなく、関東では牛久入管でも同じようなことが進行している。
 アジアで起きている紛争から逃れようと日本に渡って来た人たちは「入国管理センター」に収容され、「これが文明国のやることか!」という、人権をまったく無視された処置を受けている。
 このような問題を放置したままで、「日本もG7の一国だからね」みたいに、ウクライナからの避難民を超法規処置として受け入れても、「非人道国家」である日本の本質は、まったく変わらないのではないのか。
 そして、もう一言書いておけば、同じアジアでの問題である「ミャンマーでの市民への弾圧」を、日本は見ないフリをつづけていいのか、ということもある。