昨日、都会からスズメの姿が見られなくなったということを書いたけど、ネットで「都心のカラスも激減」という記事も読んだ。２０年前のピーク時に比べると「７分の１」にまで減ったという。記事は「COVID-19」流行の影響で、エサとなる繁華街の生ゴミが減ったことも原因の一つだろうと書いているし、そういう生ゴミの出し方を人々も学習したのだろう。
興味を持ったのは、この調査は「明治神宮」、「豊島岡墓地」、そして港区にあるという「国立科学博物館付属自然教育園」の三ヶ所で調査したというのだけれども、特に港区の「自然教育園」での減少が目立つという。
読んでみると、その「自然教育園」には近年「オオタカ」が棲みつき、カラスの天敵になっているのだという。そんな港区とかにオオタカが棲みついているというのもおどろいたが、ちょうどこの日曜日の朝に毎週見ている「さわやか自然百景」で、横浜と町田にまたがる「鶴見川」が取り上げられていた。
その番組で、その鶴見川にずいぶんたくさんの種類の野鳥が集まっていることにおどろきもし、うちのそばの「ふるさと公園」より種類が多いな、などとも思っていたのだけれども、その中でもやはり、最近オオタカが棲みつくようになったと言われていて、そんなオオタカがカラスを追い回す映像も紹介されていた。
だいたい、カラスっていうのは都会の野鳥では生態系のトップにいて、普通には「天敵」などいないのだけれども、そこにオオタカが来て、そりゃあカラスはびっくりして逃げるわけだ。
「オオタカ」と言えば、実はウチの近く、となり駅で乗り換えて２つ目に「流山おおたかの森」という駅があり、それはその駅の近くの森林（そんなに大きくはないらしいが）にオオタカが棲息しているゆえの駅名だという。
このあたりでは環境もいい駅としても知られていて、駅の近くには大きなシネコンもあるらしく、わたしもいちど出かけて行って、その「オオタカが棲むという」森にも行ってみたいものだと思っているのだけれども、いまだに果たせないでいる。
今日はワクチンを接種した翌日で、仕事も休んだのだが、朝起きてもさほどにワクチンを接種した腕に痛みもなかったし、体温も平熱だった。特に体調が悪いというようなこともなく、「な～んだ」という感じだったが、夕方になってまた体温を測ってみると、７度３分あった。「おや」という感じはしたが、やはり体調に変化はない。ひょっとしたらこれから、明日の朝にかけて「副反応」がやって来るのだろうか。ちょっと、念のために明日も仕事を休もうかとも考えたけれども、明日起きてからの様子をみることにした。
午後から、「Amazon Prime Video」で、先日半分まで観ていた『曖昧な未来、黒沢清』(2002)を観た。これは黒沢清監督の『アカルイミライ』撮影時を追ったドキュメンタリーで、監督は藤井謙二郎。黒沢監督の演出手法とか映画感を知れて面白かったが、わたしはその肝心の映画『アカルイミライ』についてほとんど記憶していないので（クラゲが出てくる映画だった）、このドキュメンタリーについてこれ以上書くのはやめておこう。
それでそのあと、ルイス・ブニュエル監督のメキシコ時代初期の作品『忘れられた人々』を観た。わたしはブニュエル監督の映画をあまり観ていないので、もっともっと観てみたい。
そのあとまだ時間があったので、イギリスのＢＢＣ製作の猫ドキュメンタリー、『密着！ ネコの一週間』(2013)というのを観た。
イギリスのとあるのどかな田舎町、そこで飼われている５０匹のネコにＧＰＳ装置を付け、それぞれの一日の行動を一週間、徹底的に調べるのだ。そして時には首からカメラをぶら下げさせ、ネコが何を見ているかを記録するのだ。
どうやら「車」がひんぱんに通行するような大通りもないような町で、ネコたちはみ～んな「外飼い」みたいだ。だからこそのこの調査。
どうもネコは牛小屋周辺に出入りして、やはりネズミを捕えているのではないかと推測されたが、この件は確証はなし。意外と、よそのウチにちゃっかり入り込み、そのウチのネコのために出されているごはんを毎日のように食べに来ていたネコがいたり。
面白かったのはそんなネコたちの「縄ばり意識」で、毎日の「お散歩コース」がバッティングする二匹のネコでは、一匹が出歩いている時にはもう一匹はウチで「お休み」していて、外で互いにかち合わないように自然とタイムシフトしてたりと。
まあ９年前のドキュメンタリーだから、ネコに付けられるＧＰＳやカメラもちょっとデカい。わからないけれども、ネコたちもうざったく思っていたのじゃないだろうか。でもさすがの、ＢＢＣ製作の「動物モノ」ドキュメンタリー、ではあった。
それでこの日の夕食も、またまたブロッコリーを使って。今日は白菜と豚肉とブロッコリーとを炒めた。出来立ての写真を撮ったので、湯気がじゃまをしてか、ピンボケになってしまった。
