ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-02-09(Wed)

 天気予報では、明日から明後日にかけて、このあたり南関東でもかなりの雪が降り、積雪も5センチから10センチぐらいになるのではないかと言っている。「5センチから10センチの積雪」というのは、ちょうど先月、お正月明けのけっこうな積雪と同じようなものだ。それはヤバいなと思う。
 しかし、スマホを見ると明日の天気の予報で時間ごとのモノも出ていて、それによると明日の午前中は雨か雪で、午後はずっと雨、それが夜になってから、特に深夜には雪になるような予報だった。
 こういう予報を見ると「これはきっと、積もったとしてもシャーベットみたいな水気の多い雪だろうな」と想像できる。先月の雪は、降り始めたときから気温も低く、乾いた地面の上にダイレクトに雪が積もり始めたわけだったけれども、明日の雪が予報通りになるとすれば、いちど雨で濡れた地面の上に雪が来るわけで、こういう雪は湿った地面の湿気を吸って、まずはなかなかに積もらないわけだし、それを超えて積もり始めてもべちゃべちゃの雪になるだろう。そういう雪はたとえ10センチとか積雪しても、雪がやんだあとはあっという間に融け去ってしまい、先月の雪のようにしばらくはアイスバーン状態で融け切らないでいるということもないと思う。
 こういうのはわたしの憶測でしかないが、雪のあとに外を歩くのに難儀するようなこともないと思う。それに今回ラッキーなのは、たとえ明日の午後とか夜に雪になって降り積もっても、明後日の金曜日は祝日でわたしの仕事も「お休み」なわけで、そりゃあ一歩も外に出ないで過ごすこともできるわけである。

 偶然に、8年前、2014年の今日の2月9日というのは、南関東でも何年振りかという積雪を記録した日だったことを思い出した。わたしはそのときは茨城に住んでいたのだけれども、たしか20センチぐらいの積雪があり、ウチのそばの駅の前に「除雪車」が出動しているのを見たのだった(生まれて初めて見た「除雪車」だった)。
 古い写真を探ると、その8年前、わたしは「あまりに外にあふれている」外の雪を室内に持ち込んで、雪で「ニェネント像」をつくったりしたのだった。

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 この「ニェネント像」はそれこそ「ちゃっちゃっ」と短時間につくったのだけれども、思いのほかにうまく出来上がり、「わたしゃ<彫刻家>になるべきだったか?」などと調子のいいことを思ったのだった(それであとになって紙粘土を買ってきて何かつくろうとしてみたのだけれども、「いかに自分に才能がないか」ということを思い知っただけだった)。
 きっと明日とかに積雪があったとしても、こういう「雪像」をつくることは不可能だろうと思う。

 ネットとかの報道を見ていると、「明日は雪でヤバいよ!」というような報道にあふれている。これは先月の雪のとき、予報では「ひょっとしたら雪になるかもしれない」「積もってもうっすらと、1~2センチぐらい」と言ったのに、けっこうな積雪になって首都高とかたいへんなことになってしまったことの反省というか、「あの轍(わだち)を二度と踏むまい」という意志のあらわれなのだろうと思った。おかげで、(じっさいに見たわけではないが)皆が「買出し」「買占め」に走り、スーパーなどの棚はすっかり品薄になってしまったという。わたしもニュースのコメント書き込みとかを読み、じっさいに数日分の食料を買い込み、「米」まで買いましたよ、というようなコメントを読んだ。
 まあちょうどその人んちではお米がなくなっていたのかもしれないけれども、例えば「オイルショック」でトイレットペーパーを買いあさり、「COVID-19禍」でマスクを買い占めようとする、そういう人々の浅ましい衝動をまたまた知ったような気になった。
 と言いながら、わたしは仕事の帰りに自宅駅前のスーパーに立ち寄り、「白菜」をまるごと一個買ってしまったりする。うん、最近は「白菜とブロッコリーのクリーム煮」がとっても美味しいよね、と思っているところでもあり、いっしょにブロッコリー(できるだけ茎の部分のデカいヤツ)を買い、この週末はまた「白菜とブロッコリーのクリーム煮」をつくろうかと思っているわけだった。
 今はジャガイモやタマネギはちょっとお安くないが、白菜、大根、そして長ネギはめっちゃ安い。こういうモノを活かした献立を考えて、この寒い冬を乗り切りたいですね。

 というわけで、今夕の夕食の献立は「白菜と豚肉の炒め煮」というメニューにした。いっぱい出来たので、残った分で明日の昼食もいけるだろう。

 帰宅してテレビを見ると、「冬季オリンピック」でアルペンスキーの「女子回転」をずっとやっていた。わたしは「アルペンスキー」を見るのは大好きで、こういう競技を見れるのはオリンピックをおいてほかにない。本当は「大回転競技」の方が好きだけれども、「回転競技」もいい(「滑降」だってスリリングでいいけれども、見ていてもおっかないよね)。真っ白な雪と青い空。この対比も美しい。ほんとうはナチュラルな山の中での競技で、そんな木々の木立との対比もいいのだが、今回はあくまで人工的なコースでの競技。ちょっと残念だけれども、とにかくは空は抜けるような美しい青空で、見ていても爽快な気分になる。
 冬季スポーツは、こうやって一人一人が競技にトライして前の選手の記録に挑んだりして、前に競技を終えた選手は「自分の記録が抜かれるかどうか」とか、ハラハラしながら見るわけだろう。滑降してコースアウトする選手も多いのだが、見ているとそのひとりひとりの滑降にドラマを感じとれる気がする。夏のスポーツにはない「面白さ」だと思う。