ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-20(Wed)

 今日は20日。毎月「20日」というのは、駅の向こうのドラッグストアで、某ポイントカードのポイント数が1.5倍されて使える日なのである。このポイントカードのポイントはいろんな店でプラスされるので、けっこう貯まったりする。まあ個人の買い物情報がしっかりとどこかで記録されるわけだけれども、直接に被害があるわけでもないから気にはしない。今は2000ポイント貯まっているので、今日買い物に行けば、そのポイントを使って3000円分の買い物ができる。「では使わせていただきましょう」と、仕事の帰りにぐるりとまわってそのドラッグストアに行くことにした。
 ついでに、そのドラッグストアから最近よく行く公園とはすぐ近くになり、家への帰り道にもなるから、買い物のあとはその公園の中をつき抜けて帰ろうと計画した。仕事の帰りにそうやってぐるりとまわって、公園を通って帰るというのも、なかなかいい考えだと思い、これからときどきやってみようかと思う。

 まずはドラッグストアへ行き、食パンやもやし、厚揚げ、ハンバーガーパンなどを買う。このドラッグストアは意外と近郊ではいちばん安値で売られているものもけっこうあって、食パンもそんなひとつだ。もやしもけっこう安い。あと、しょう油の1リットルボトルが128円とかで売られていて、それはあまりに安いので気味が悪くてなかなかに手を出せない。先日しょう油を切らせてやはりこの店で買ったのだが、「もうちょっと価格が上のモノにしよう」とか自己規制して、178円の減塩しょう油とかにしたのだった(こうやって、ド外れて安いものを買うのを避けようとしてしまう気もちは面白い)。
 あとウィスキーとかも買って、トータル1500円ぐらい。ポイントとして1000ポイントほど引かれ、まだあと1000ポイント残っているので、また来月の20日にはやはり1500円の買い物を現金を使わずにできる。

 ドラッグストアからちょっと裏道に抜けると、すぐに公園につながる川べりの道に出る。ちょっと歩いて横断歩道を渡ると、もう公園の園内に入ってしまう。
 昨日は縮み上がるほど冷たい北風に吹きつけられたけれども、今日はそういう風もなくって陽射しが暖かい。川べりにはいつものようにオオバンたちがいっぱい群れているのだけれども、今日は前に来たときには見られなかったマガモの姿がけっこう見られた。ちょうど、子ガモが親らしいカモのそばを泳いでいるところをみつけ、カメラを向けたらピョ!とおしりを持ち上げて、水中にもぐってしまった。「すぐにまた姿を見せるだろう」と思って待ったけれども、子ガモといえども潜水時間はけっこう長時間。やっと浮かんできたと思ったら、ものかげのカメラからは死角になるところに出現したのだった。
 マガモというのはけっこう家族単位で動くのか、こちらは草かげでまどろむ、つがいのマガモの姿。

     f:id:crosstalk:20210120125347j:plain:w500

 今日も、この公園の「華」のコブハクチョウが優雅に泳いでいた。まわりにはオオバンたちがいっぱいだけれども、ハクチョウの左うしろで泳いでいるのはマガモだ。みんな仲が良さそうだが。

     f:id:crosstalk:20210120125632j:plain:w500

 ちょうどユリカモメの一隊が飛んできて、水辺に舞い降りたところだったのだが、左上の逆立ちしているような一羽はどうなってるのか、半身水の中にもぐっているのか、ただ水面に影が映っているだけなのか(だとすると実像にしか見えない下半身のことがわからない)、まったく謎の写真になってしまった。

     f:id:crosstalk:20210120125724j:plain:w500

 今日は天気もいいし、ひょっとしたらカワセミの姿が見られないだろうかと、茂みとかにも目をこらすのだけれども、やはりその姿は見られなかった。

 公園の出口を出て帰り道、城跡の手前の農家で、いっぱい干し大根をやっているのが目に入った。こういうのは「たくあん漬け」用なのだろうか。今は寒いから、おいしい、味の濃い干し大根になるんじゃないかな。

     f:id:crosstalk:20210120131158j:plain:w500

 帰宅してみると、駅に到着してから約1時間経っていた。買い物していた時間もあるし、公園の中では立ち止まったりゆっくり歩いたりだったから、こんなものだろう。また、「公園経由で帰る」というのはやってみよう。

 帰宅して、昼食に「焼きそば」をつくってテレビをつけると、国会中継をやっていた。今日は「代表質問」で、立憲民主党の枝野代表が質問をしているところだった。代表質問だからそこまでに詰めた質疑応答があるわけでなく、スカ首相もおざなりのスカスカの答弁をするだけである。
 びっくりしたのは次の自民党からの質問に、二階幹事長がしゃしゃり出てきたことで、まあ質問してるんだかスカ首相に賛辞をおくってるのかわからない。というか、手元のでっかい原稿をめくりながら読み上げ、スカ首相以上にぼそぼそとつぶやくばかりで、何を言ってるのかわからない感じ。原稿をマイクにぶっつけて大音響をひびかせたりするわけだが、後半にはもう「この人、このまま倒れちゃうんじゃないかな」みたいに生気がなくなり、見ていてもヤバいのだった。
 まあ二階幹事長はおとといのスカ首相の「所信表明演説」を「立派な演説だった」と賛辞をおくったというから、「そりゃああなたの演説よりは立派だっただろうけれどもね!」とは思う。

 けっきょくスカ内閣が「COVID-19対策」でやろうとしているのは、「<罰則>をともなった規制」ということで、例えば「入院勧告に従わない感染者」は一年以下の懲役、または100万円以下の罰金」などという<刑事罰>なのだ。このことには現実には入院したくても病床の空きがなく、入院できなくて自宅療養をしていて亡くなられた方々の存在が相次いで報道されていて、「何をか言わんや」という「対策」である。
 つまりやはり、このスカ首相という男の本質はファシストであって、権力によって国民を、個人主義を抑え込む<圧政>こそをやりたくってしょうがないのではないだろうか。福祉はどこまでも切り捨てようとしているのだろうし、彼を構成する細胞のひとつひとつまで汚れ、腐りきっているのだ。
 この仲間が二階幹事長であり、麻生副総理ではある。野党はこの国会でこの三人を追い詰め、国民皆に「もう自民党は絶望的だ」と知らしめてほしい。

 さて、昨日のことだが、わたしのケータイにケータイ番号宛の奇怪なショートメールが届いていた。
 「ご本人様不在の為お荷物を持ち帰りました。ご確認ください。」という文面と、URLアドレスとが書かれているだけなのだが、郵便受けをチェックしても「不在通知書」なども入っていなくって、「不在通知書」を投函せずにショートメールでだけ「荷物を持ち帰りました」などと言ってくるわけはない。そもそもそのショートメールが出されたのは昨日の午後3時ごろで、わたしは昨日は午後はずっと在宅していたわけだし、そんな荷物が届く予定も今はないのだった(例えば「書留」みたいなものであれば、それこそ「不在通知書」なしですませることなどあり得ない。
 おそらく、そのショートメールに書かれたURLをクリックすると、エラいことになってしまうのだろう。何かの「詐欺」を企んでいるのか、その前に「個人情報」を収集しようとしているのか。
 ちょっと検索してみると、日本中で同じ文面のメールを受け取っている人が多数存在するようだった。
 今はまた偽Amazonから「あなたのクレカが使えなくなってます。ご確認下さい」というような例のメールがいっぱい届くようになっているし(今回のショートメールもこの変種だろう)、何だろね、とは思うのだった。

 今日は、読んでいたマッカラーズの『心は孤独な狩人』を一気に読み終えた。そして、ちょっと泣いた。
 明日からはいよいよ、ジョイスの『ユリシーズ』を読み始めるのだ。気もちがビビるのである。
 それと、並行して読んでいる『世界動物発見史』があまりに面白いので、同じヘルベルト・ヴェントという人の書いた『物語世界動物史』という本の存在も発見し、注文してしまった。しばらくは、「動物」三昧の日々にもなるか?