ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-09(Sat)

 今日からは3連休。わたしの場合は、来週の金曜日も国立のクリニックへの通院で休暇を取得しているので、火曜日から3日間出勤するとまたも3連休ということになる。もちろんこういう時期ではあるし、「お出かけ」しようとは思わないのだが、国立への通院も「行きたくないな」という気分が強い。ただ今回は昨年の退院以来初めての「脳波検査」があるので、やはり検査を受けておきたいとも思う。
 あと、最近になって、東京で『古代エジプト展』をやっていることを知り、エジプト美術好きとしてはやはり観たい気もちはある。せめて図録だけでも入手したいものだ。それでネットで調べていると、上記の展覧会は「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵」になるものの展覧会で、4月4日までの会期なのだけれども、そちらが終わった4月16日からは、「ライデン国立古代博物館所蔵」での、同じ『古代エジプト展』が開催されるという。今年はエジプト・イヤーなのか。
 できれば3月までにCOVID-19禍も終息していただいて、どちらの展覧会も行くことができるようになればいいと思う。まあ「展覧会」というものはわたしの認識ではそこまでの「感染リスク」は高くないだろうとは思っているので、感染リスクもある程度のラインを割ったならば出かけてもいいのだけれども。

 12月の金銭出納帳を計算し、支出の内訳を出した。また11月に比べての支出は8千円ほど増加してしまったのだが、だいたいの理由は年末特有の支出と理解できるものだった。ただ、主食にかけた支出はずっと大きな変化はないのだけれども、それ以外の「おつまみ」とかスナック類などの食費は増加しつづけている。10月もけっこう多かったのだけれども、12月は11月の倍の支出になってしまった。このあたりの支出の増加は、ちょっと考えるべきところだろうとは思う。ただこの1月もすでに、「お正月特有の浪費」があり、あんまり結果に期待できるものではない。

 今日は寒い。「冬」とはこんなに寒いものだったか。昨日の暖かさがなつかしい。午前中からベッドの布団にくるまって本を読み、そのまま寝てしまい、昼食(スパゲッティ)をつくって食べたあとはまた布団の中にこもり、また長い時間眠ってしまった。まさに「巣ごもり」の一日。ニェネントくんとの「楽しい一日」ではあった。

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 ネットの通販サイトで、「買わなくっちゃな」と思ったショルダーバッグを検索してみたが、けっこう安いのがいろいろとあって、「果たしてわたしはなぜ、前回に今のショルダーを選んでしまったのだろう?」と思うのだった。どうもわたしは、「参考価格」として掲示された価格に対して、1万円以上安い価格にだまされたようだ。それと「ユーザーレビュー」にもだまされた(ショルダー部の不具合を書いているレビューはあったのに)。以前には中国製のデジカメ(子どものおもちゃみたいな商品だった)を買おうとしてすったもんだやっているわけだし、けっこうわたしはいまだに、だまされやすい精神構造の持ち主のようだ。もういちど、「詐欺」に会わないように気を引き締めるべきだろう。

 「詐欺」というのではないが、アメリカではトランプ現大統領に扇動された(といっていいのだろう)トランプ支持者がワシントンの連邦議会議事堂に乱入し、死者の出る騒乱になった。ここまで選挙での敗北を認めずに大統領の地位にしがみつくトランプという男は、もはや「狂人」の類(たぐい)だろうし、彼の支持者は「狂信者」であろう。
 ここで笑えるのは、先日東京でも日本人らによる<トランプ支持>のデモが行われ、千人もの参加者があったということ。トランプは「白人至上主義者」であり、かつて記者会見で日本人記者をバカにしたことを知らないのか。こういった日本のトランプ支持者の発言は、ヤフーニュースのコメントで読むことができたが、彼らに共通するのは「陰謀論」であり、「マスコミは真実を伝えていない」という考えである。この考えはもはや、現実がどうあろうとも「オレの考えこそが正しい」ということに帰結する。「ニュースはこのようなことを語るが、すべてウソの<陰謀>なのだ」と突っ走れる。
 日本の問題で考えれば、誰がみてもスカ首相があまりに無能・無策なので「マスコミは真実を伝えていない」などという声も起こりようがないのだけれども、何かがずれてしまえば、日本でも首相への狂信者が生まれないとも言えない(安倍前首相のときに少ないがそういう支持者はあった)。
 スカ首相はもういくらも持たないだろうし、今の自民党には日本の右派を熱狂させるようなカリスマ的存在はいないから、今はそういう心配はいらないだろう(わたしがイヤなのは、実は「れいわ新撰組」だったりするが)。

 そのスカ首相は昨夜テレビに出演して、「緊急事態宣言」について話をしたらしい。そもそもインタビュアーはまず、「お忙しい中でおせち料理など味わう時間はおありだったのでしょうか?」などとへりくだった言質を語ったみたいだから、そこからして「なんやねん?」ということだったらしいが、スタジオからの質問で「1か月やってみて、結果が今一つ出なかったら、対象拡大ですとか、延長した時にもうちょっと内容が厳しくなっていくとか、そういうこともあるんですか?」という<ごく常識的な普通の>質問をされたとき、このスカ首相は「仮定のことは考えないですね。とにかく1か月、国民の皆さんにご協力をお願いしていますから、ご協力頂いたら必ず目的を達成できるように、ありとあらゆる方策をしっかりやっていきたいと思っています」と答えたという。
 つまり、「わたしはな~んにも先のことなど考えないよ、ただ、国民はわたしの言うことに協力するだけだね」と投げ捨てているのである。「緊急事態宣言」がうまく行かなかったら、それは「国民がちゃんと協力しなかったからだ」とも言っている。こ~んなことならば、もしも庭の地中にもぐるミミズに言葉をしゃべることができるなら、同じことを言えるだろう。
 今、日本の首相官邸の首相の椅子には、巨大なミミズが座っている。これは「悲劇」なのだろうか、「喜劇」なのだろうか?