ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-08-15(Sat)

 土曜日。今週の「ウィークエンド サンシャイン」は、今から50年前、1970年の特集だった。わたしが当時聴き親しみ、よく知っている曲が多くオンエアーされたのだけれども、50年前はといえばちゃちなスピーカーのラジオ(もちろんステレオではない)で聴いていたわけで、今こうやってそれほど高性能ではなくても音の良いコンポ(去年買い替えて、それなりにグレードアップされている)で聴くと、「こんな音だったのか」と驚く曲が多い。特に冒頭にかかったマンゴ・ジェリーの「イン・ザ・サマータイム」(この季節にお似合いの曲か)、それにスライ&ファミリー・ストーンの「サンキュー」など、新鮮な思いで聴き惚れてしまった。

 今日は、米を買いに買い物に出たい。今日もまた酷暑の一日になりそうだが、早い時間に出かければまだいくらかましだろうと思い、9時ちょっと過ぎに家を出た。今日もまた、電車に乗ってふたつ先の駅の前のスーパーで買い物をするつもり。
 駅に行く途中、また「ヤマボウシ」の実が赤くなっているのが目にとまったが、その形が何となく、「COVID-19ウィルス」のように見えてしまった。

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 駅に着いたらうまい具合にすぐに電車も来て、スムースに目的のスーパーに到着。白米やバナナ、そしてこのところ消費量の多くなった「めんつゆ」などを買う。
 このスーパーも「セルフレジ」を導入しているのだけれども、ここのセルフレジは「完全セルフレジ」というか、客が商品のバーコードもレジに読み取らせて精算するシステム。ぜんぶ客がやる。それで「そういうの、ちょっと苦手」という人は一般のレジに並ぶのだけれども、一般レジに行列ができていても、このセルフレジはだいたいすぐに精算できる。
 わたしはこのセルフレジがけっこう気に入っていて、商品のバーコードを「ピッ」と読み取らせるのがなんだか面白い。バーコードを読み取りにくい商品もあるのだが、「こういうところで店員さんはイラつくのだろうな」と思ったりする。お疲れさまです。商品にさわるのもお金にさわるのも全部自分だけなので、今のCOVID-19対策としても優良なのではないだろうか。今まで操作がわからなくなったりトラブったりしたこともなく、わたしはこのスーパーのセルフレジ操作の優等生であろう。以前は酒を買うときには操作がストップし、店の人に買う人が18歳以上だと確認してもらわないと先に進めなかったのだけれども、今はそういうやり方もやめたようで、スムースに行く(4台のセルフレジを、ひとりの店員が目を光らせて監視しているのだ)。

 米は持参したバックパックに入れて、その他はトートバッグに入れて「真夏の買い出し」も終わり。さすがに来たときよりも気温の上がった外世界を、重い荷物をしょって帰宅。もう今日は一歩も外に出るのはよそう。

 昼食は炊飯器に保温してあるご飯とキムチとかでちゃっちゃっとすませ、USBにエアチェックした「ウィークエンド サンシャイン」をまた聴く。
 今はもうずっとコンポにUSBを差し込みっぱなしで、土曜日になると放っておいてもエアチェックしてくれる。USBには相当長時間録音できるので、まだまだ放置していてもだいじょうぶだろうけれども、この頃はエアチェックしてもあまり聴き返すこともしない。「もう聴かない」という回は消去してしまえばいいのだけれども、今日の「1970年特集」は保存版だろうか。
 音楽を聴きながらハイスミスの『イーディスの日記』の下巻を読むのだが、いろいろと邪念が入って、スイスイとは読み進められない。Amazonに注文してあったニェネントの固形食(カリカリ)、ナボコフの『透明な対象』、それと絵本の『ビロードうさぎ』とが到着した。

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 夕方からはまた「GYAO!」の無料配信で、パゾリーニの『奇跡の丘』を観た。わたしが映画をいろいろと観始めた頃に映画館で観た映画で、それ以来の鑑賞だと思うが、イエスが絶命するときに叫び、それに合わせて地面が揺れ、建物が崩壊するというシーンは記憶に残っていた。