Stay Home39日目。日の移り行くのが早く感じられるようになっている。一日のうちにやりたいことがあれこれとあって、考えていても出来ないでしまうことも多い。かなり無駄な時間も過ごしてはいるわけだけれども、一日の過ぎるのが早く、もっと一日が長くならないものかと思ったりする。
前にはなかなか集中できなかった読書もようやくペースをつかめるようになったというか、それなりの時間を読書にあてられるようになった。しかしとにかく部屋にはまだ読んでいない本もたくさんあるし、すでに読んだという本も、記憶障害のあとはもう記憶に残っている本もあまりなく、つまり部屋にある本はほぼすべて、「未読の本」といってしまえる。これは相当な量で、残りの生きられる時間でとても制覇は出来ないだろうという気もちはもっている。できる限り読みつづけたいが、「乱読」ではなく、ある程度系統づけての読書にしたいという気もする。しかし今はどうも「乱読」気味だろう。
今日は阿部謹也の『「世間」とは何か』を読み終えた。一冊読み終えると、次は何を読もうかということになるが、『知の考古学』を少しずつ読んでいるのにプラスして、何か読みやすいものをもう一冊読み進めたい。
午前中に買い物に出て、食パンやたまご、その他を買い込む。スーパーの棚にまだ小麦粉などは戻って来ていないし、パスタの売り場には「一人一袋にして下さい」と書かれている。皆が「緊急事態宣言」を受けて買いだめをした結果だろうけれども、トイレットペーパーやティッシュも一時は店から消えていた。
わたしは前にも書いたかもしれないけれども、９年前の東日本大震災以来、食糧や生活必需品は余裕をもってストックするようにしている。食パンは、味が落ちるのかもしれないけれども、冷凍庫にいつも４斤は保存している。以前は８斤ストックしていたけれども、このところ肉類などのストックが増えてしまって入りきらなくなってしまった。肉類はちょっと買い込みすぎかとも思えるけれども、一回ストック量が増えてしまうとその量を減らさないように買い足してしまう。レバー肉、鶏肉、豚肉そして牛肉、そしてひき肉と。その他、餃子とか干し魚なども冷凍庫にストックされている。
あとは普通に冷蔵しておく野菜とかで、青菜類などはあまり保存できないから普通の量だろうが、タマネギとジャガイモは相当量のストックがある。調味料、今はちょっとマヨネーズやケチャップなどのストックが貯まりすぎ。缶詰類は一時はかなりストックしてあったが、缶詰の味付けは塩味が強すぎ、わたしの好みに合わないので今はあまり買わない。インスタント食品もあんまりストックしないが、インスタントラーメンはいつも一袋はキープするようにしている。今はそれにプラスして好物の「マルタイラーメン」のストックがある。レトルトパックの白米も５個はキープするようにしていて、ご飯を炊くのがめんどうなときにちょっとずつお世話になる。それとパスタは１キロのものが２～３袋ある。これだけあれば、ガス水道電気さえ問題なければかなりの期間やっていける。
別に人々のことをどうこう言うつもりはないが、やはりあの震災でスーパーからものがなくなったとき、「これからは普段から、ある程度食糧などのストックをしておこう」とは思わなかったのかな？とはちょっと思ったりはする。
午後から、YouTubeでライヴ配信されていた国会中継、衆院内閣委員会の「検察定年法案」の質疑をみた。問題にされている質疑だが、ＮＨＫは中継をしない。YouTubeのライヴ配信はわたしが見始めたときで２万人を超える視聴があり、マキシマム５万４千ぐらいになっていた。
この日は森法務大臣も質疑に出席していたが、立憲の議員、共産党の議員の質問にまともに答えず、まるで「質問に素直に答弁すると死んでしまう」病にかかっているようだった。その前に答弁に立った武田行政改革担当大臣という人物の答弁もひどく、けっきょく野党が武田大臣の不信任案を提出し、この日に採決されることはなく持ち越しになった。
この法案には検察庁内部からも疑問が提出されたようだし、とにかくは民主主義の根幹が危うくされる法案だろう。日本はどんどんと「民主主義国家」を捨て去りつつあるのだろうか。
今日は買い物に出たときに、珍しく２匹の野良ネコに出会った。外でネコに出会うと気分が良くなる。カメラを持って出ていてラッキーだったが、シャッターチャンスは短い。ちょっとピンボケだ。
今日もニェネントは出窓に上がって外を眺めていた。出窓の上で、背中をまるめて前足を伸ばし、グ～ンと伸びをしていた。
