ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-02-22(Sat)

 今日は2020年の2月22日、「令和」という元号は使いたくないけれども、そっちで言っても「令和2年2月22日」と、「2=にゃん」の、にゃんにゃんづくしの「ネコの日」なのだそうだ。
 まあニェネントに特に「お祝い」とかしてあげるわけでもないが、買ってあった「ちゅーる」をおやつに出してあげるぐらいのこと。

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 わたしはといえば、昨日観た文楽公演の余韻に浸り、買った鶴澤清治のCDとかを聴いて一日がすぎてしまう。
 そして、今日は危ういところで火事を出すところだったかもしれない。

 午後から「ゆで卵」をつくろうと、鍋の中に卵を入れてタイマーをセットしておいたのだけれども、そのことを忘れてしまって昼寝してしまった。
 わからないけれども30分以上は寝てしまったのだと思う。目覚めたとき、妙に部屋の中が煙っぽく、すっかり「ゆで卵」をやっていたことも忘れていたわたしは「どうしたことだろう」と、しばらく事態がわからなかった。
 しかし、キッチンのガスレンジにのせた鍋の中に「卵」が転がっていて、まだガスの火はついたまま。ここでようやく事態が飲み込めたのだが、もちろん鍋の中の水気はすべて沸騰して消えてしまっていて、半分黒焦げになってしまった卵が中に転がっていた。あわてて火を止めて、その雪平鍋の把手を手に取ると、根元で焦げてしまった把手はポロリと鍋から離れてしまうのだった。
 「やれやれ、鍋はダメになってしまったな」と思っていたら、しばらくしてキッチンで「パン!」という音がした。「どうしたんだろう」と思ってキッチンへ行くと、キッチンの上の収納から液体が垂れているのだ。
 収納を開けて中をみてみると、保存してあったミカンの缶詰が開いてしまって倒れていて、そこから中がこぼれているのだった。
 つまり、プルアップ式だった缶詰のふたの部分が内部の温度の上昇での膨張に耐え切れず、吹っ飛んでしまったらしい。これはびっくりした。
 いちおうその収納の部分をチェックしたが特に熱くなっているとか焦げているとかいうこともなく、これはどうやらガスレンジの火でけっこう急速に温められてしまった缶詰が、火を消されたことでこんどは急速に冷やされてしまい、その急激な温度差で「パ~ン!」となってしまったようだ。まあ「火事」になるような案件ではなかっただろうが(昼寝が何時間も続いていたらどうなったかはわからないが)、「そういうこともあるのだ」と、驚いてしまったのだった。

 さて、長年愛用してきた雪平鍋が、ついにダメになってしまった。この雪平鍋は数年前に100円ショップで買った安物で、バランスが取りにくいとかいろいろ不便なところもあったけれども、とにかくは長く使った鍋。前にも書いたけど、わたしは「物神」というものを信じているというか、長く愛用した家具調度品には、それを使ってきたわたしの魂というのか、精神が宿るというか、そういうものが伝染するような気もちを感じる。前に長く使った炊飯器がぼろぼろになって、「もはやこれまで」と捨てるときには涙が出たものだった。今回も、ちょっと「今までご苦労さん」という気もちになったのだった。