ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-07-16(Tue)

 また今日から仕事の日々が始まる。けっきょく3連休は風邪ということもあって、寝てばかりの三日間になってしまった。おそらく一日平均12時間ぐらい寝ていたのではないかと思う。昨日も7時を過ぎたらすぐにベッドへ行って寝てしまった。あまりに早く寝たので夜中に目が覚める。時計を見るとまだ12時をちょっと過ぎたところ。また寝るがまた目が覚める。時計は3時になっている。ありがたい、あと1時間寝ていられる、と思う。それでまた眠り、次に目覚めると3時40分。ああ、もうあと20分しか寝ていられないのかと思う。睡眠というのは好きなだけ取って、「もういいかげん起きようか」というときになって起き出すような生活がいい。「何時から仕事だからそれに合わせて何時に起きなくてはならない」という生活は快適ではない。
 「あと20分でも眠ることにしようか」と目を閉じるけれども、もうだいたい目覚めてしまっているというか、「20分眠ってもしょうがない」みたいな気分もある。けっきょく、ほんとうのところは仕事に行きたくないのだろう。布団の中でうじうじしているとそのうちに3時55分とかになり、「これ以上布団の中にいてもしょうがない」と布団を抜け出す。風邪の具合はもうほとんどどうってことないのだけれども、ときどき咳が出て、鼻をかむと腐敗した色のヌルッとした鼻水がティッシュにこびりつく。リヴィングに行くと、窓越しに外で雨の降っている雨だれの音が聴こえる。雨の中を出かけるのは嫌だと気が滅入る。でもこの日は、先日コンビニで買った700円の折りたたみ傘の本格デビューになる。新しい傘に気もちを預けて、いつものようにニェネントに「お留守番お願いね~」とあいさつして部屋を出る。

 体調も悪くなく仕事を終えて帰るのだが、この日は帰り道にひとつやってみたいことがある。それは、自宅駅からふたつはなれた駅(ときどき帰りにスーパーに立ち寄る駅)に、そのスーパーとは反対側の駅のすぐ前にLAWSON100の店があることがわかって、そこがもうすぐ閉店してしまう自宅そばのLAWSON100と同じような品揃えかどうか確かめて、使えるようだったらときどき仕事の帰りに立ち寄ってみようという目算なのだ。
 その駅に到着して階段を上がって改札を抜け、また階段を下りて外に出ると、ほんとうに目の前にその店があった。まだ雨は降っているが、傘をささなくても平気なぐらいに近い。店に入ってみると品揃えはまさに自宅近くの店舗と同じだし、賞味期限が迫った商品は値引きシールが貼られている。お気に入りの、2個入って100円の「冷凍野菜かき揚げ」をいっぱい買って帰った。ちゃっちゃっと買い物して駅に戻ったので、さっき降りた電車から10分後に来た次の電車に、余裕で間に合ったのだった。
 帰宅して、買って帰った「野菜かき揚げ」をレンジのトースターで温めてというか焼いて、そのあいだにそばの準備をする。そばに玉子を落として「野菜かき揚げ」を入れ、わたしのお気に入り、一食80円ぐらいで出来る「天ぷらそば」の完成である。

 最近の音楽三昧生活、今日はどっちかといえば「古楽」の、Pergolesi(ペルゴレージ)の「Stabat Mater(スターバト・マーテル)」を聴く。わたしの大好きなharmonia mundi盤である。Sebastian Hennigのボーイ・ソプラノと、Rene Jacobsのカウンターテナーという「禁断の果実」二重唱。やはりこの二人のヴォーカルの響きがいいのだけれども、それ以上に演奏される古楽器の音に魅了された。意外とこのコンポ、こういった古楽の響きに相性がいいのかもしれない。ウチにはもうあんまり古楽の音源がないので、こんど図書館からでもそういうのを借りて来てみようかと思ったりした。

Stabat Mater

Stabat Mater

 今日からは電車の中では川上未映子の『あこがれ』を読み始めた。「おや、小学校四年生の男の子と女の子との話か、そういうのを読む気分でもなかったのだけれども」などとちょっと思いながら読んでいて、その第一部の終わりの方でいきなりに泣かされてしまって、ちょっと電車の中で涙目になってしまって困ってしまった。
 寝るときに読んでいる『グリム童話集』、すぐには読めなくてもやはり興味深いところもあり、残る第2巻と第3巻とをAmazonで注文してしまった。