ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-19(Fri)

 さて、ニェネントくん用のケージも届き、ではそれらを含めた「非常持ち出し品」をどこへ置いておこうかと考えたのだが、はて、大地震が起きて避難しなければならないような事態に立ち入ったとしたならば、つまりそのときにはこの住まいは崩壊してしまっていることだろうと考える。
 ここは2階建てアパートの1階であるからして、多くの震災現場で見るように1階部分は2階に押しつぶされてしまうのではないだろうか。そうするとそもそも、生き残るということ自体がむずかしい気がする。
 ま、そんな悲観的な最悪のケースを考えずとも、ここが「もう住めない」ほどに崩壊してわたしもニェネントくんも助かった場合のことを考えよう。さて、「非常持ち出し品」をどこにキープしておけばいいだろうか。やはりそれは出入り口の近くだろうな。
 しかし家が半崩壊してドアが開かなくなったらどうしよう? それならリヴィングの窓の側から脱出することになるだろうから、窓際に置いていた方がいいだろうか?などと、いろんなことを考えてしまう。するとすぐに、「結論はわたしもニェネントくんも家がつぶれて圧死してしまうんだな。考えても無駄なことだ。」などということになってしまう。ま、とにかくはドアのそばに置いておくことにしよう。

 この日は午前中に北のスーパーへ買い物に行き、その「もしものとき」のため、ニェネントくん用の予備の猫砂などを買っておいた。
 店内をぐるりとまわってみると、駅前のスーパーでも思ったのだけれども、このところトマトが急にグンと安くなった。十日ほどの間に前の半値、いや、それ以下と言えるぐらいの値段になっている。わたしはここまで安くなる前に「けっこう安いな」と買ったトマトがまだ手つかずに残っていて、「失敗したな」とは思うのだった。
 わたしはそこまでにトマトが好きというわけではないのだけれども、どうも冷蔵庫の中にトマトがなくなるとさびしいというか、「トマト、買っておかなくっちゃ」と思ってしまうのだ。
 トマトはある程度傷んでしまっても料理のしようはあるから、廃棄したりしたことはないけれども、けっきょく冷蔵庫の中を見て「トマトがあるなあ、どうしようかな」などと考えてしまうのだ。

 今日も外は晴天で、けっこう陽射しの暖かい日だった。空にはきれいなすじ雲がかかっていたので、写真を撮った。

     
 報道で、岸田首相は岸田派を解散する意向ということは言われていたが、この日まずは二階派も解散を決定、夜には安倍派の会合も行われ、安倍派もまた解散するということになった。いちおう二階派からも安倍派からも在宅起訴される議員も出たようだけれども、どうやらこのあたりで議員の起訴というのも終わりそうな気配。しかし問題はキックバックを受けた議員を逮捕するということではなく(そういうこともやってくれればいいが)、「政治資金規正法」というものを今回のような抜け穴がないよう、もっと厳しくすることにあるんじゃないか、とは思うのだが、岸田首相は「ウチらの派閥を解散したからそれでおしまい」と考えているみたいだ。

 それで今日からはしばらく、先日映画館で新作『枯れ葉』を観たアキ・カウリスマキ監督の作品を観ることにした。「古い順に観よう」と思ってこの日は『真夜中の虹』を観たのだけれども、『パラダイスの夕暮れ』という作品の方が古いのだった。残念ながら何本かの作品は「Amazon Prime Video」では配信されていないようだったが。

 夜の読書、この日からナボコフの長編第2作『キング、クイーン、そしてジャック』を読むことにした。冒頭の、ナボコフがこの作品を英訳したときに書いた「まえがき」が楽しい。