ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-11-11(Sat)

 いつもわたしが寝ているときはずっと、わたしのそばのキャットタワーの上で丸くなって寝ていたニェネントくんが、この夜はキャットタワーにやってこないのだった。「どうしたんだろう、どこにいるのだろうか」と探したら、押し入れの中に居座っていた。
 もうキャットタワーの上では寒くなったのだろうか、それともその他に気分の変わったことがあったのだろうか。
 でも夜中になるとわたしの布団の上に跳び乗ってきて、けっこう長い時間わたしの布団の上でまどろんでいたみたいだ。「このあとはキャットタワーの上に来るのかな?」と思ったが、やっぱり押し入れの中に行ってしまったようだ。

     

 たしかに昨日今日と急に寒くなって、最高気温は20℃にも届かなかったようだ。さすがに「もう扇風機はいらないだろう」と、午前中に片付けてしまった。つい2~3日には扇風機、使ったばかりだったけれども。

 今日は土曜日で朝は「ウィークエンドサンシャイン」を聴く。この日はうれしいジョニ・ミッチェルの特集。11月7日は彼女の80歳の誕生日なのだった。今は闘病中だとも聞いていたけれども、たしか去年には久しぶりにステージに立ったとの報もあった。音楽の歴史に名を刻む偉大なミュージシャン、アーティストではあられる。今日の特集はまたしっかりと聴き直そうと思う。
 「ウィークエンドサンシャイン」のあとはゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」。いつもはこの時間に買い物に出かけることが多かったけれども、今日は買い物には出ないのでフルにしっかり聴いた。この日の特集は「anotherの音楽」。この番組は特に人に知られているわけでもない古いポピュラー音楽をかけてくれてうれしいのだけれども、この日はアンソニー・パーキンスの「April Fool」などという、珍しい曲がかかったりしたのだった。

 午後から、BBC-EARTH製作の自然ドキュメンタリー『ネイチャー』を観た。視点をアフリカ大陸に絞った作品だった。BBC-EARTHのドキュメンタリーを観るのはこれが3本目だけれども、わたしはこの『ネイチャー』がいちばん気に入ったかな。

 この日もYouTubeにアップされていた「『CURE』の謎解き」みたいなのを観たが、けっきょく「物語の展開」を追うようなものでしかなかった。
 わたしは例えばあの映画で役所広司が奥さんと乗っていた「浮遊するようなバス」はいったい何をあらわしているのかとか、ラストに役所広司萩原聖人と対決する、あの「廃校」のような建物は何だったのか、とかいうことを人はどう解釈しているのかということを知りたいと思ったのだが、ネットの映画評、感想を読んでみてもそういうことに言及しているものには出会えなかった。けっきょく、多くの人にとって映画のストーリーさえ理解できればいいのだろう。
 別に自分の映画の観方の方が優れているとか言うつもりはないのだが、ストーリー以外のところに目をとめて、その意味を考えるような批評に出会いたいとは思う。

 それでいろんなネット上の映画の感想を読んで思ったのだけれども、それが最近の傾向なのかどうか知らないけれども、「伏線の回収」に留意して映画を観る人が多いようで、「伏線がうまく回収されているのがいい映画だ」とでもいうような傾向があるみたいだ。
 わたしはそんなこと意識して映画を観たことはないなあ。そりゃあ「ああ、今のことは先にちょっと描かれたあのことに結びついていたわけかあ」とか思うことはあるけれども、それは脚本の書き方の問題で、特にそれが「伏線」とか意識することはないし、そういう「伏線の貼られた作品が優れている」などと思ったこともない。そんなこと言ったら『2001年宇宙の旅』なんか、たいていのことは放り出されたまんまではないのか。

 そんなことを思っていたら、『CURE』のことで確かめたいこともいろいろ出てきて、「もう一度観ておきたい」と思うようになった。明日にでも、もう一度観てみようかと思う。