ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-18(Fri)

 動物病院を通じて買ったニェネントくん用の新しいカリカリがけっこういい価格だったので、「同じものがAmazonにも出ていて、もっと安く買えるんじゃないだろうか?」と思い、いちおう検索してみた。
 するとまさに同じカリカリがAmazonにも出ていたのだが、なんと! Amazonでの価格はわたしが動物病院で買った4~5倍の価格だった!(この価格では、わたしの食費と同じぐらいになってしまう)
 はたして、Amazonが暴利をむさぼっているのか、動物病院が利益を無視してくれているのか。それにしても価格が違いすぎるので、今悩んでいる。

 その新しいカリカリ、「ジッパーで封されているから大丈夫だろう」とキッチンの横の床の上に放り出してあったのだが、昼になってふと見やると、ジッパーが開いてしまっていて、中に入れてあった計量スプーンが外に転がっていた。
 もともとジッパーが開きかけていたのか、どうやらニェネントくんがしっかりと封を開いて、頭を袋に突っ込んで好きなだけ食べてしまったようだ。ただジッパーが開けられそうだから開けて食べたのか、それだけ新しいカリカリが美味しいのか、そういうことをしてはいけませんねえ。いったいどれだけ食べたのだろうねえ。

     

 さて、台風も過ぎ去り、これで猛暑も一段落するのかと思っていたが、昨日今日と、前よりも暑くなってしまったような感じ。今日なんか、スマホの天気予報ではこのあたりも36℃になるような予報。まあ今日は買い物に出る必要もないから、一日部屋の中に退避していよう。

 注文してあったアラン・ロブ=グリエの本、『消しゴム』と『覗くひと』とが届き、もともと持っていた『快楽の館』と合わせて、ロブ=グリエの本は3冊になった。
 今は分厚いナボコフの『賜物』を読み始めてしまったものだから、読むのはしばらく先になるだろうけれども、何だか今から楽しみだ。
 その読んでいるナボコフの『賜物』も、けっこう話が動き出してきて、いろいろと面白そうになってきた。先入観として、この『賜物』にはナボコフの自伝的要素も多く含まれ、ナボコフの他の作品のようなネガティヴな主人公ではないだろうという思い込みがあったが、やっぱりナボコフらしい「仕掛け」はあるようで、そもそもこの、「三人称」で書かれてはいるが主人公はまちがいなくフョードルになっているという、この文章は誰が書いているのか?ということはあるし、フョードルの「悪意」のようなものも読み取れる。あまり先入観を持たずに(それでもこれはナボコフの作品だとは思いながら)読み進めたい。

 それで今日は「そろそろロブ=グリエの次の映画を観ようか」と、『ヨーロッパ横断特急』を観るのだった。冒頭から登場するヒゲを生やした「映画作家」が、ネットで見ていたロブ=グリエ当人にそっくりだなあと思っていたら、まさにアラン・ロブ=グリエ当人だったし、前作にも出ていた夫人のカトリーヌ・ロブ=グリエもいっしょに出演しているのだった。
 前に観た『不滅の女』に比べるとちょっと軽い感じだったが、それでもやはり楽しめる作品だった。

 わたしはこの日は昼食は「ざるそば」で軽くすませ、夕食の時間が近づいて「今日は何にしようかな」と考えたのだが、それほど空腹も感じなかったもので、ただ食パンにハムとチーズをのせてトーストしたものだけですませてしまった。
 今日はニェネントくんは「食べたいだけ食べた」のだろうが、わたしは逆にかなりの「小食」ですませてしまった。