ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-10(Thu)

 夜になってまた眼の具合が悪くなり、普通にしていても、眼には痛みに近い感覚がある。「やはり昨日眼科医へ行くべきだったか」と思ったのだったが、駅前の眼科医は今日から来週の木曜日までは夏季休診になってしまう。
 「何も最寄り駅にこだわることもないではないか」と、東の駅の近くを検索するとそちらの駅前にも眼科医はあり、特に夏季休診もないようだ。でも明日は「山の日」の休日で、行くなら月曜日になってしまうだろうし、来週には台風も接近して来てどんな天候になるかわからない。風雨が強ければ外に出ることもためらわれることだろう。

 今日もニェネントくんを拉致して、固まっている背中の毛をほぐす作業。まだまだ固まりの部分はいっぱい残っていて、「いつになったらほぐしきれることか」と思ってしまう。だんだんに、ほぐしているつもりでも毛の固まりを抜いていくような作業になり、あっという間にゴミ箱にはニェネントくんの毛の固まりが積もってしまう。
 先週動物病院に行ってから一週間経ち、もらっていた飲み薬もなくなったので今日あたりまた通院すべきなのだろうが、この日は前にもまして気温も高いようで、ニェネントを連れて外に出かける勇気はないのだった。

     

 昼食を今日もまた冷やし中華にして、テレビをつけて食事をしていたらテレビではちょうど「高校野球」をやっていて、見るでも見ないでもなくつけっぱなしにしていたのだけれども、試合は大分の明豊高校南北海道北海高校。すでに北海の攻撃9回裏2アウトで明豊が2点リードしていて「ああ、もう終わりだなあ」と思っていたら、そこから北海の反撃が始まって1点差になり、満塁での攻撃。ここで四球が出てついに同点、延長戦になったのだった。
 今の高校野球は延長戦になったときに決着が着きやすいように、ノーアウト1、2塁からスタートする。10回の表に明豊も1点入れてリードしたけれど、その裏に北海は連打が出てついに逆転サヨナラ勝ちだったのだ。
 9回までの試合経過も逆転につぐ逆転の面白いゲームだったようだけれども、終盤のわずかな場面だけとはいえ、久しぶりに高校野球を見て、その面白さを堪能した思いだった。

 実はわたしは今年はプロ野球にもチェックを入れていて、それは阪神が実に快調だからなのだけれども。一時期「セパ交流戦」のあたりで調子を落とし、いっしゅんセ・リーグ首位の座を明け渡したこともあったようだが、以後最近になってまた快調で、毎日ゲーム経過、結果はニュースでチェックしつづけている。今は6連勝中で、2位との差を大きく拡げている。この夜も対巨人戦で1点リードされているけれども、軽く逆転してくれるのではないかと思う。思い返せばこの春、昼のニュースショーに元阪神の鳥谷氏がゲスト出演されたとき「(現役時代は)8月が好きでしたね」と語られていた。「死のロード」なのになぜ?と聞かれると「よその球場は屋根があって冷房も効いていて、涼しくて快適だった」と答えられていたのだった。今はその8月だ。
 実は今の阪神が好調だからといっても、どんな選手が活躍しているのかなどほとんど知りもしないので、まったく「ファン」だなどとはいえないのだけれども(もちろん今の監督が岡田だ、ぐらいのことは知っているが)、それでも昔好きだった阪神ががんばっていることはうれしいのだ(けっきょくこの日のゲームも逆転勝利したようで、ついに7連勝なのだ)。

 午後は映画。観ることの出来るトリュフォー作品があと1本、『恋のエチュード』があるのだけれども、どうも2日つづけてトリュフォーというのも疲れる気がして、今日はむか~し観た記憶のあるウォルター・ヒル監督の『ロング・ライダーズ』を観るのだった。もう前に観たのは30年以上前のことになると思うのだけれども、ストーリーは憶えていなくっても場面場面の視覚的記憶はかなり残っていた。アメリカの「西部劇映画」の時代の終わりを告げるような、ちょっともの哀しい映画だった。

 映画を観たあと、夕方から急にナボコフの本を読みたくなり、4つの短篇と1つの中篇を合わせた『四重奏/目』を本棚から選んだ。中篇の『目』を読み始め、寝る前までにほとんど読み終えた。
 こういう読書の習慣を取り戻せたことはうれしいことで、これから今日みたいに午後に1本映画を観て、そのあと寝るまでの時間を読書にあてるようにしたいと思うのだった。