ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-18(Sat)

 土曜日で、朝は毎週土曜日のようにピーター・バラカン氏がナビゲーターをつとめる『ウィークエンド サンシャイン』を聴く。この日はまたも「亡くなられた方」の特集になり、先週亡くなられたバート・バカラックの特集だった。特にあまり普段聴くことのないバカラックの曲をいろいろ聴けて、うれしい特集だった。あらためて、20世紀のポピュラー音楽を代表したすばらしい作曲家を追悼。

 わたしが最初に聞いて好きになったバカラックの曲は、サンディー・ショウの歌う「(There's) Always Something There to Remind Me」という曲だった。この曲が日本で発売されたのは1964年の東京オリンピックの年で、このときウェイトリフティングの三宅選手が金メダルをとって話題になったせいか、「愛のウェイトリフティング」という、わけのわかんない邦題が付けられていた。さすがに今はこの邦題は使われていないようだけれども、今でも好きな曲。バラカン氏は、この曲がエドガー・ライト監督の『ラストナイト・イン・ソーホー』で印象的な使われ方をしていたと語っていた。
 わたしは『ラストナイト・イン・ソーホー』は観たけれども、もう内容はまるで記憶に残っていない。この日記で検索してみたら、わたしは去年の8月にサブスクでこの映画を観ていて、この日記にもその「(There's) Always Something There to Remind Me」のことを書いていたのだった。
 しかし、わずか半年で記憶が消えてしまったことはあらためて悲しい。近々、また『ラストナイト・イン・ソーホー』は観てみたい。

 あと、この番組ではビリー・J・クレイマー&ダコタスの「Trains And Boats And Plains」を聴くことが出来た。めったに聴かれない曲で、わたしも何十年ぶりかにこの曲を聴いて、とっても懐かしかった。イントロの素朴なギターの音、途中でストリングスがかぶってくるところなど、ちゃんと記憶していた。こうやって、若い頃の記憶というものはしっかりと記憶されているものなのだ。

 この日はまた、海外から女優さんの訃報が届いた。つい先日はラクエル・ウェルチが亡くなられたのだったが、この日はステラ・スティーヴンスの訃報だった。
 ラクエル・ウェルチの映画は若い頃にけっこう観ていて、皆は彼女の代表作は『恐竜100万年』みたいに言うが、わたしはこの映画は観ていない。観てみたいのだが、「U-NEXT」でも観ることは出来ない。わたしが昔観たラクエル・ウェルチの出演映画といえば、『悪いことしましョ!』だとか『バンドレロ』だとか、今ではもう忘れられた映画が多い。そう、『ミクロの決死圏』にも出演されていたっけ。
 ステラ・スティーヴンスは、何と言ってもサム・ペキンパーの『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』に尽きるか。可愛らしい女優さんだった。

 そういうわけで、この日はステラ・スティーヴンスを追悼して、午後からはその『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』を観た。これもむかし観たけれどもほとんど忘れてしまった映画。
 今日は3本映画を観て、そのあとはクリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』を観る。イーストウッド監督の作品も、『アメリカン・スナイパー』までしか観ていない。
 そして夜にはクロード・シャブロル監督の『いとこ同士』。これは観た時期が古いので、おぼろげながらストーリーは記憶していたが。

 土曜日なので昼前に北のスーパーへ買い物に行き、先日買ったすんげえでっかいニンジンをどう始末しようかとも思っていたし、まだブロッコリーも残っているので「ホワイトシチュー」をつくろうということにして、牛乳を買った(わたしはめったに牛乳を買わない)。
 牛乳も最近は若干値上がりしているようだが、玉子や食用油のような高騰ぶりでもなく思える。でも報道では、酪農家の経営はめっちゃ大変なようだ。どこも生産者は大変だ。

 スーパーの帰り、またいつものハクセキレイくん。いったいいつ頃まで、このマンホールを縄張りにしてこのあたりを行き来するのだろう? 今はスズメ、カラス、ドバトと並んで、市街地でも人たちの生活にまぎれて棲息する鳥類の代表格だろうか。
 人が近づくと逃げるスズメ、そもそも人を小バカにしているカラス、実は頭がいいらしいけれどもそのことを隠してバカなふりをしているドバトに比べて、ハクセキレイは何だか「人になつく」ような動きを見せるので、可愛らしく思ってしまう。今日も写真はそんなハクセキレイ

     

 夕方にウチのチャイムが鳴り、「いったい誰だろう?」と、最近の治安の悪さからちょっと用心しながらドアを開けてみると、郵便の配達の人だったが、「わたしへの郵便物」ではなく、「昨日投函した封書が郵便料金不足です」ということだった。120円切手を貼ったのだけれども「140円です」と言われ、「20円分の切手はお持ちですか?」と聞かれた。そんな切手の手持ちはないので、引き出しにあった63円切手ですませることにした。43円損をした。