ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-17(Fri)

 今日の最初の仕事は、この住まいの契約更新の書類に署名捺印して、その書類にさらに「連帯保証人」の署名捺印が必要なので、その連帯保証人であるわたしの娘宅に郵送すること。まあ「仕事」と言えるようなものではないけれども、「やる必要がある」ということで自宅でこなす仕事というのは、最近はそんなにあるものではない。

 ここで書類を入れたA4サイズの入る大きな封筒に「宛名」を書くのだが、恥をしのんで書いておくと、わたしは近年めっちゃ「字がきたない」「字が下手」になってしまっている。自分でも「何てヘタな字を書くんだろう」とあきれてしまうぐらい下手だ。メールなどは自筆じゃないからいいんだけれども、郵便物の宛名だとかかんたんな手紙は自筆で書かなければならない。まあ自分の名前ぐらいは書き慣れているというか、そんなに下手くそには見えないようには書けるが。
 だから今日もそういう「宛名書き」をするのがイヤだなあと思っていたのだけれども、封筒も大きいので「筆ペン」で書いてみようと思ったのだった。
 これがうまく行ったというか、自分で言うのもアレだけれども、なかなかに味わいのある「字」が書けて、自分でもうれしくなってしまった。どういう加減でいつもの下手くそな字から脱せられたのかはわからないが、それで、これからはすべての手書き文字は「筆ペン」を使って書こうかと思うのだった。まあノートに書くような小さな文字には「筆ペン」は不向きだが。

 宛名を書き終えて切手を貼って、ウチの近くの小さな郵便ポストまで投函しに外に出た。これがこの日ただ一度の外出になったけれども。
 また、いつものハクセキレイがいつものところでわたしを出迎えてくれた。それで今日の写真はまたまた、そのハクセキレイ

     

 封書をポストに投函してウチに戻るとき、そのハクセキレイのいる場所の向かいの家の塀の中で、何かが動く気配があってそっちを見ると、なんと大きなアオサギがその家の中の植え込みの上にいるのが見えた。「これは写真を撮っておきたいな」とカメラを構えようとするとき、そのアオサギは飛び立って行ってしまった。残念。
 実はこのアオサギのいた家、以前にも、屋根の上とかに二度ほどアオサギが来ていたのを見たことがある。アオサギが気に入るスポットなのだろう。庭に緑が多いからかもしれない。

 今朝もニェネントくんは朝食にがっついて一気に食べてしまい、しばらくして食べたものを全部吐いてしまった。手術のあと俄然食欲が戻って、もう食事を出すお皿を洗う必要がないほど、毎日きれいにお皿をなめ取ってしまうぐらいに食欲全開なのだけれども、たまにこうやってがっついてしまい、食べたあとに戻してしまうことがある。「ダメですよ、もっと落ち着いてゆっくりと食べなさい!」と言うのだけれども、聞いてくれてるのかどうか。

     

 今日はジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、それとコーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』とを観た。『パターソン』は2年前に「GYAO!」で観ていたのだけれども、基本ほとんど記憶に残っていない。映画の中でウィリアム・カーロス・ウィリアムについて何度も言及されるが(彼には「パターソン」という詩集もある)、「わたしもウィリアム・カーロス・ウィリアムが好きで、たしかPenguin Booksの原書を持っていたよな」と思い出し、本棚をあちこち探して見つけ出した。

       

 ウィリアム・カーロス・ウィリアムの詩はむずかしい単語があまり出て来なくって、わたし程度の英語力でも感覚的につかめることも気に入っていたのだった。映画『パターソン』の中では彼の「THIS IS JUST TO SAY」という詩を主演のアダム・ドライヴァーが読むシーンがあったけれども、その詩はわたしも大好きな詩で、わたしも自分で翻訳したことがあったな(「レインコートを着てシャワーを浴びるような行為」だ)。それは前に『パターソン』を観たときのこの日記に載せていた。ここに再掲するような恥ずかしいことはしないが。

 ちょっと、またウィリアム・カーロス・ウィリアムの詩を(翻訳で)読んでみたい気もちにもなり、Amazonで検索してみたのだけれども、「パターソン」も「パタソン」というタイトルで昔翻訳が出ていたのがマーケットプレイスから出品されていて、その価格が「¥898,789」となっていてびっくらこいた。今までAmazonで、書籍に限らずいろんなものをチェックした中で、ダントツの価格ではあった(本気で売る気があるのだろうか?)。