ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-10-25(Tue)

 ニェネントくんがずっと、わたしのそばに付き添っていてくれる。以前はわたしがリヴィングにいても和室の押入れの中に退避していることが多かったのだけれども、先週仕事に行かなくなってからはずっと、リヴィングのわたしのそばで丸くなっている。そんなニェネントくんの存在になぐさめられるというのは、どんな「人生相談」を受けるよりもはるかに、「わたしはニェネントくんといっしょに生きて行かなければいけないのだ」というポジティヴな気もちにわたしを導いてくれる。もちろん、こうして12年間いっしょに暮して来たニェネントくんは、世界の誰よりもわたしのことをわかってくれているのだ。

     

 今日は目覚めても、身体的にも精神的にもすっかり元気で、前のように仕事に出かけてもいい気分だった。ただテレビをみていて、テレビの中に登場して来る人物の表情、動作、語ることを見たり聞いたりしていて、気分が悪くなることはある。

 今日は午後から、となり駅の「労働基準監督署」へ行って相談する。
 「労働基準監督署」は駅から歩いて15分ぐらいのところで、駅周辺はすっかりビル街だというのに、その「労働基準監督署」周辺は雑草も生えていてけっこううらぶれている風景の中にあり、何だかわたしが幼少期を過ごした北九州の田舎を思い出させられるような景色だった。「まだこういうところが残ってるのだなあ」と感じた。
 担当して下さった女性の方の声が小さく、三分の一は「何を語っているのか」わからなくって困ったが、けっきょく、ひとつには「雇用契約書」にどのように書かれているかが問題なのだと言われたが、そんな「雇用契約書」を保存してあるかどうか。
 さらに具体的にこのわたしのケースの相談は(というか、どんなケースであろうが「労働基準監督署」への相談は)、勤務していたところの「労働基準監督署」で相談しなくてはならないようで、パンフレットをいただいたのだが、それはまさに、わたしの(前の)勤務地のすぐ近くなのだった。
 実は持っている定期券がこの日で「期限切れ」で、その面談が終わったときにまだ3時前だったから「これからその勤務地の労働基準監督署に行こうか」とも思ったのだけれども、やはりワンクッション置いて「行くのは明日にしよう」と考え、帰宅した。
 帰り道、「野良ネコ通り」を歩いたが、この日もネコの姿は見かけなかった。その代わりというか、ハクセキレイが道沿いの畑の中ではねているのが見られた。ウチのすぐそばでも二羽のハクセキレイの姿が見られ、これからはハクセキレイの季節なのだろうか?とは思った。

     

 まあしかし、帰宅してあらためて考えて、「ああいうかたちで解雇された職場に復帰して、ノーマルに勤務をつづけられるだろうか?」との疑念はある。わたし自身のいま現在の体調もイマイチで、また「てんかんの発作」を起こさないとも限らない(まあこのことは、これから他のところに「求職」するとしてもずっと付きまとう問題ではあるのだが)。
 それでもやはり、その後わたしがどのように行動するにせよ、「労働基準監督署」の判断で、「いちどだけ無断欠勤して、それで即解雇ということが<正当>なのか」ということを認識し、そのことを問題にすることは必要だろうとは思う次第である。
 もちろん、「てんかん」患者を雇用しないという会社の方針であれば、そのことに対してわたしが抗うこともむずかしいかとは思うし、それはこれからあとのわたしの「進路選択」にも大きな「影」を投げかけることにはなるだろう。

 その雇用先会社から、残っていた「有給休暇」はすべて、給与として支払われるとの連絡はあった。