ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-01-20(Fri)

 昨日の昼、あの淀川のマッコウクジラを船で紀伊水道へと運び、水底へと葬る(?)さまをテレビ中継していた。ぜんぜん関係ないのにわたしは、映画『冒険者たち』でジョアンナ・シムカスが潜水具を着けて、海底へと葬られるシーンを思い出して、つい涙が流れてしまった。
 ネットをみると、「わざわざヘリを飛ばせて中継することはない」という意見が多かったように思う。でも、数日前に大阪湾にこのマッコウクジラがあらわれ、テレビで潮を噴き上げるさまなどをみせて「ヨドちゃん」などと呼ばれるようになり、それが死亡したことが確認されて、こうやって水葬(?)されるまでの経過はひとつの「ドラマ」で、これはわたしらイイ歳こいた大人のためのドラマというより、小学生とか中学生とかの、う~んと若い人たちのためのドラマだったと思う。
 まあ、クサいことを言おうとは思わないが、生きものの「生」、そして「死」について思いを巡らせるという、とってもいい機会だったように思う。
 何日か前には「うわ~、潮噴いてるよ!」という姿を見せていたのが今は死んでしまい、「これはもう<死体>だね」という姿を船底に見せて沖へと曳航し、テレビ中継されながら海底へ沈められるというのは稀有な機会だったというか、これは「葬儀」の中継でもあったと思う。子どもたちは大人らより感受性も豊かだし、この「葬儀」の中継を見ていろいろと思うことだろう。ちょうど時間も午後3時ぐらいと、学校が終わって家でテレビで見ることの出来た時間だっただろう。
 人はある意味で「<死>とは何か」と思い、考えることで精神的に成長するのだと思う。昨日のマッコウクジラの「葬儀」は、そんな子供たちらのためだけでなく、わたしのような(死期も近い)大人にも、意味のあるものだったように思う。

 今朝は、バーズ、CSN&Yなどで素晴らしいコーラス・ハーモニーを聴かせてくれた(思索的なソングライティングをする人でもあった)、デヴィッド・クロスビーの訃報が届いた。なんと続けて「巨星」たちが墜ちて行くことだろう。ただ追悼。
 デヴィッド・クロスビーは長年のドラッグ浸りの生活から音楽生活にも支障をきたすようにもなり、刑務所生活もしてドラッグを断ち、50代のときには肝移植手術も受けたという。なかなか性格的に難しい人だったようだが、晩年まで音楽活動を続けられ、享年81歳というのは「長寿」であっただろう。

 今日は天候も良く、新しいデジカメを入手したこともあって、昼前に「ふるさと公園」へと歩き、そのあとはいつものように近くのドラッグストア、そして駅前のスーパーで買い物をする。

 「ふるさと公園」の入り口のちょっと手前の手賀沼に、三羽の黒い鳥がいるのが見られた。羽根を拡げる姿も見られたが、これはつまり「カワウ」であろう。

     

 カワウを見かけることはけっこうあるのだけれども、この日は去年の5月以来の「出会い」ではあった。
 やはり新しいデジカメは、電源ボタンを押してからの「立ち上がり」が早いのがいい。シャッターチャンスを逃さないというか、「撮りたい」と思ってデジカメを取り出し、撮影出来るようになるまでの時間が短い。

 この日は「コブハクチョウ」家族は一羽だけが岸辺で寝ていた。こういうのはずっと寝ているだけだから、シャッターチャンスも何も関係ないのだが。

     

 あとはこの日も「コサギ」が来ていたし、そうして珍しくも「オオバン」がヒナといっしょにいる姿を見ることが出来た。

     

     

 買い物では、駅前のスーパーで「キャノーラ油」が298円とかで売られていたので、飛びついて買った。この半年ぐらいで、いちばん値上げ幅の大きいのがこの「キャノーラ油」ではないかと思う。半年前は200円以下で買えたのが、今は倍の400円ぐらいの値が平気でつけられている。

 今日の大相撲は、結びの一番が現在2敗でトップを走る阿武咲と、3敗で追う貴景勝との対戦。またまた壮絶な「はたき合い」という展開で、何日か前の翠富士と貴景勝との対戦のように、途中で頭に血が上ったらしい阿武咲が貴景勝の顔面をはたきに行き、それをかわされて負けてしまうのだった。「相手を怒らせて平常心を失わせ、そこに乗じる」というのが貴景勝の戦術なのかね。

 夜は食事のあと、『パシフィック・リム アップライジング』を観た。
 それでちょっと「書かずもがな」ということを書いてしまうが、先日博多駅前で、女性が前の交際相手に刺し殺されるという事件があったのだが、昨日になってその容疑者が逮捕された。報道を見ていると、その容疑者の写真など「SNSから」という記述もあり、そりゃあFacebookだろうとも思ったのだが、当人が逮捕されている以上、もしも彼がFacebookに書き込みをしているなら、そのページはそっくり残っているのではないかと思って検索してみたら、まさに「そっくり」残っていた。まあ9年とか10年前に集中して書き込んでいただけのようだが、やはり「そうか、こういう男が人を殺したりするわけか」と思いながら見ることになる。
 どうやら六本木のバーに勤めていた頃の人間関係らしいが、彼は21歳とか22歳ぐらいだったのか、けっこうFacebook上の「友達」も大勢いて、女性からのコメントも多い。要するに見た感じ(読んだ感じ)いかにも「チャラい」男なのだが、このFacebookの交友関係をみていると、そういう「チャラい」連中のコミュニティの中で、そこまではみ出さずにチャラチャラやっていて、「こういうヤツいるだろうな」という印象。まあ9年前の書き込みだから、それから9年間で大きく変わってしまったのかもしれないが。いちおう今ネットのニュースで読み取れるところでは、このFacebookを典拠とした記事ばかりではあるが。
 まあ「普通の人間」からすれば、こんなチャラい男は「ネコまたぎ」というか、「関わりたくない」という種類の男だと思うのだが、殺されてしまった女性は、関わってしまったわけか。そのあたりの奥深いところはわたしは関知しないが。