ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-11-30(Wed)

 今日は市役所に、ようやく「失業給付」の受給手続きに行くことにした。天気は良く、けっこう外は暖かいのだが、市役所行きのバスに乗るためにまずはとなり駅まで歩くわけだけれども、こちらの駅はウチの最寄り駅よりもちょびっと遠いし、何よりも歩いて楽しい道ではない。ぜったいに野良ネコに出会うことはないし、途中からはマンションの谷間を歩く道で、風景を楽しめるわけでもない。道沿いの花を見ながら歩くだけである。

     

 市役所へ到着し、「おそらくはこういうことは社会福祉課へ行けばいいのだろう」と考え、その窓口で「失業給付の受給手続きをしたいのですが」と聞くと、わたしと応対した職員の方は「えええ~!」という感じで、「それは<ハローワーク>へ行かねばならず、この地域の<ハローワーク>は松戸にあるのです」という返答だった。

 むむむ、またもやわたしのミステイクだったのか。わたしはその離職票といっしょに送られて来た書類にはいちおう一通り目を通していたのだが、根本的な間違い~勘違いとして、「ハローワーク」というものはどこでも「市役所」に付随しているものだと思い込んでいた。
 もう何年も「ハローワーク」などに行ったこともなかったし、前に行ったのはまだ茨城にいた頃だったろう。そのときは多分、市役所のそばに「ハローワーク」もあったのだ。
 これはわたしがそう思い込んでいたわけだから、何度書類を読んでいても、やはりこうやってまずは「市役所」へ来たことだろう。

 自分の間違いがわかって、このまま電車で松戸に移動して「ハローワーク」へ行こうかと思ったが、松戸の駅を降りたらすぐに「ハローワーク」の場所がわかって行けるというわけでもないらしく、ここは一度帰宅して、また出直そうということにした。なんだか、市役所絡みの用事で一度で済んだことがない。

 帰りに駅の近くのスーパーへ寄り、こっちのスーパーの建物には書店も100円ショップもあるわけで、自宅最寄り駅よりはよっぽど開けている(というか、自宅最寄り駅があまりに「何もない」のだけれども)。ちょうど卓上電卓が昨日完全に壊れてしまったばかりだったので、100円ショップに立ち寄って電卓を買う。
 しかし、その前に駅前の「New Days」(昔のKIOSKだな)にも100円コーナーがあったので、ちらっと見てみたのだが、置いてあった卓上電卓は千円近くするのだった。まあ100円ショップとの価格差はあるだろうけれども、こんな十倍近い価格差だとさすがに「びっくり」である。

 スーパーでお弁当でも買って帰ろうかとも思ったが、「無職」の身でもあり、ちょっと倹約気分が復活し、何も買わないで帰宅。昼食は買い置きでまだいっぱいあるパスタソースで、スパゲッティにした。

 テレビの報道を見ていると、中国で習近平政権の「ゼロコロナ政策」に反撥した人たちが、抗議行動を起こしているという。これは「ワールドカップ」の中継を見た中国の若者たちが、海外では皆がけっこう自由に行動していることに自国の現状を比べ、憤りを感じたということもあるという意見も読んだ。中国は自国内だけで流通するネット検索サイトなどで、国民がTwitterなどのSNSを閲覧できないようにしているというが、「ワールドカップ中継」でその規制を外してしまったのか(あの北朝鮮でさえ、日本や韓国、アメリカのゲームは中継しないとはいえ、「ワールドカップ」の中継をしていると聞いて驚いたものだ)。
 この中国内での抗議行動、昨日は日本でも在日中国人らが連帯する抗議行動を行ったらしい。もちろん、香港を抑え込んでしまったあの習近平中国だから、今回の「抗議運動」も抑え込まれてしまう可能性が大きいが、こうやって中国国外でこのような動きが報道される意味は大きいと思う。
 思い出したのは数年前のことだが、中国が尖閣諸島の(日本領海)を侵犯したとき、わたしはFacebookでそのような中国の動きを批判したのだが、そのときにそれまでのわたしの友人が、わたしが「ネトウヨ(死語?)」になってしまったとわたしを攻撃して来たわけで、結果として彼はわたしをブロックすることとなった(当時、たしかに「ネトウヨ」らは領海侵犯した中国を激烈に攻撃していたが)。はてさて、彼は今でもなお、わたしが言ったことを「ネトウヨ」として排除しようとするのだろうか。
 これはいわゆる「サヨク」の、頭脳を使わない「教条主義」の生み出すところの「共産主義擁護」と言えるのかと思う。「革新」のフリをして、実はものすごく保守的なのである。まさか今、「中華人民共和国」や「朝鮮民主主義人民共和国」を擁護する人などいないと思うが、数年前にはまだこういうことが起きていた。

 わたしは当時、彼に「では<領海>とは何なのか?」と問うたなら、彼は「わたしはアナーキストだから<国境>のことなど問題にしない」という返答で、わたしは笑ってっしまった。
 こう言ってはなんだが、わたしはそれなりにアナーキズムの文献を読んでいて、自分の政治的主張としては「アナーキズム」だと答えたいのだが、それでも<国境>というものは今の世界情勢では厳と存在する。あの「サパティスタ民族解放戦線」は何を戦ったのか。
 もしも今の<世界>で、いいかげんなアナーキズム思想から<国境>が存在しないとするなら、それこそ「他国による侵略」など「やり放題」なのである。ばかばかしい(わたしは今の日本の「防衛費増強」の動きには反対するものだが)。以上。

 今日の夕食には、残っていたトマトを玉子と炒め合わせて適当に惣菜にしたが、けっこうおいしかった。今日はDVDは何も観なかった。