ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-12-30(Fri)

 別にテレビを毎日熱心に見ているわけではないのだが、毎日報道バラエティ番組をつけっぱなしにして、興味のある話題のときだけちょっと集中して見ている(あとはパソコンを閲覧してばかりだ)。それが年末になって、もうそういった報道バラエティはやらなくなってしまった。「それでは映画でも観ようか」と、この日の午前中はロン・ハワードが監督をしたドキュメント、『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』を観た。ビートルズのデビュー時からさいごのサンフランシスコの公演(1966年)までの、コンサート映像を中心にバンドの歴史をまとめた作品で、いろいろとビートルズのバンド史で考えさせられるところもあり、けっこう熱心に観た。感想は別に。

 ニェネントくんは元気にリヴィングに出て来てくれるのだが、昨日セッティングしてあげたおもちゃの「ぐるぐるタワー」は無視。見向きもしないのだった。まあこういうことにもなるだろうとは思っていたが。
 以前のようにいっぱい食事をするようになったので、ウンチもおしっこもいっぱいするようになった。おしっこ以外、しばらくトイレがほとんど汚れないので「楽だなあ」とは思っていたのだけれども、久々にニェネントくんのおトイレの掃除をするようになった。もうすっかり、以前の生活に戻ったような気がする。

     

 わたしはまた「鍋焼きちゃんぽん」で昼食を取り、ネットをみていると美術手帖の今月号が「鴻池朋子」の特集だったわけで、このことは前から情報としては知っていて「買おうかな」とは思っていたのだけれども、今日あらためて目にして、「やっぱり欲しいな、買いたいな」と思うことになった。
 本を買うときのいつものようにAmazonを利用して買ってもいいのだけれども何だかすぐに手にしたくなり、この近所だと本屋というのは東のスーパーの3階にあるので「もう年末だしスーパーに寄っておいしいものでも買いに行こうか」と、食事のあとに出かけるのだった。

 書店に到着し、「雑誌コーナー」をひととおり眺めまわしてみたのだけれども、「美術手帖」は見当たらない。「今は美術手帖もマイナー雑誌だろうから、置いていないのかもなあ」などと思いながら、店員さんに聞いてみる。しばらくパソコンで調べて下さったのだけれども、その返答は「売り切れてしまいました。お取り寄せになりますが」ということだった。まあ発売日は12月のけっこう初めの頃だったから、こういうこともあるだろう。というか、ある意味「あたりまえ」のことだろうか。
 しょうがないのでコレは帰宅してAmazonで注文することにして、1階のスーパーで「お買い物」をする。野菜類を見て歩いたが、これは「年末年始価格」なのか、普段よりもいっそう高い価格だ。ブロッコリーは1株250円近くになっていて、前に駅前のスーパーで100円で買ったというのに。いちおうバナナとかは輸入品だからかそこまで高くなっていなくって、年始期間用に1房買った。あと、やっぱり「サーモン好き」のニェネントくんのお正月用に、サーモンの小さいのを1パック。
 「年末だし、やっぱり天ぷらとか食べたいな」と思って売り場へ行ってみると、これは明らかに「年末年始価格」で、前に500円ぐらいで買ったパックが800円もする。ショックだ。そこまでボルかねえとは思う。その他の惣菜も、特に「これはお正月向けだな」というものはみ~んな割高になっていた。まあそこまで高くなかった「海鮮ちらし」を買ってスーパーを出て帰ろうと思ったが、「待てよ、このスーパーのすぐそば、駅の近くにはもう一軒スーパーがあったよな」と思い出し、「そっちの店はどんな感じだろう?」と、Uターンしてそのスーパーへ行ってみた。

 この地域に転居して来て数年になるけれども、このスーパーで買い物をしたことはいちどもない(あ、いちどだけペットボトルを買ったことがあったか)。というか、店の中に入ったことも二、三度ぐらいしかない。
 入ってみてすぐに左に進むといろいろな調理済みの惣菜が置かれていたのだけれども、これは明らかにさっきの<大型スーパー>よりも断然安い。さっきのスーパーで800円した「天ぷら盛合せ」と同分量の天ぷらパックが、このスーパーではなんと500円である。しかも「10パーセント引き」のシールも貼ってある。つまり「ほぼ半額」であろう。あまりに安いので、その「天ぷら盛合せ」と、300円しなかった「ミニロースかつ重」のパックとを買った。まあ何から何まで安いわけでもなく、「そりゃあ高いだろう」というものもあるわけだが、このスーパーでうれしかったのは「客が少なく」、レジの前にまったく行列など出来ていないことでもあった。う~ん、これからはもっと、このスーパーにも立ち寄ってみようと思うのだった。

 けっこういい気分で帰宅して、テレビをつけて見ると、この日はずっと「ドキュメンタリー番組」の特集をやっていて、まあわたしはそういう「人間ドキュメンタリー」のたぐいに興味はなかったのだけれども、そのとき放映していたのはどこかにあるサブカル的なテーマパークというか博物館というか、そういうスポットの紹介で、もう番組は半分近く進行していたのだが、そのときやっていたのはそのスポットのコレクションの「ストリップ劇場」のポスターの紹介で、もう見始めてすぐに「なんだこれは?」という感じで引き付けられてしまった。

     

 まあいかんせん、番組を途中から見始めているもので、「なんだなんだ?」という感じは最後まで続いたのだけれども、どうやらコレは静岡県伊東市にある「まぼろし博覧会」という個人経営のテーマパークのようで、その経営者は出版界では名の知れた人物らしい。とにかくは久しぶりに「語りようのない衝撃」を受け、そのスポットに是非とも行ってみたいという気もちが強くなったりしてしまった。

 夕食に買って帰った「海鮮ちらし」を食べ、少しテレビを見てベッドへ行って寝てしまったのだが、この夜のテレビ番組表で(わたしにとっての)夜遅くに「映像の世紀」というドキュメンタリー番組があり、これが「ロックが壊した冷戦の壁」というタイトルで、1980年代のチェコの「ヴェルヴェット革命」、「ベルリンの壁崩壊」を、二ナ・ハーゲン、ルー・リード、そしてデヴィッド・ボウイという3人のミュージシャンを軸に捉えたドキュメントだという。
 「見たいなあ」とは思っていたが、いちどベッドにもぐってしまうともう起き上がるのも大変で、そのまま寝てしまおうとは思った。しかしちょうどその番組が始まるころ、けっこう目がパッチリ開いてしまったもので、「やっぱり見ようか」ということで起き出して、見てしまった。
 この番組については書くことがいっぱいありそうで、今日はもうけっこう長い日記になったようだし、どうせ明日は「な~んにもない一日」で書くこともない日になりそうで、書くのは明日にしようと思う。今日は以上。