ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-10-03(Mon)

 また新しい週が始まる。というか、この週はもう「10月」である。先週で読んでいた今村夏子の『とんこつQ&A』も読み終わり、その感想もまだまとめていないのだけれども(その前に読んだ岡田利規の『ブロッコリー・レボリューション』も読んだまま放置してある)、そこまでに「活字中毒」というわけではないのだが通勤電車の中で「何か読まなくっては」となり、和室の本棚に居座っていた文庫本、ジョーセフ・ヘラーの『キャッチ=22』という本を選んだ。上下巻2冊のなかなか簡単には読み終えられそうもない本である。
 この本がアメリカで刊行されたのは1961年と、もう60年以上むかしのことなのだけれども、当時は相当に話題になって映画化もされていた。まあ「戦争の狂気」を独特の奇怪な文体で描いた作品で、わたしの感覚ではコレは「プレ=トマス・ピンチョン」なのではないかという気もしていて、前から読みたいを思っていたのだった。
 それでこの日、電車の中とかで読み始めたのだが、う~ん、今のところはそこまでに面白くはない。

 この日も晴天で、けっこう気温も上がった。ケータイでニュースとかみていたら、東京の空には「ひつじ雲」とかも見られたという。わたしも空を見上げてみたが、わたしのいる場所からはそういう雲は見られなかった。
 わたしはこの日は仕事の帰りに「ふるさと公園」経由で帰った。シラサギやコブハクチョウの姿は見られなかったけれども、いちばん東側の池で、数羽のカルガモが泳いでいる姿を見ることが出来た。

     

     

     

 しかし思ったのだけれども池の水は以前より濁ってしまっていて、水面は澱んでいるように見えたし、もっと西側の、以前コブハクチョウが来ていたあたりの池の水位は、しっかり低くなってしまっている。
 これではコブハクチョウも入って来ないだろうし、去年今年とそんなコブハクチョウが「巣づくり」した場所も、今の様子ではとても営巣は出来ないのではないかと思った。はたして来年はどうなるのだろうか。

 帰宅すると、この日からちょっとした楽しみが待っていて、テレビの「朝の連続テレビ小説」で、この日から新しく『舞いあがれ!』が始まるのだった。
 とにかく先週までやっていた『ちむどんどん』、わたしには「つまらない」を通り越して「見るのがイヤ」で、普通に仕事を終えて帰宅すると12時45分からの「再放送」が見られるのだったけれども、「見たくない」という気もちからわざと帰宅時間を遅らせたりしていたのだが(この時間、ほかのチャンネルも見たくないモノばかりなのだ)、それがようやく終わってくれて、「まだ帰るには時間が早すぎる」とか、余計なことを考えなくって良くなったのだ。
 この日から始まる『舞いあがれ!』は航空パイロットになる女性の話らしく、「そういうのって、大昔に『雲のじゅうたん』というのがあったよな?」とか思い出すのだが、やはり空を飛ぶのは気もちがいいはずだ。
 まだ第1回とかはヒロインの子供時代だけれども、「お母さん」役が永作博美で、「あの童顔の永作博美がお母さん役か!」と、ちょっと感慨深いものがある。
 とりあえずは前のように見ていて<暴力的な演出>でギスギスすることもなく、「ほんわか」と見ることが出来た。よかった。

 さて、わたしが今夢中になっているのは、もう「金沢日帰り旅行」のことなのだけれども、どうやらメインの「21世紀美術館」とか「兼六園」から1キロも離れていないところに「泉鏡花記念館」があり、その「泉鏡花記念館」の周辺には「主計町茶屋街」とかいろいろなスポットが集中しているようで、あんまりあちこち移動しまくるより、この周辺だけをじっくりと歩き回るのもいいのではないかと思うのだった。
 まああんまり「行き当たりばったり」ではなくもうちょっと計画は立てておきたいが、「計画がすべて」というのはわたしの「本質」ではない。