ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-09-24(Sat)

 台風が近づいていて、このあたりも一日雨になるだろうという予報。でも明日には台風も去って「晴れ」になるようで、昨日も雨の降ったのは夜になってからだったし、この三連休の前には三日とも雨に見舞われるだろうという予報だったけれども、「今日だけやり過ごせば」という感じになった。
 テレビのニュースをみていると、静岡県のあたりでずいぶんと激しい雨になり、被害も出ているようだ。「あの雨がこのあたりにもやって来るのだろうか」との危機感は感じた。

 最新の天気予報をみると、どうやらこのあたりで雨が降り出すのは午後近くになってからのようで、「それなら早いうちに買い物に行ってしまおう」と外に出た。
 台風がすぐ近くに来ているというのにほとんど風もなく、意外と青空も拡がっていた。

     

 この台風15号は、台風としては最小規模の台風というか、「(中心からかなり離れたところに)雨雲を伴った低気圧」というところなのだろう。レーダー画像をみても、「台風」にはおなじみの「台風の眼」を中心にした「渦巻く雲」の姿もみられず、その台風のいるあたりに雲の姿はまるで見えない。つまり、「どこに台風の中心があるのか」まるでわからない。これなら周辺の雨雲さえ東とかに去ってしまえば、たとえ台風の中心がこのあたりに「上陸」しても、「どうということもないのではないか」と想像する。
 じっさい、この午前中にはこの台風は「温帯低気圧」に変わってしまい、なぜかそれ以降の「予想経路」というのは、天気予報でも示されなくなってしまった。

 けっきょく、この日はこのあとも「雨」にはならなかったようで、「わたしにとって」は「お騒がせ」のミニ台風ではあった(この台風の被害にあわれた多くの方々にはお見舞い申し上げます)。

 この連休には「やりたいこと」「やらなければならないこと」もそれなりにあったのだけれども、やはり積極的に「何かをやろう」という体調でもなく、ズルズルとゴロゴロとしつづける。本を読むわけでもないのだが、夜からは「また大岡昇平を読もうか」と、先日読み終えた『野火』の含まれた「昭和文学全集」で、『武蔵野夫人』をちょびっと読み始めた。『武蔵野夫人』といえば、後年の溝口健二監督が(もちろん田中絹代主演で)映画化していて、けっこう評価も高いようだけれども(幸いにして?)わたしはまだこの映画を観ていない。こうやって原作を読み終えたなら、その溝口監督の演出を堪能してみたい。

 夕方には今は「大相撲」も開催され、もう終盤である。寝転がってテレビで観戦する。横綱照ノ富士は途中休場だし、大関陣は呆れるほどの「不甲斐ない」成績で、すでに二人が負け越し、単に「負け越し」ではなく、この日の結果で双方とも「十敗」という「恥ずかしい」成績になってしまった。
 賜杯を争うのはいずれも平幕の三人、玉鷲に高安、そして北勝富士の三人だったけれども、この日に北勝富士は関脇の若隆景に敗れて「優勝戦線」から逸脱した。若隆景は今の若手ではいちばん大関に近いところにいると思うが、今場所は序盤の三連敗が痛かった。
 ということで、賜杯玉鷲と高安との千秋楽の取り組み次第とはなった。玉鷲の方が勝ち星はひとつリードしているけれども、千秋楽は直接対決だから、星の差は関係ないだろう。玉鷲も好きな力士だけれども、まだ優勝経験のない高安に、このあたりで優勝してもらいたい気もちはある(玉鷲は優勝したことがある)。

 今は食欲もないわけで、夕食に「何を食べようか」と悩む。冷蔵庫の中をあさると、ちょっと以前に買ってあった「納豆」が1パック残っていたので、コイツで夕食にした。
 それでも、一時期は大変なことになっていた冷蔵庫の中もそれなりに整理がついてきていて、それほどに「フードロス」とかいうこともせずに、ようやく「スカスカ」になって来た。
 とにかくは、また「おいしいもの」をおいしく食べたい。