ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-09-06(Tue)

 今日の天気予報では「雨」になることはないということだったけれども、朝に電車に乗って勤務地の駅で降りて外に出ると、歩く人が傘をさしていて道路が濡れていてびっくりした。傘がなくっても歩けるぐらいの弱い雨だったけれども、このところ天気予報はまったくアテにならない気がする。やはり「折りたたみ傘」をバッグに入れて行動すべきかと思う。

 多少の雨でもスズメたちは平気にしているようで、まずは交差点の信号機の上に一羽のスズメがとまり、チュンチュンと鳴いて「交通整理」をしているのを見た。

     

 いつもスズメたちがたむろしている芝生で、この朝はそんなスズメたちとムクドリたちが、別に縄張り争いするでなく、すぐ近くでいっしょに群れているのが見られた。ムクドリはスズメの巣を攻撃するとのコラムも読んだことがあるが、この芝生ではムクドリもスズメを追い払うようでもなく、スズメもムクドリのすぐ近くで群れているようで、仲良く共存しているようには見える。

     

 仕事をしているときは、イトトンボが飛んでいるのを見た。ケータイのカメラなのでボケボケだけれども、お尻の先っちょが水色をしているのがわかるかと思う。
 イトトンボは普通のトンボのように野原とか住宅地の中とかを飛んだりせず、だいたい水辺の近くにしか棲まないという。この勤務地はすぐ近くに「外濠」があるので、それでここにもやって来たりするんだろうと思う。

     

 今はあまりネコたちに出会わないので、こうやって鳥や昆虫との「出会い」を楽しみにする生活なのだが、どうも「閉塞感」が強いというか、おまけに何かの「罰ゲーム」のように、ポオの詩作品とか詩論を我慢して読んでいるので、精神が圧迫されている思いがする(読まなきゃいいのにね)。
 何か「気晴らし」に、楽しい映画でも観に行こうかとか考え、今公開されている映画のチェックをしてみたが、あの「さかなクン」の半生を映画にした『さかなのこ』が面白そうだと思った。『あまちゃん』以来のファンである能年玲奈(のん)の主演だし、音楽が「パスカルズ」で脚本が前田司郎と、楽しそうだ。「カマキリ先生」の香川照之とはちがって、「サカナ、かわいいですよね!」と言いながら「サカナ、おいしいですよね!」とパクパク食べる「さかなクン」は、人間の男性の「性(さが)」とかしがらみとかとは遠いところに生きていらっしゃるようで、こうやって「のん」ちゃんという女優さんが「さかなクン」を演じるというのもすばらしい選択だろう。
 どうやら仕事の帰りに映画館に立ち寄れるようでもあり、金曜日にでも観に行こうかという予定を立てたのだった。

 そう言いながらもこの日も気分は冴えなくって、夕方から「何か映画を観よう!」とサブスク配信映画を検索し、もう八月は終わってしまったのだが、藤田敏八監督の『八月の濡れた砂』を観るのだった。もちろん、石川セリの歌う主題歌の『八月の濡れた砂』を聴きたい!という気分が、わたしの脳内の指向の50パーセント以上を占めていたが。