ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-08-09(Tue)

 報道で、オリヴィア・ニュートン=ジョンさんが亡くなられたというニュースを読んだ。まずは追悼なのだけれども、意外とわたしよりも年長なのだったということに、ちょびっと驚いた。まあわたしは正直言って彼女の音楽・出演映画にまるで興味はないのだけれども(何ひとつ観てもいない)、彼女の絶頂期っていうのは1980年代だったと思い出すから、年齢的にも、けっこうまだ60代も前半なのかと思っていた。
 彼女はイギリス生まれとはいえ、若い頃はオーストラリアで育たれたわけで、その後オーストラリアから出られたけれども、わたしの中では彼女は「オーストラリアの歌姫」というような認識で、じっさいにオーストラリアの親善大使的な活動もやられていたと思う。

 それでオーストラリアに思いをはせると、オーストラリアにはもうひとり、世界に名を知られた歌姫がいらっしゃって、それは「シーカーズ(Seekers)」のジュディス・ダーラム(Judith Durham)さん。「恋はたったひとつ(I'll Never Find Another You)」や「ジョージー・ガール」で知られるシーカーズは、オーストラリアから出でて世界的人気を博したさいしょのバンドだった。バンドの人気は、このヴォーカルのジュディス・ダーラムの爽やかな清楚さによるところが大きかったと思う。わたしはシーカーズ、好きだったな(中学生だった)。生涯ずっと歌手として活動をつづけられ、国民的歌手であられたジュディス・ダーラムさんもなんと、この8月5日に亡くなられたのだった。追悼。

 オーストラリアの人たちは、わずか数日のあいだに国を代表した歌姫の訃報につづけて接し、さぞやショックなことでしょう。
 追悼をこめて、そのジュディス・ダーラムのヴォーカルによる「恋はたったひとつ(I'll Never Find Another You)」を添付しておきます。いい曲です!

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 さて今日は朝の天気予報で、昼間の気温は34℃ぐらいまでになるということだった。「猛暑日」になるようでもないが、さてお留守番のニェネントくんはどうしようかと思い、エアコンで29℃の設定をして、スイッチを入れて家を出た(わたしが室内で過ごしているときには、「29℃」という設定はほとんど効果がないというか、すぐに28℃とか27℃に設定を下げるのだけれども)。

 仕事を終えたときには快晴で、けっこう気温も上昇していたけれども、外に出ると微風もあり、歩道を歩く分にはけっこう爽やかな気分ではあった。まあ室内でこもっているニェネントくんはその恩恵は被(こうむ)られないだろうけれども。

 まっすぐに帰宅して、ウチのドアを開けてみると、けっこうな冷気が開けたドアから飛び出して来た。「ああ、けっこうわたしが部屋にいない分、29℃でも冷房効果はあるのだな」と思った。
 そして、ニェネントくんは、まさにリヴィングの奥で丸くなっていたのだった。「押入れの奥より、こっちの方がイイね!」ということなのだろう。安心したというか、これから暑くなりそうな日には、エアコンを「29℃」に設定して家を出ようと思うのだった。

     

 ニェネントくんも、7月いっぱい続いていた鼻筋の黒い皮膚炎もようやく快方に向かって来たので、久しぶりにこうやって、写真を撮ることも出来るようになった。

 この日は夕方から「映画でも観てみよう」と、「Amazon Prime Video」で配信されている映画をチェックし、塚本晋也監督の『野火』を観ることにした。この日は77年前に長崎に原子爆弾が落とされた日でもあり、もういちど「太平洋戦争」のことに思いを馳せてみようと思ったのだ。実はこの作品、ちょうど今となり駅の映画館でスクリーン上映されてもいるわけだ。

 テレビとパソコンを接続して観始めたのだけれども、これは前から日本映画を観るときに感じていたことだけれども、まずはセリフが聴き取りにくいということがあり、それでテレビの音量ボリュームを上げると、セリフ以外の「爆音」だとかの音がすごいことになり、「近所迷惑」にもなるのであわててボリュームを下げる。「やれやれ」である。

 感想は別に書くけれども、「いいね!」というところと、「どうよ?」っていうところの同居するような映画だった。でも、塚本晋也監督の「熱意」は、受け止めたか。