ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-08-03(Wed)

 朝目覚めたら、日曜日に<熱中症>になりかけたときのように、上半身にぐっしょり汗をかいていた。昨夜新しいパジャマにしたせいで、そのパジャマが良くなかったのかもしれない。
 ただ大量に汗をかいていただけで、そこまでフラフラしたりとか、体調が悪いというわけでもないからよかったが、こういうヤバい生活は、この暑さが収まるまでつづくのだろうか。

 昨日、カフェオレとスポーツドリンクとを兼飲(というのか?)して、けっこう調子が良かったので、この日もスポーツドリンクを買おうと思ったのだが、職場の自販機での「ポカリスエット」は160円もして高いと思ったので、今日はウチから駅のあいだにある自販機をチェック。すると、「オール100円」の自販機の中にもスポーツドリンクがあったので、そいつを買ってバッグに入れて出勤した。休憩時間のサンドイッチとか、こういう「臨時出費」も、この暑さが収まるまではしょ~がない。

 今日はいくらか疲労度も低く、そこまでにヘトヘトにならずに仕事を終えた。しかし「万事快調」という状態には程遠いし、外は危険なほどの「猛暑」がつづいている。
 可能なら、今新宿で上映されている『こちらあみ子』を仕事を終えたあと観に行きたいとは考えていたのだが、この暑さの下、新宿まで出かけるというのは「不可能」か、と思える。帰宅して調べたら、『こちらあみ子』が昼間(12時ぐらいから)上映されるのは、明日がラストのようだ。ま、明日は今日までの「猛暑日」もブレイクし、雨になるともいうし(下手したら「雷雨」かもしれない)、明日になってみて、体調が良ければ行こうかと思う。

 ウチの職場のすぐ外には「外濠」があるのだけれども、ときどきその外濠に沿って白鷺とかの水鳥が飛んで来るのが見られる。外濠はもう少し先、わたしが降りる駅の付近で終わりになるので、以前からそのあたりで水鳥が橋の欄干や木の枝にとまり、羽根を休めている姿が見られたのだったけれども、半年ぐらい前に、その「水鳥たちの休息所」にメトロのエレヴェーターを設置するとかいって、それまで水鳥の来ていた木とかを伐採してしまった。
 当然水鳥たちはその場所で休むことが出来なくなり、以降水鳥の姿を見かけることもなくなってしまった。とても悲しい出来事だった。

 それがこの日、一羽の白鷺が市ヶ谷の方から飛んで来て、飯田橋の駅のそばの茂みに舞い降りて来たのだった。今までのスポットとはちがう場所だけれども、「しょうがない、ココで休んで行こう」という感じだったのか。
 やはり、自分の近いところで水鳥の姿を見ることが出来るのは、うれしいことだ。

     

 仕事を終えて帰宅してみると、リヴィングにニェネントくんの姿はなく、和室の方からわたしの出迎えに出て来てくれた。「今日はエアコンを入れてても暑くって、押入れの中の方が涼しかったのよ!」って感じだったのか。今日も東京の最高気温は36℃まで上昇し、4日連続の「猛暑日」になったのだった。もういいかげんにしていただきたい。

 テレビをつけると、NHKの朝のテレビ小説「ちむどんどん」の再放送が始まるところだった。このところしばらく見てなかったが、ネットには連日「悪評」があふれていて、それを読んでいて、今どういう内容で物語が進行しているのかだいたいのところは理解しているのだが、いやあこの日の内容も酷かった。
 ヒロインは結婚したい男がいて、互いに将来を約束しているのだけれども、その男の母は「ハイソ」で、まずは家柄が違うからと結婚を認めないでいるようだ。それでヒロインは毎日「沖縄料理」でお弁当をつくり、その母親のところへ持って行くのである。相手の意向にかまわないでの「連日の<お弁当>攻勢(しかも<沖縄料理>)」、あきれてしまうけれども、このドラマは「沖縄返還50周年記念」という番組でもあるから、「沖縄サイコー!」とやらないとならないのだろう。
 この日の放送でも、ヒロインは「今日はおいしく出来たから!」と自画自賛するのだけれども、瞬間映されたその「お弁当」は、エビか何かを炒めたらしい赤い色の具材と、そのとなりにほうれん草のお浸しみたいな緑色のモノが並んでいて、「おかず」はそのふたつだけ。その反対側はただ白いご飯が敷き詰めてあるだけなのだ。
 ‥‥コレはすごい! わたしはむかし自分で職場で食べるため、自分用にお弁当をつくっていたこともあったが、「おかず」が2品だけ、などということはやったことがない。「お弁当」のふたを開けたときの自分自身へのメッセージも込めて、ある程度<色合い>も考えたし、たいていはおかずは4品、最低でも3品はつくったものだ(3品だけだったときは、「今日は寂しいなあ」と思ったのだ)。
 それから最近は報道で、コンビニが「200円弁当」というものを売り出し始めた、というようなことも目にしていたのだけれども、この日この「ちむどんどん」でヒロインが「婚約者の母親」のためにつくった「お弁当」は、そんなコンビニの「200円弁当」みたいなものだった。
 これは、いつも問題にされている「脚本」のせいではなく、すべて「演出」の責任であろう。演出スタッフらは、「おいしそうなお弁当」ということでイメージが湧かないのだろう。
 それだけでも酷いのに、この日はまたヤクザのような連中が登場し、大声をあげての「恫喝」「罵倒」というシーンがあり、「もう、こういう暴力的な演出がこのドラマの<基調>なのだな」と思わざるを得ない。ネットでの悪評の連続も「もっともなこと」とは思える。

 さて、わたしはそろそろ「自炊」を再開して「元気」を取り戻したいとは考えていて、この日の夕食には(昨日やらなかった)トマト・スパゲッティをつくろうと目論んでいたのだが、夕方まではやはり元気がなく、「自炊なんかやりたくないな」と思いつづけていたのだけれども、時間も6時になって「いいかげん、今日こそは料理をやろう!」と立ち上がってみると、意外なことに「元気」というか、ちゃっちゃっと炊事もはかどるのだった。
 まあ出来上がってみると、そこまでに自慢できるようなスパゲッティでもなく、「まあまあの味」というところだったけれども、自分自身がほぼ一ヶ月ぐらいの「元気」を取り戻していたのにおどろいた。一体全体、何がよかったのだろうか? 昨日から飲んでいる「スポーツドリンク」の効果だったのだろうか? とにかくは、この「元気さ」が継続してくれればいいし、今の体調ならば、明日仕事のあとに新宿に出て、映画『こちらあみ子』を観ることも可能ではないかと思うのだ。