ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-06-18(Sat)

 愛好するパトリシア・ハイスミスの邦訳作品で、あと一点だけ持っていないことはしばらく前に書いていて、それは「初期短篇集」で、そのときAmazonマーケットプレイスでも8千円ぐらいの値が付いていて、「そこまで金を出すのなら図書館で借りますよ!」という気もちではあった。
 それが何気なくAmazonのページを閲覧していると、その該当書籍が3千円ぐらいの値になっていた。そもそもが定価で2千5百円ぐらいする本だから(今は当然、絶版品切れではある)、「ま、その位の値なら買ってもいいか!」と注文した。昨日その本が、「帯付き美本」で到着した。
 それでこの本をちょっとAmazonでみてみると、今げんざいでいちばん安いのでもまた8千円ぐらいに戻っていた。どうやら、ちょっとした「スキ」で一冊だけ安いのが売りに出て、ラッキーにもわたしの目にふれたのだろう。ま、5千円ぐらいは得した気分になれた(けっきょく、3千円使ったのだが)。というか、これで邦訳されたパトリシア・ハイスミス作品は、すべて手元に所有することになった。ハイスミス作品は基本ぜんぶ邦訳されているから、つまりぜんぶ持ってることになる。あと短篇集を3冊読んでいないだけだ。

 火曜日に帰りの電車がストップしたときに買った、「100分de名著」の別冊、『パンデミックを超えて』を読み終えた。
 斎藤幸平氏による、ジジェクの『パンデミック』、『パンデミック2』の解説、小川公代氏のウルフ『ダロウェイ夫人』、栗原康氏の『大杉栄評論集』、そして高橋源一郎氏によるサラマーゴの『白い闇』の解説の四篇が掲載されていたのだが、期待外れの一冊だった。
 小川公代氏の『ダロウェイ夫人』解説が、「『ダロウェイ夫人』、もういちど読んでみようか」と思わせられて、わたし的には四篇の中では最も読みがいがあったが、あとの3篇はけっきょく、「宣伝」とか「キャンペーン」みたいなものに思えたし、「COVID-19禍」を乗り越えるパワーとか、わたしには読み取れなかったかな(もうちょっと、それぞれについて書いてみたい気もするのだけれども、そこまで書く価値があるとは思えないのである)。

 今日は「快晴」というのでもなかったが、いい天気で気温も上がった。昼どき、東のとなり駅の方に歩き、駅に近いスーパーで買い物をした。途中で美しくアジサイの花が咲いていた。

     

 以前はサクラの木が生えていたところ、そのサクラの木が切り倒され、また切り口の新しい切り株が残されていた。

     

 今日も、その「買い物」以外はまったくダラけた一日になってしまい、つまり何もしなかった。昼食は「焼きそば」をつくり、夕食は前に買いだめしてあった「汁なしタンメン」というのをつくった。
 しばらく白米を炊いての食事をしていないが、まだもうちょっと、こういう食生活がつづくと思う。今月は「主食費」は一万円以内で収まらないだろうか。収まりそうな気もするが、今月がダメなら来月に再トライしてみたいところだ。