ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-03(Wed)

 朝起きるとき、まだ左肩に痛みがあった。これは前にも書いた、先週の金曜日に駅構内の階段でつんのめって転んで、左腕を突いたことの後遺症。「打撲傷」ではなく、無理な体制で左肘を地面に突いたせいで、筋肉か、もしくは骨に大きな負担がかかったせいだろう。しかし、起きたあとは特に痛みもないし、腕を振り回してもどうってことないので、これは「骨」ではなく「筋肉」の痛みなのだろう。まさかこれからだんだんに悪化するなどということはないだろうけれども。

 今朝も6時ぐらいには目覚めて起き出したのだけれども、ニェネントに朝ごはんを出してあげ、自分もハムトーストで朝食にしてからは、ぼけ~っとしていた。肩の痛みのせいではないが、まるで元気がない。
 後になって気づいたのだけれども、この朝は「香川照之の昆虫すごいぜ!」の放映があったというのに、すっかり忘れてしまっていた。

 そうやって午前中を怠惰に過ごし、昼飯は生麵タイプのインスタントのちゃんぽんに白菜や冷凍イカや肉をぶち込んで食べ、午後からは『オーデュボン伝』を読み継ぐ。
 どうもわたしはこの『オーデュボン伝』という本に乗り切れなくって、ようやっと三分の一ぐらいは読み進んだけれども、つまりはのちに「鳥類画家」として大成するオーデュボンという人物の、その人生の大きな流れがつかめない感じ。ディテールに耽溺するような筆致にもついていけないというか、わたしはこういうタイプの本は苦手である。読んでいる途中で「あれ?この人何で西部に向かってるんだろ?」とか、「どんな商売やってたの?」とか、わからなくなってしまう。どこか文章もすんなりと行かない奇怪なセンテンスも感じられ、それは原文がそういうことなのか、それとも翻訳のせいなのかわからない。
 オーデュボンの伝記にはもう一冊、『伝記・オーデュボン 鳥を愛した男の生涯』という本があり、今の『オーデュボン伝』を買うときに「どちらにしようか」迷ったものだったし、そんなに高額ではないからそっちをまた買ってもいいとも思ったのだけれども、Amazonでのその本の紹介に「オーデュボンの波瀾に満ちた、苦難と愛の生涯を描いた大河ロマン」と書かれていて、「うへ~っ!<大河ロマン>かよ!」って、またまたわたしの苦手なタイプの伝記のようだ。

 それでAmazonとかいろいろ検索していると、日本にも江戸時代後期に毛利梅園という本草学者がいて、この人が「梅園禽譜」という鳥を描いた本を残していて、その図版を中心に『鳥の手帖』という本が編まれて刊行されていたことを知った。
 さらに、野鳥の生態を研究した『鳥の生活』という本が中古で安く売られているのも見つけてしまい、この2冊を買ってしまった。今のわたしは、実生活でも読書でも「鳥三昧」である。

 外はこの日も穏やかな天候のようだったけれども、けっきょくわたしは一歩も外に出ることはなかった。

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 夕食にはがんばって、何か料理らしいことをやってみようとは思っていて、候補としては「肉じゃが」も考えたけれども、もうちょっと手抜きして、アルファ米を使った「オムライス」にしようかというつもりだったが、けっきょく夕方には何もかも面倒になり、食欲もなかったもので、またまた「とろろそば」ということになってしまった。このところ、わたしの食卓での「とろろそば」率は異常に高い。