ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-09-05(Sun)

 思い出したので書くが、金曜日に仕事に出るので家を出てしばらく歩いて、かなり年配の女性がひとりで歩いているのを追い抜いた。早朝の5時前で、あたりは今では真っ暗である。たまに犬の散歩をさせる人とすれ違うが、それ以外、わたしと同じように通勤で駅に向かう人以外とはまず出会わない。その年配の女性は立ち止まったり後ろを振り返ったり、かなり挙動不審ではあった。その方の見た目の年齢からも、いわゆる「徘徊老人」ではないかと思い、よほど声をかけようかとも思ったのだが、じゃあ声をかけて「この方、徘徊してるね」と判断したとして、はたしてそのあと自分はどのように行動するのかと考えたら、つまりはまずは駅の近くの交番まで連れて行き、そこで交番詰めのお巡りさんがいれば引き継げるが、そんな早朝で交番も無人だったらわたしはどうするのか。そもそも、駅前の交番に彼女を伴って行くだけでも最低でも30分とかかかるのではないのか。仕事に大幅に遅れるのはヤバい。そこまで考えて、「ここは自分のことにかまけよう」と、その老人を追い越したまま駅へと向かったのだった。
 その判断がベストだったとは思えないが、いろいろなリスクを考えるとわたしには方策はなかった。

 もうひとつ思い出して書くこと。木曜日にスーパーに行ったとき、わたしは「セルフレジ」で会計・清算しようと列に並んでいたのだけれども、ちょっとした間隙に、横から年配の男性がわたしの順番の前に割り込んでしまった。いちおう「セルフレジ」のコーナーには見張りの女性の店員がいて、その割り込んだ男性に「並んでいる人がいますので順番を守って下さい」と言うのだった。わたしはそこまでに腹立たしく思ったわけでもないのだけれども、店員の方がそうやって客に注意を促しているのに、「いちばんの被害者」であるはずのわたしが「だんまり」していてもおかしいだろうと思い、自分の目の前で「セルフレジ」をちゃっちゃかやろうとしている男性に、「並んでいるんだから順番を守りなさいよ」とか、二回ぐらい言う。ここは店員さんとの「連係プレー」という感じ。それで自分の番が回って来たとき、その女性店員から「すみませんでした」とか言葉をかけられた。ま、わたしの方からもその順番を守らなかった男性に抗議の声を上げなければ、女性店員の「注意」が浮いてしまうことにもなっただろうから、わたしも抗議しておいて正解だったな、などとは思ったのだった。

 ところでそのスーパーのセルフレジは、客が自分でマシーンにバーコードを読み取らせる「完全セルフレジ」なのだけれども、わたしはけっこう、このシステムが好きである。「楽しい」とも言える。
 今はこういう「完全セルフレジ」での不正行為(「万引き」といえる)も問題になっているようだけれども、やっていれば(監視カメラも動いていることだし)いくらでも不正がバレる可能性はあるとわかる。そ~んなことやらかして、もしもバレて、そのスーパーの事務室とかに連行されたりするほどの恥はないだろうし、そのあとそのスーパーで買い物も出来なくなったら悲しいではないか。たかだか何百円とかの金をケチろうとして、バカバカしいことだ。

 今日は日曜日。起きて外をみるとやはり曇天で、雨も降りそうだ。早い時間に北のスーパーに買い物に行く。このスーパーはレジを打つのは店員の方で、支払いだけがマシーンを使ったかたちのセルフレジだ。「完全セルフレジ」でも同じなのだけれども、わたしは支払いのときに財布の小銭を数えたりせず、財布の中の小銭をそのまんまぜ~んぶ支払いにぶっこんでやる。それでプラスして足りない紙幣を支払う。マシーンが小銭を数えるスピードはわたしなどが財布をのぞき込んで数えるよりもはるかに早いし、例えば10円玉が5枚以上あったりとか50円玉が2枚とか3枚とかあったりすれば、仮に「おつり」が出てくるとしたら、最低限の枚数に両替してくれるわけだ。便利である。

 日曜日の買い物は、実は月曜から金曜までの朝食のバナナさえ基本買えばいいともいえるのだけれども、あとは酒を買ったり、「今週はどんな食事にしようかな」などと考えながら食材を買う。それからニェネントくんのネコ缶とかを買い、そして日曜日は買い物が千円を超えるとたまごが安く買えるので、たまごも買うわけだ。
 実は木曜日に青菜のストックがまったくなくなってしまったので、キャベツをひと玉買ってしまったのだが、「じゃあそのキャベツをどうするのよ?」ということで持て余してしまいそう。「やっぱり焼きそばでもつくろうか」と考え、焼きそば麺を買う。あと、「ちょっといいもの食べようか?」と思い、インドネシア産のうなぎのパック(そんなに高くない、というか安い)を買ったのだった。

 帰り道、ずっと雨で濡れていたウチの前の道はそろそろ乾いて来始めたみたいだった。なんだか9月になってからずっと雨が降りつづいたようだから、いい加減にしてほしいものだ(しかし、天気予報ではまだ明日も雨になるということなのだが)。

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 帰って、昼食にさっそく焼きそばをつくる。麺の袋にいっしょに入っていた粉末ソースを使ってつくってみたけれども、やはりわたしの好きな味ではない。ここはいつものように「鶏がらスープの素」でつくるべきだった。

 外はまた雨が降り始めたようだった。食後はちょっと本を読み、またそのまま午睡。この日はそこまでに長い午睡でもなく、1時間ぐらいで目覚めた。また本を読んでいたら、しばらくして窓の外が明るくなった。いつしか雨もやみ、日が照っているようだ。「ずいぶんと久しぶりの陽射しだなあ」と思ったが、実はこの時間、ウチのあたりでは大きな虹が見られたらしい。まあわたしはこんな時間に外を出歩くことはまずないから、虹が出ていてもわからないことだろう。

 夕方からはテレビでお気に入りのドキュメンタリー番組シリーズ、「世界遺産」を見る。今日はアメリカ、フロリダ半島エヴァグレーズ国立公園。亜熱帯の広大な湿地帯なのである。
 古い街並みの「世界遺産」もいいけれども、やはりわたしはこういう自然世界の「世界遺産」を見るのが好きだ。特に、珍しい動物たちが登場してくれれば申し分ない。
 この日の放送は、独特の地形の拡がる亜熱帯湿地帯の植物相を楽しみ、そこに住むアリゲーターマナティ、パンサーなどの動物たちの映像を楽しんだ。

 そのあと見た報道とかは、もう「自民党総裁選」一色になってしまったというか、み~んな「自民党総裁」イコール「日本国総理大臣」みたいに思い込んでるけれども、それでいいのだろうかと思う。もっと、「たとえ誰が自民党総裁になろうが、自民党という政党自体が腐り切っているのではどうしようもないではないか」というような報道はないものだろうか。これでは日本という国へ「自民党一党独裁体制」というモノは、永久に終結しないだろう。絶望。

 夕食は買ったインドネシアのうなぎを半分だけ使い、ちょっと温め、炊き立てのご飯にのせて食べた。いつだったかずいぶん昔に買ったどこかのうなぎみたいに「コレってゴム?」みたいにグニュ~と伸びて嚙み切れないようなど~しよ~もない代物ではなく、値段相応(もしくはちょこっと値段以上)の味ではあった。OKである。でもまだ半分残っているので、明日は玉子焼きといっしょにして「うなぎ丼」にしたらもっと美味しいことだろうと、そういう予測を立てた。