ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-15(Thu)

 勤め先で不意に、設備の所長さんに「ワクチン接種は終えられたんですか?」と聞かれた。そうか、あまり深く考えていなかったけれども、やはり同じ場所で働く同士として、「ワクチン接種」しているかしていないかは問われるところではあるだろう。ましてやこの職場、外から(まさに様々なところから)訪れてくる方々も多く、わたしなどはそういう人たちと直接の接触はないとはいえ、やはり感染を避ける意識は高く持たねばならない(まあわたしはいろんな箇所の消毒係だったりもするけれども)。そういうことでは、そのような設問を受ける前にワクチン接種予約を済ませていたのは僥倖だったというか、「まだなんですよ」などと答えるよりは「予約は済ませてるんですが」と答えられたのは、ずっと良かったわけだ。

 昨日は雨も降らなかったなあとは思っていたのだが、朝に外に出ると道路がしっとりと濡れていて、「やはり夜のうちに雨が降ったのか」とは思った。駅へと歩いているとわずかに雨も降りはじめ、「梅雨明けはまだだね」というところ。

 しかし職場に到着するとすっかり晴れていて、そのあとは気温もぐんぐんと上昇する。職場の外の並木道で、今年初めてのセミの鳴き声を聴いた。
 仕事を終えての帰り道、自宅駅の跨線橋の上から、みごとな入道雲が見られた。そして遠くからは雷鳴も聴こえてきた。跨線橋の上を歩いていても、陽に照らされて暑い。夏!夏!という感じだ。

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 このあたりは雨にもかみなりにも襲われなかったけれども、帰宅してテレビを見ると、千葉市では相当なゲリラ豪雨。埼玉県の方でもかなり降ったようだった。わが家はただひたすら暑く、もうすっかりエアコンのお世話になるのだった。

 今日はスカ首相を批判したりするのではなく(しようと思えば書きたいことはいっぱいあるが)、この頃ちょっと和んだ話題を。
 もう古いニュースになってしまったが、新宿の東口の街頭ヴィジョンに、3Dの巨大な三毛猫が登場して話題になっている。

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 こういう3Dの街頭ヴィジョンというのはもう海外では当たり前というか、中国の街頭ヴィジョンの映像ではリアルなSF世界のスペースシップが飛び出してくるようなのを見た記憶もある。今は日本もかつての「技術国」でもないから、こういうディスプレイの世界でも出遅れているのだろうけれども、「そのうちに日本でもやるんだろうな」とは思っていた。
 「ついに日本でも来たな」というところはあったけれども、それがありがちなSF的な映像ではなく、ごく身近な「三毛猫」の巨大版だったというのはうれしい。まあさすがに「ゴジラ」の国だね、というところもあるけれども、ネコというのはいつまでも見ていたいところもあるわけだし、「世界から出遅れたところから、<ネコ>で勝負してきた」というのは、まだ日本も捨てたものではないなと思わせられる。
 これは妙に巨大スポンサーが中途半端にメディア企業に発注しないで制作した成果というか、まさに<東京オリパラ>の札束バラまき戦術の対極にあるように思え、たとえば今の<東京オリパラ>の<聖火リレー>でのスポンサー企業のふるまいの醜さとかにうんざりしていただけに、この大きな三毛猫をみてホッとするところがある。今もつづく「COVID-19禍」、その施政の無策さにうんざりする中、こうやって皆でネコを見上げたりすることに、いちばん心を癒される気がした。ネコは無敵だ!
 来週には東京オリンピックの開会式が開かれるわけだけれども、そのセレモニーに今はまったく期待する気もちもない。<東京オリパラ>の関係者が、「三毛猫、イイじゃない?」などという発想をすることもないだろう。
 もしも、国立競技場のフィールドをネコが駆け抜けるようなことがあれば、わたしだって「あら、イイじゃない?」とも思ったりするだろうけれども。