ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-08-27(Thu)

 早朝、家を出てすぐに見知らぬネコに出会った。「写真が撮れる!」と思ってデジカメを出し、そのネコを狙ってシャッターを切ったのだけれども、あまりに暗すぎてシャッタースピードが自動的に遅くなり、うまく撮ることはできなかった(スマホだったらうまく撮れたのかもしれない)。
 ちょっと離れていたのでどういうネコだかよくわからなかったけど、こげ茶色をしていた。ひょっとしたら前にいちど見たことのあるネコだったかもしれない。

 仕事からの帰り道、駅から自宅への道から見える雲が壮観だった。いわゆる「積雲」というのが頭の上の空をおおっていて、そして遠くにはみごとな積乱雲が見える。

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 雲にも「明るく白い雲」、「真っ暗な雲」などさまざまで、それらが重なり合うとまさに「空の奥行き」を感じさせられる。なんだか「天地創造」の舞台場面のようだ。

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 こうやって雲の下が平らになって、海に浮かぶ島のように見えたりもするのだけれども、これはどんな気流のせいで生まれる雲なんだろう。

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 天気予報では地域的に集中豪雨になる可能性もあるといい、わたしのケータイにもこのあたりで大雨になるような告知が届いたりしたのだが、けっきょく雨になることはなかったようだ。

 さて、安倍首相は明日、首相官邸で記者会見を行なうとのことだ。先週今週と二回通院して長い時間検査するなど、「体調不良」がうわさされているわけで、この「記者会見」は「辞任」の発表になるのではないかとも言われている。一方で「安倍首相は元気で続投する意向だ」という声も聞かれ、今回は「新しいCOVID-19対策」と「続投宣言」になるのではないかといううわさもある。
 まあこれだけ無為無策だった首長というのも憲政史上いなかっただろうとも思えるわけで、辞任してくれれば「乾杯」したいところだが、その後継者が麻生副総理とか菅官房長官になってしまうのでは、「一難去ってまた一難」だし、続投するとなればまだまだわたしなどは「がまん」しなければならないわけだ。どんな「記者会見」になるのだろうか。

 わたしは暑さのせいかこのところ部屋で映画を観る気力もなく、観始めても「つまらないや」と途中で観るのをやめてしまったり。「無料配信」だからと、そんなにすぐに観たいというわけでもない作品を無理して観ようとするのがいけないか。
 読んでいるナボコフの『偉業』は実に楽しい作品で、まあ今のところの前半では「ウィットに富んだ自伝的青春小説」というところなのだろうが、読んでいてそれが部屋の中だったりすると声を出して笑ってしまうこともある。電車の中でもおそらく顔がにやけてしまっていることだろうし、ちょっとヤバいと思う。
 一方、夜読んでいるハイスミスの短篇集『黒い天使の目の前で』は不気味な味わいなのだが、この夜は『かご編みの恐怖』という作品を読んだ。これは毎週海岸で貝殻や石、木片などを拾い集める趣味の女性が、打ち捨てられていたベビーベッドに使われていたような「かご」を拾い、壊れてすっかり欠けていた底の部分を自分で修理するのだけれども、それが自分はそういう修理の知識など何も持っていなかったのに、ひもと木の枝を使ってあっという間に自分でも驚くほど上手く修理出来てしまう。そのことで女性は、自分の中に人類が何百万年も培って蓄積された「技術」があったのではないかと思い、そのことにおののくというか、恐怖すら感じるのである。
 この作品は「世界認識とは何か」というような設問をふくむ短篇で、パトリシア・ハイスミスという作家の奥行きを感じさせる作品だった。

 今日の夕食は前に買ったダイコンが残っていたので、「大根と鶏肉の照り煮」をつくった。めっちゃ簡単だったが、鶏肉の分量が少なすぎたのが残念だった。おいしかったので、次回は鶏肉を増やしてまたトライしよう。

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