ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-02-28(Fri)

 昨夜、寝る前にはやはり蓮實重彦氏の『映画論講義』から、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』について読んだもので、昨日の『アデュー・フィリピーヌ』の夢につづいて、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』の夢を見てしまった。「やはりこのDVDは買わなければいけないな」とAmazonを検索すると、もう「レンタル落ち」のものが3点ほどしか出品されていなくて、それもけっこうな価格になっている。最安値の出品で2500円だが、それ以外はほぼ5000円。「そんなプレミア価格なのか」と驚くが、まあ2500円ならばあまりためらわずに買えるので、サッサと注文をした。良心的なマーケットプレイスであることを祈る。

 今日はいちど帰宅したあと、ついに市役所に「自立支援医療受給」の書き換えの申請に出かけた。これはわたしの「側頭葉てんかん」の診察・治療に適用されるもので、本来ならばいちどの診察にン千円~万円かかるところを、収入の低い人への救済処置として、「精神疾患の医療通院」に関してはせいぜい千円ぐらいに抑えてくれる(わたしの場合は、自己負担の上限が5千円)というシステム。
 わたしはこのシステムの恩恵にもう10年近くお世話になっているが、この千葉県に転居して来てからも、書き換え申請はこれで3回目。けっこう慣れたもので、我孫子駅まで歩いてから市役所までバスに乗り、市役所でちゃっちゃっちゃっと書類を書き、ちゃっちゃっちゃっと終了。所要時間約10分。

 帰りはまたバスを使ってもいいのだが、バス停にバスの姿はないので、駅まで歩くことにする。まあ30分もかからない「散歩コース」。
 この「我孫子市役所~我孫子駅」の道は、かつて志賀直哉バーナード・リーチ、そして嘉納治五郎らが居を構えた土地であり、「白樺文学館」などという施設もあり、ひとむかし前には「北の鎌倉」とも呼ばれた土地なのだ。市役所から駅までバスの走るちょっと交通量の多い道に並行して、北側に「散歩道」と呼んでもいいのかな?という道があり、わたしも時々歩く道だ。
 この辺りは今でも「豪邸」は並んでいるし、特に道の北側の高台には「別荘」といえるような建物が並んでいるようだ。

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 この下の写真は「旧村川別荘」という建物で、本来ならば今は「ひなまつり」での雛人形の展示が行われているところなのだが、「コロナウィルス(COVID-19)」蔓延のせいで、展示は取りやめになっていた。

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 これは旧志賀直哉邸の跡地。ただの「森」みたいだ。このそばに「白樺文学館」もある。わたしは「白樺派」にはまるで興味がないので入ってみたことはない。
 しかし、この我孫子駅近くには『銀の匙』の中勘助も住んでいたはずなのだが、彼の存在は我孫子市にはまったく無視されているようだ。まあそんなもんだろう。

 駅を越えていつものスーパー「I」へ行き、もうひとつ買いたいと思っていた、組み立て式の「マルチワゴン」を買って帰った。キッチンがなかなか片付かないので買ったものだけれども、帰宅して組み立ててみたらキッチンに置くにはぴったりの大きさで、いろいろとしっかりと片付きそうだ。

 さて、実はこの日はわたしの誕生日でもあって、「どこかにおいしいものを食べに行くのもいいな」とは思っていたのだけれども、そういうことはやめて、スーパーで「ハンバーグ弁当」と「刺身盛合せ」とを買って帰った。まあ「ハンバーグ」と「刺身」というアンマッチな取り合わせもアレだったが、「刺身盛合せ」は美味でもなく、けっきょくニェネントくんの「おやつ」になってしまうのだった。