ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-02-10(Mon)

 夢をふたつ見た。よくふたつも覚えていたものだ。ひとつはディストピア世界というか、わたしの仕事場に上司がやって来るのだが、「今までは皆が勝手にやっていたが、これからはそうはいかない」といい、例えば食事は皆が勝手に好きなところで食べていたのが、決められた場所でしか食べてはいけないという(まあそういうことはあるだろうが)。しかも、働く人たちの腕には「手錠」がはめられるようだ。わたしはその上司のあとを着いて歩きながら、その長身で短髪の男の頭を見上げている。
 もうひとつも、いい感じの夢ではない。わたしに電話がかかってきて、それは現実世界では絶交しているBからなのだが、自分はこれから出かける用事があるので、しばらく娘を預かってほしいという。夢ではわたしは母と娘といっしょに暮していて、その部屋はわたしの日暮里時代の部屋に似ている。娘はまだ7~8歳のようだ。わたしはBに「何時間ぐらい預かるのか」と聞くと、4時間ぐらいだという。母と娘に、こんな電話がかかってきていると伝え、「どうするか」と聞くと、「4時間は長い。その娘さんは何歳なのか?」というのでBに娘の年齢を聞くと、3歳だという。少しは「預かってもいいか」と思うけれどもやはり無理だろうと考えるのだが、それがいつの間にかそのB本人がわたしの部屋に来てしまう。それでわたしはBとしばらく対話することになるのだが、どんな話をしたのかは記憶していない。

 アメリカのアカデミー賞で、先日観た『パラサイト』が作品賞、監督賞、脚本賞など4部門で受賞した。「ひょっとしたら作品賞を取るかも」ということは聞いていたが、監督賞も受賞というのはすごい。
 わたしは特にアカデミー賞を取った作品だからどうのという気もちは持っていないのだけれども、英語圏以外の作品で、「字幕付き」のものが「作品賞」というのは快挙だろう。
 『パラサイト』は先の是枝監督の『万引き家族』との親和性も語られるけれども、考えてみたら、ああいう一種アウトサイダーな家族を描いたものというと、黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』あたりから始まっている気がするし、テイストに似た感覚も受ける。黒沢監督の『散歩する侵略者』にしてもそうだし、どうも黒沢清的映画が世界を席巻し始めたような気がしてしまう。次のアカデミー賞黒沢清で。

 明日は祭日(建国記念の日)で仕事も休みなので、夜はゆっくりできる。それでついに、夕方から近くの海鮮レストランに、念願の海鮮丼を食べに出かけた。この店は前に来たときも空いていて広い座席を独り占め出来たけど、やはりこの日も同じだった(客が少なくて閉店するんじゃないかと心配する)。まずはまぐろづくし丼とシーザーサラダ、それと生ビール。

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 次に天ぷら盛合せ。

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 それと、入店時にキャンペーンとかで引いたくじで当たったデザートのアイスシュークリーム。うん、デザートはだいじだなと思った。
 まあもう少し食べられないこともなかったが、ひとりだとこのぐらいで満腹になる。そこまでに「美味、美味」というわけでもないのが正直なところだけれども、価格もリーズナブルだし、満足である。またそのうちに(まだ店が存在したら)来てみよう。