ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-01-01(Wed)

 新しい年を迎えたが、特に何の感慨もない。安倍内閣が存続していて、その基でこの年にはいい話を聞かないオリンピック/パラリンピックが開催される。より民主主義は圧迫され、日本は全体主義国家にさらに接近することになるのだろう。
 わたしはといえば、皮膚炎がなかなか良くならず、頭部ではさらに悪化している気配だ。

 朝は5時ごろに目覚め、ニェネントに朝ごはんを出してあげる。わたしは相変わらず起き抜けは食欲がないので、バナナ1本ですませる。いつもなら朝起きてリヴィングに移動するとテレビをつけるのだが、テレビをつけてもしっかりと見るわけでもなく、ただダラダラとつけっぱなしにしているだけなので、今日からはテレビは極力見ないことにした。ただ、9時からは「香川照之の昆虫すごいぜ!」があり、そのあとも「ダーウィンが来た!」が放映されるので、そこだけはテレビをつける予定。
 初日の出の時間になり、「近くの交差点の歩道橋の上から<初日の出>が見られるだろうか?」と、ちょっと出かけてみた。おや、歩道橋の上には、そんな<初日の出>を待ち構えているような人たちが2組ぐらいいた。
 歩道橋の上から見た東の空には雲がかかっていて、「ああ、これではしっかりとは<初日の出>は見られないな」と思って、そのまま家に帰った。

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 今日は「ゆであずき」の缶を開け、おもちを焼いて「ぜんざい」にしようと思っていたのだが、どこへやってしまったのか、「缶切り」が見つからない。もちを焼いて砂糖醤油で食べる。
 幼い頃はお正月の楽しみの一つは「おもち」だったのだが、わたしの出身地の北九州ではお正月のおもちはひとつひとつ丸くこさえられていて、中に「あんこ」を仕込んだものも半分ぐらいはつくられたものだった。「あんころもち」である。丸いおもちを焼き、プクーっとふくらんだのを食べると、中のあんこも熱々で、あの味覚は正月ならではのものだった。ところがわたしが十歳ぐらいのときに家族は東京に転居したのだが、東京のおもちはただ板のように延べたものを四角く切っただけで、もちろん「あんこ」の入った「あんころもち」など存在しない。実にがっかりしたものだった。あのときにわたしの「お祭り」としての「お正月」は終わったのかもしれない。

 テレビを観て昼食(レトルトのほうれんそうカレーだ)を終えて、ベッドにもどって本を読む。最近はわたしがベッドに横になるとすぐに、とたんにニェネントが「グフ!」とかうなりながら、わたしの上に跳び乗ってくる。ニェネントが一日でいちばん楽しみにしているときなのだろうか。ニェネントを胸の上にのっけながら本を読んでいると、そのうちにわたしも眠くなって寝てしまう。

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 目覚めるともう夕方に近く、風呂を沸かして風呂に入り、ご飯を炊いて買ってあったオードブルセットみたいなのをおかずにして夕食をすませる。あとはDVDで好きな映画、コーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』を観た。2020年の元日はこんな感じだった。