ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-05-26(Wed)

 いい天気がつづいている。今朝は空にも雲ひとつない晴天で、あまりの晴天なので写真を撮っても面白みがない。駅へ行く道の途中、また電線にとまっているスズメを撮影した。うしろ向きだけれども、東からの朝日を浴びて、おしりがオレンジ色に染まっている。

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 撮った写真としては面白みもないけれども、スズメを撮るのは楽しい。被写体までの距離があるからズームしないと撮れないし、ズームしてシャッターを押すときの手ブレの具合とかを制御する稽古になるというか。いつか、もっと見栄えのするスズメの写真を撮ってみたい。

 仕事から帰宅して、スマホを充電しようとしたとき、まるで充電されないでいることに気づいた。コレは大変なことだ。先日落下させて表面にヒビが入り、特に機能的障害もないのでそのまま使っていたが、ヒビの入った中心部がスマホの下部で、ちょうどバッテリーチャージャーのコネクト部でもあるから、「ついに障害がそこに出始めたか!」と思うのだった。
 放置しておいてもすぐにバッテリー残量がなくなって、スマホは使えなくなってしまう。これは「一大事」である。

 まずはサーヴィスセンターへ行って、修理の依頼をしなければいけないだろう。これはまさに「緊急事態」であり、すぐに電車に乗ってとなり駅のサーヴィスセンターへ行った。
 しかし、(前からそうだったのだが)センターの対応は前もって予約されていた顧客優先で、故障などの緊急事態に限り、予約客の途絶えたときに応対するという体制なのだった。
 しばらく店内で椅子にすわって順番が来るのを待ってみたが、どうもその時応対中の方々は、みんな長引きそうな雰囲気がただよっていて、「これは電車に乗って2駅先の、スーパーの上にあるサーヴィスセンターに行った方が予約客もそんなにいないのではないか」との予測を立て、そこで待ちつづけることに見切りをつけて、駅に戻って2駅先のサーヴィスセンターへ行く。

 予想した通りに、そちらのサーヴィスセンターには予約客もなく、すぐに対応してもらえた。多分自分の判断は正しかったのだろうと思う。しかししかし、何とそこのサーヴィスセンターは今の時期あれこれとゴタゴタしていて、修理の受け付けが出来なくなっているというのだった。
 これはもう、ウチに帰って、ネットで最初のサーヴィスセンターに明日の予約をしておくしかないだろう。

 あとは帰るしかないのだが、せっかくスーパーに来たのだからと、ニェネントくんに「お刺身」でも買って帰ってあげよう。このスーパーの刺身はとてもおいしいから、わたしもニェネントくんのお相伴にあずかろうではないかということで、スーパーを見て歩き、あまり高額でない「まぐろの角切り」を買って帰った。

 帰り道、通り抜けるマンションの小さな公園のそばでは、アジサイの花がもう、たくさん咲きまくっていた。そういう季節なのだなあと思う。
 わたしの愛読する歌人、葛原妙子に、すばらしいアジサイを詠んだ歌があった。こういう短歌の三十一文字の中に、この世界の神秘がすべて閉じ込められている思いがする。このような短歌を詠む葛原妙子の素晴らしさを、あらためて認識する。

美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり

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 帰宅して、今夕のニェネントくんの夕食は「まぐろ」。そこにカリカリをまぶしてやって、さらに「ちゅーる」をトッピングして出してあげた。突然に、大豪華メニューであった。ニェネントくん喜んだかどうかはわからないが、とにかくあっという間に完食してしまった。いっぱい食べてくれてわたしもうれしい。

 さて、実はこの夜は「皆既月食」の見られる夜ではあった。昼間の天候は「それは月もバッチリ見れるだろう」という天候だったけれども、明日にはまた雨になるといい、日が暮れてからは雲が拡がり始めるだろうという。
 東の空から月が見られるようになるという7時近くに家を出て、このあたりでいちばん見晴らしのいい歩道橋の上にあがってみた。
 あららら、予報通り、東の空は雲におおわれていて、とても月など見られそうにはなかった。残念だ。

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 帰宅して、ニェネントくんに出して残った「まぐろ」で、わたしの夕食にした。やはりこのスーパーの刺身系は美味である。
 気配を嗅ぎつけてニェネントくんも寄って来たので、ちょこっとまぐろを分けてあげる。頭を横にかしいで、四角いまぐろの切り身にかぶりつくニェネントを眺めていると、「ほんとうにおいしそうに食べることだなあ」と感心してしまう。まあ、おいしいからといって、それで頭をかしいでかぶりつくわけでもないだろうけれども、見ていてわたしの心はなごむ。

 となり駅のスマホのサーヴィスセンターに予約もすませたので、明日は仕事の帰りにサーヴィスセンターに直行することになる。

 オリパラ関係のニュースだが、今日はIOCの最古参委員だというディック・パウンドという人物が、イギリスのイヴニング・スタンダード紙に「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」とのたまわれたという。
 これは強烈だ。IOCという組織は、バッハ会長といい、コーツ副会長といい、このパウンド古参委員といい、何たる「鬼畜」の揃っていることだろうか。次から次に湧いて出てくるという感じで、この誰もが、この日本で生きている人々のことへの「想像力」など持ち合わせてはいなくて、世界的にアルマゲドンにさえならなければ、オリンピック開催のために日本で人々がどれだけCOVID-19、もしくはその変異種に感染して生命の危険にさらされようが、仕事も思うように行かずに苦しもうが、一向に「関係ない」という姿勢なのだ。
 ここまで来ると、やはり彼らには「アジア人種蔑視」という視点もあるのではないかと思いたくもなる。もう「五輪憲章」も何もあったものではない。今のIOCが推し進めようとするオリンピックなどこの地球上から消滅させ、二度と開催することがあってはならない。