ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-06-06(Thu)

 図書館から借りている『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を早々と読み終えたので、今日からは行き帰りの通勤電車の中ではナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』を、仕事のあいまの休憩時間にはやはり図書館から借りている『ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる』を読み始めた。さすがに、電車の中でヘンリー・ダーガーの絵がたくさん掲載されている本を拡げて読むのは、相当はばかられるのだけれども、この本がいい。前にもヘンリー・ダーガーの、もっと大きな「画集」っぽい本をやはり図書館で借りたことがあるのだけれども、ただデカいだけで読むところはあまりなかったし、図版数もけっきょくは(ただデカいだけで)かなり少なかったのだ。読み始めた本はそこまでは大きい本ではないのだが、図版が豊富だし、そのヘンリー・ダーガーの「非現実の王国で」のストーリーもかなり詳しく書かれている(って、ストーリーを読んでも???なのだが)。それでこうやってダーガーの描いた絵をみていると、ダーガーという人はアッセンブリーの才に長けていたというか、色彩感覚も構図もなかなかのものである(わたしは負けるね)。いい本なので、この本は購入して手元に持っておきたくなってしまった(あとウチには、過去に東京で「ヘンリー・ダーガー展」が開催されたときの「美術手帖」の特集号もあるのだけれども)。

 今はけっこう観たい映画もあるし、展覧会も『ウィーン展』とか観たいし、展覧会後期になって展示替えもしているジョセフ・コーネルもまた観に行きたい。しかし、家にこもってじっくりと取り組みたいこともある。フレデリック・ワイズマンの新作『ニューヨーク公共図書館』はぜったいに観たいのだが、あとのものはやめておこうかと思ったりする。

 先週買おうとして届いてみると同じ欠品があって返品したデジカメだけれども、代替品がようやく発送準備になったようで(この間さまざまなことがあったのだけれども、とにかくは解決したので経緯は書かない)、この週末にやっとこさ到着するようだ。ちょっと楽しみでウキウキしているか?