ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-06-05(Wed)

 牛乳が、飲めなくなった。昔はゴクゴク飲んでいたのだが、しばらく飲まないでいたら、飲んだとき下痢をするようになった。これは成長すると体内の乳糖分解酵素が欠乏し、分解されなかった乳糖が悪さをして下痢とかの症状を起こすらしい。それが別に「病気」とかいうわけではなく、多くの人が、成長するとこの「乳糖不耐症」ということになってしまうらしい。余談だが、なぜかヨーロッパの人たちはこの症状にならず、いつまでも牛乳をごっくんごっくんやるのだが、世界的にみると全世界の人の70パーセント以上の人たちが、成長すると乳糖不耐症になってしまうらしい。
 ま、だからといって牛乳が入ってるとすべてダメというわけではなく、基本は生の牛乳がダメ、ということ(たまに油断して、カフェオレとかで下痢してしまうことはあるので、カフェオレを飲むのは<要注意>なのだ)。
 そういうわけで「牛乳のパック」というのは最近まるで買っていないのだけれども、このところ「ホワイトシチュー」が無性に食べたくなってきて、久しぶりに「ホワイトシチュー」をつくることにして牛乳パックを買った。
 ホワイトシチューにはたっぷり牛乳を使うのだけれども、熱を通すせいか、こいつでは腹の調子が悪くなったりしない。前の茨城の住まいではときどきつくっていたのだけれども、この地に転居してきてからは初めての「ホワイトシチュー」だ。
 それでスーパーとかに行くと、クリームシチューのルーとかが売られているわけだけれども、わたしはあんなドロドロして味の濃いもののどこがおいしいのだかわからない(まあ昔は買ってつくっていたこともあるけれども)。今のわたしは何でも基本はサラッとした薄味の料理が好きで、まあ歳のせいかもしれないけれども、「ホワイトシチュー」というとルーなど使わず、牛乳に小麦粉で多少とろみをつけるぐらいの味が好き。
 ほんとはカレーライスつくるときも、市販のルーなど使いたくはないところもあるのだけれども、いや、本格的にカレーをつくるとなるといろいろなスパイスを使うわけだし、それも大変だ。そうするとやはりルーを買ってお手軽に経済的にすませてしまうわけだけれども、まあ水の割合は多くしてあんまりドロドロにならないようにはしている。

 さてとにかくは、おそらくは3年ぶりぐらいにつくるホワイトシチューだけれども、これはカレーをつくるのと同程度に「お手軽、かんたん」メニューで、わたしがカレーをつくるときにはさいしょに細かく刻んだ玉ねぎをしつっこく炒める作業が加わるので、ちょっと面倒な工程がある。その点このホワイトシチューは、ただ何もかも炒めて小麦粉を入れてこねて、そのあとに牛乳をぼちゃぼちゃ入れてコンソメスープも入れて煮込むだけなわけで、「いちばんかんたんな料理」といえるのではないかと思う。しかも、肉の中ではいちばん安いけれども調理するとパサパサなんだよね、という鶏のムネ肉も、このホワイトシチューではとってもおいしくいただけるのである。今日は仕上げに前に買ってあったジョージア栃ノ心の母国!)の万能スパイスを隠し味に使った。って、今日は「お手軽料理教室」みたいな日記になってしまった。ま、これで3~4食はこのつくり置きの「ホワイトシチュー」がつづくだろう。

 読んでいた若島正の『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を読み終えた。明日からはやはりナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』を読もうか。
 寝るときにやはり図書館から借りている長谷川祐子の『女の子のための現代アート入門』を読んでいたら、ニェネントくんが「遊ぼうよ~!」とベッドに跳び上がってきた。もちろん、もちろんいっしょに遊びましょうね、ということで読書はまた中断になったのだった。