ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-25(Sun)

 夢を見た。どうやらわたしはまた、ダンス公演らしい舞台を見に来ているらしい。Aさんが出ているのか、それともAさんはわたしといっしょに会場にいるだけなのか。公演が終わったあとにレクチャーがあるのだが、わたしは別のところに行こうとしている。ロビーにはOさんやMさんがいて、皆それぞれに別のところに行こうとしているようだ。外には雨が降っている。
 もうちょっと、何かこの夢の中にポイントになるところがあったと思うのだが、忘れてしまった。
 どうもこの夢、今回の「緊急事態宣言」で、いろいろな公演が<中止>に追い込まれているということから見た夢ではないかと思う。最近の夢にAさんがよく出て来るが、それはわたしがいつもAさんに連絡を取りたいと思っているがゆえだろうか。わたしは事故に遭って入院したことは伝えてあるけれども、そのあと何も伝えることがなくなってしまった(こういう人はほかにもいる)。

 日曜日なので、早い時間に北のスーパーに買い物に出た。カメラを持って出て、とちゅうに美しい黄色い花が咲いているのを撮影した。何という花なのかはわからない。

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 家のそばで、電線に鳥がとまっていた。ムクドリぐらいの大きさだけれども、そのシルエットはムクドリではない。写真を撮ったが逆光で色もわからない。でも、その丸い頭、とがったくちばしのシルエット、その大きさなどからから「ヒヨドリ」ではないかとも思える。ヒヨドリだとしたら、わたしは初対面ではある。

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 ニェネントに、新しいキャットタワーを買ってあげたい。
 今のキャットタワーはもう5年以上愛用してもらっていて、わたしが寝るときとかそのキャットタワーのてっぺんで丸くなっていることも多いのだけれども、今はけっこう汚れてしまっている。
 キャットタワーには「汚れたら洗濯できる」のとか、遊べる要素のもっと大きいようなモノだとか、いろいろあるみたいだ。もっと高さのあるヤツでもいいような気もするが、今のキャットタワーはてっぺんから窓の外を眺めるにもちょうどいいようなところもあるし、このいちばん高いところから横のクローゼットの上にジャンプするのにもちょうどいいみたいだ。急に高さを変えてしまうと「いやだよ~」とか思うかもしれない。
 とりあえずは、「汚れたら洗濯できるのがいいな」と探してみて、「これならば」というのもあったのだが、まだ発売されてなく、発売は6月末なのだと。まあいきなり新製品を買うと「ユーザーレビュー」もないので、現物も見ないで買うことに不安もある。
 今の目標は、「ニェネントくん用にいいキャットタワーを買ってあげる」こと。もうちょっと、じっくりと探してみよう。

 今日スーパーに買い物に出かけたとき、すれ違った人でマスクをしていない人が多かった。していても「顎マスク」とかである。最近ではここまで「マスクしていない人」に出会った記憶もない。わからないけれども、わたしとしてはこれは、今日から発令された「緊急事態宣言」への反撥ではないのか、という気もする。
 わたしも今回の「緊急事態宣言」に対しては、モノ申したいことが山ほどある。わたしは独自にずっと「Stay Home」継続します、とやってきたけれども、この今の状態で「わたしはずっと<Stay Home>やってます」などというのは、政府だとか小池都知事の「言いなりになっている人間」ですと言ってるみたいでイヤだ。だからもう、わたしとしては「<Stay Home>やってます」などとは言わない(書かない)ことにした。
 わたしは自分なりにCOVID-19感染を避ける方策はこれからも取るけれども、その「自己防衛策」は、スカ内閣や小池都知事が言っていることとはまったく、全然に無関係である。

 今日から東京都では「緊急事態宣言」が発令され、都内のデパートや映画館、書店、美術館博物館、図書館の多くが閉鎖されるという。しかし、この千葉県では「緊急事態宣言」は適用されていない。都心からでも30分もあれば来れるウチのとなりの駅にはデパートもあるし、居酒屋はガンガン遅くまでやっている。図書館も「貸出」でなければ、どこから来た人でも館内でいくらでも本は読める。東京都民は千葉県に避難して来ればいい(神奈川でも埼玉でもOKだろうが)。
 もう、東京都民はしばらくは「難民」で、み~んな神奈川、埼玉、千葉に一時的非難をしてくればいいのだ。
 都民から「生きる楽しみ」を奪い、自分たちはあくまでも<東京オリパラ>を決行しようとする、「太平洋戦争」の再現を目論むようなスカ政権、小池都知事に「NO!」というには、まずはわたしたちそれぞれが、自分の「楽しみ」を奪取することだと思う。
 

『ハワーズ・エンド』(1992) E・M・フォースター:原作 ジェームズ・アイヴォリー:監督

ハワーズ・エンド [DVD]

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  • 発売日: 2001/07/10
  • メディア: DVD

 E・M・フォースターというと、わたしはデヴィッド・リーンが映画化した(デヴィッド・リーン監督の遺作になった)『インドへの道』(1984)が思い出される。珍しくこの映画のことは多少記憶していて、主演したジュディ・ディヴィスのファンにもなったのだった。当時この映画が気に入って、原作本の翻訳も読んだはずだが、こちらの方はこれっぽっちも記憶していない。

 それでこの『ハワーズ・エンド』は、同じE・M・フォースター原作の映画をそれまでに2本撮っているジェームズ・アイヴォリーによる作品。わたしはその1本『モーリス』は観ているはずだが、まったく記憶に残ってはいない。
 『インドへの道』は、イギリス人女性とインド人男性という文化的背景の全く異なる2人の「(差別的な?)行き違い」をめぐる、インドを舞台としたドラマだったが、この『ハワーズ・エンド』は20世紀初頭のイギリスを舞台に、ドイツに先祖を持つ中産階級のシュレーゲル家の二人の姉妹と、成り上がり実業家のウィルコックス家親子らとの「関係」に、貧しいバスト夫妻とが絡んでくるストーリー。
 シュレーゲル家の姉のマーガレットを演じるのがエマ・トンプソンで、妹のヘレンはヘレナ・ボナム=カーター。ウィルコックス家の家父長ヘンリーをアンソニー・ホプキンスが演じている。この二つの家族、イギリス人とインド人ぐらいに互いの家の歴史も価値観も異なっていて、「いったいなぜ、このように親密になってしまったのよ?」と、どうも納得できないところもある。勝手に推測すると、ウィルコックス家のルース夫人(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)とマーガレットがさいしょに親しくなるわけだけれども、「家の歴史」を持たないウィルコックス家にあって唯一文化・芸術への嗜好のあったルース夫人が、「家の歴史」もあり、教養豊かなマーガレットと親しくなりたいと思ったのだとしたら、それはわからないでもない。そのルース夫人が物語の早い段階で亡くなられてしまい、「あらら」という展開の引き金にはなるのだ。

 シュレーゲル家は持ち家もなく借家住まいなのだけれども、その借家から近いうちに出なければならない、ということがストーリー展開に大きな影を投げかけているのだけれども、シュレーゲル家にはかなりの量の蔵書、骨董的な価値のありそうな古家具、先祖伝来の家宝的な古い刀剣(こいつが予想通り、終盤に「武器」としてよみがえるのだが)などがある。
 一方ウィルコックス家は買った持ち家はあるのだが、そこにはウィルコックス家とは何の関係もない肖像画などがそのまま掛けられているし、この家族で読書の習慣を持つ者はいないようだし、ちょっとしたこの家族の会話のシーンでもみんなバカっぽい(一方のシュレーゲル家の二人も、姉はどこか「いけずうずうしい」ところもあるし、妹はいささか「プッツン」ではあるだろうか?)。

 ルース夫人が亡くなられてしまったらもう接点のなさそうなこの二家族だが、「えええ!」というような(ご都合主義的な)奇妙な展開がいくつも連続し、わたしなどは何度も何度も何度も、観ながら「えええ!」と声を出しておどろいてしまうのだった。「びっくり!」である。
 観ていて「それはいくら何でもないだろう」と思うのだが、それなりの長さのある原作を2時間半ぐらいに収めようとすれば、よほどの名脚本家の仕事でもなければ、こういう不自然な作劇になってしまうということだろうか。
 そんな中でストレートに見ごたえがあるというか、観ていて理解できるのが、あまりに不幸なバスト夫妻の絡みで、「階級差異」というのでもないけれども、彼らに「あわれみ」を持つシュレーゲル家姉妹(ちょっと「あわれみ」持ちすぎね~というところがあって、ラストの悲劇の原因にもなるけれども)と、「貧乏人のことなど知らないね!」というウィルコックス家との対応の差が鮮烈。

 ちょっと脱線すれば、ここでそのバスト家の夫レナードを演じるサミュエル・ウエストという俳優、惚れ惚れするぐらいに整った、いかにも「イギリス的」な美男子だと思い、この映画のあとどんな活躍をされたのだろうかと気になるのだったが、ま、アメリカ映画でもそうだけれども、あまりに整った容姿の俳優というのはけっこう使い道がないもので、サミュエル・ウエスト氏もこの『ハワーズ・エンド』での演技も評判になったようで、その後しばらく文芸映画っぽい作品に出演されていたようだけれども、今はそこまでに活躍されていないようである(話題になった『ヴァン・ヘルシング』で、フランケンシュタイン博士を演じているらしいが)。

 ま、オーソドックスな演出で、時間経過のあるところは「暗転」で進行するのだけれども、その暗転のあとで「えええええ!」という展開にはなっているわけだ。
 ただ「これはロンドンなのか」という都会の、20世紀初頭の「馬車」が道を行き交うシーンとか、「どこまでセットなんだろう?」って眼を見張るし、その田舎の邸宅「ハワーズ・エンド」周辺の自然の美しさ、そして室内美術のセッティングなど、「いい仕事してるね~」という、映画の魅力を魅せてくれる作品だ。
 

2021-04-24(Sat)

 今日も快晴のいい天気だ。ほとんど家から出ない一日になったけれども、部屋にいても暑くもなく快適。
 ニェネントくんは食事の時間が近づくとリヴィングに出てくるが、それ以外のときはずっと和室のベッドの上で横になっている。もうニェネントもそろそろ11歳になるし、「おばあさん」に近くなってきたのかいな?と思ったりする。

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 調べてみると、ネコの11歳というのは人間でいえば60歳相当になるという。まさに「還暦」と等しいわけだ。ネコの1年は人間の4年の生に相当するといい、あなた、もうじきニェネントはわたしを追い越して先に老化するわけか。
 今のところすこぶる健康といってよく、元気にクローゼットの上に跳び上がったりしてるけれども、どうかいつまでも健康で元気でいてくれて、それでいつまでもわたしといっしょに暮して行きましょう。

 午後からは「GYAO!」でE・M・フォースター原作の『ハワーズ・エンド』を観た。監督はジェームズ・アイヴォリー。意外と長い映画で、午後いっぱいほとんどつぶれてしまった。

 外も暗くなってから、「昨日のように月を撮影してみよう」とちょっと外に出てみた。昨日よりも少し丸くなったように見える月が、やはり天中にかかっていた。
 いちおう新しいデジカメの取扱説明書もパラパラと読んで、マニュアルでのシャッタースピードや露出の決め方もわかった。意外とかんたんである。それで初期設定のまま月を撮ると、やはり月面は真っ白になってしまってクレーターも撮れないので、露出を少し絞って撮影してみた。

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 ちょっと後処理で画面を暗くしたが、月面のクレーターもはっきりと撮れた。昨日の撮影に比べて多少クリアさに欠けるけれども、これからもうちょっと練習して、最適の露出などがわかるようになればもっとクリアな写真が撮れるようになるだろう。
 とりあえずは、新しいカメラで月のクレーターも撮影できるといいとは思っていたわけで、そういう「第一段階」はクリアできた思いがする。新しいデジカメはけっこう一眼レフカメラに近いぐらいにマニュアル設定ができるようで、これからいろいろと開発していきたい。

 ついにまた、明日から東京都、大阪府などで「緊急事態宣言」が再・再発令される。5月11日までの17日間の勝ち目のない「短期決戦」である。もうこのことは毎日書いているし、これで「よし、国や都の政策に協力してCOVID-19のまん延をくい止めよう!」と思う人がどれだけいることか。誰もが「どうせ効果も期待できないのにまたやるのかよ」という気もちだろう。
 ネット上での「この17日間で効果があると思うか?」とのアンケートでは、実に85パーセントの回答者が「効果がない」としている。一方で「オリンピックの聖火リレーをどうするか?」というアンケートでは80パーセントの人が「全体を中止すべき」と考えている。これは「東京オリパラは中止または延期すべき」と考えている人とだいたい同じ比率で、つまり今回の3回目の「緊急事態宣言」と、7月の「東京オリパラ開催」とに疑念を抱く人はアンケート上では共に8割を越えている。
 そもそも、現在のCOVID-19感染者、およびその変異ウィルス感染者の急速な増加は政府のCOVID-19抑止政策の失敗の結果であり、そのことへの根本的な反省もないままにまた「緊急事態宣言」など始められても、「いつまでこんなことやってるんだよ」とは誰もが思うだろう。それで今回は新しい対策としてまずはまたもや「飲食店」をやり玉にあげ、なんとアルコール類の販売をストップさせるという。
 はたして「COVID-19のまん延」に、そこまでに飲食店が悪玉かというのも疑問だが、今回はそれにプラスして昨日も書いたようにデパートや映画館、書店、美術館博物館、図書館も休業させるという。政府だかは「社会生活に不要」としているらしいが、これは言い換えれば「文化生活の否定」であろう。これはスカ政権とか自民党の連中がやってみたいのだろう「国民生活の統制」への第一歩なのかもしれん。彼らは「COVID-19のまん延」をいいことに、自分たちのやりたい「統制」を国民に強いてやろうとしている。
 ここで休業させられる「映画館、書店、美術館博物館、図書館」というのはつまり「文化事業」であり、このことはスカが首相になってさいしょにやったのが「日本学術会議」新規会員候補の任命を拒否したことともつながっているだろう。
 よく言われるように、全体主義国家は国民が知識を得ることを忌み嫌う。かつてカンボジアクメール・ルージュが教師、医者、公務員、芸術家らを捕え強制収容所送りにして虐殺したことはよく知られているが、どうやら日本もそのまねごとをやりたい連中がいるのかもしれない。このことはそれだけ文化施設を休業させながらも、<聖火リレー>だけはストップさせないことからも想像できることではある(他のスポーツ競技も、無観客とはいえ開催は継続されるのだ)。
 今ではもう日本は世界の中で「二流国(もしくは三流国)」でしかないのだが、これからはもっと下落して、今のミャンマーのような「世界の民主主義の潮流を脅かす国家」にまで成り果ててしまう可能性もある。暗黒の時代、悪夢の時代になるのだろうか。
 

2021-04-23(Fri)

 昨夜、ウチのドアの前に、注文していたデジカメが配送されていた。配送予定は今日だったが、注文してから1日での配送で早い(前のデジカメを注文したときも1日で配送された)。喜んでさっそく梱包を開けてみると、これはもう完全に「新品」といっていい品だ。もちろん本体にまったく傷はないし、取扱説明書もページをめくった形跡もない。うれしいのはストラップで、取説に書かれている片手にぶら下げるようなストラップではなく、カメラの両側に留めて首からぶら下げられるタイプのストラップだった。これは例えば公園とかに行って、「今は集中的に写真を撮ろう」というときにはとってもありがたい。実は本来付属していないはずのカメラケースもついていて、「これはうれしい」と思ったのだが、カメラ本体を出し入れしてみるとちょっとすべるようで、「これはカメラを出そうとするときに、すべって落としてしまう危険性があるな」と思い、基本的には使わないことにした。
 今までのカメラと同じメーカーの同じシリーズ製品なので、機構もほとんど同じ。まずは何も考えないで、「オート撮影」でそばにいたニェネントくんを撮影してみた。ニェネントくん、太い。

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 さて、今日は予定がいろいろある。今日は仕事は有給を取ってあり、9時に国分寺のクリニックの定期検診に予約してある。検診の帰りには、国分寺に行くときはいつも寄ってみる三鷹の小ぎれいな古本屋に寄ってみたい。そして帰宅してからは4時からまた歯科医での治療が待っているのである。

 まずは国分寺へと行くのだけれども、9時に到着しようとするとまさに「通勤・通学ラッシュ」の時間帯である。前回は「武蔵野線」を使って、都心を通らずに東京のまわりをぐるりと周回するコースを取って、それがあまり混雑していなかったので今回も途中武蔵野線に乗り換えて行ったのだけれども、さすがラッシュの時間帯で、前回よりははるかに車内は混み合っていた。それでも乗り換えたときにはまだ空席も多かったので、ずっと座って行くことができた。

 クリニックのオープンは9時だったので、まだドアを開けていない時間に到着した。今日はまずは採血検査があるのだった。今日は大先生も朝早いせいか大変に機嫌がよく、お元気そうだったし、いつもより若々しく見えた。もう大先生も相当のご年配なので、わたしも「この先生にいつまで診ていただけるだろうか」とも思っていたのだけれども、まだまだお元気であられるようだ。いつまでもお元気で、現役で活躍していただきたいものである。

 診察(といってもちょっとした面談だけなのだが)も終わり、調剤薬局で処方薬を買ってから三鷹に行ってみる。今日は快晴で、そんなに暑くもなくって爽快だ。

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 古本屋に行ってみると、開店は11時ということでまだオープンしていなかった。あと20分ぐらい。「どうしようか、開店を待たないで帰ろうか」とも思ったけれども、せっかく来たのだからと、あたりを散策して時間をつぶしてから開店したばかりの店に寄った。
 この日は店頭に昔の「ユリイカ」のジョイスの特集号があり、「これは買おう」と決める。美術書、映画音楽関係、海外文学では食指の伸びるモノもなく(ナボコフの古い絶版本はあったけれども、かなりの高額だった)、その他の社会科学、自然科学とかの棚を見ていると、『水族館の歴史』という本、そして『月~人との豊かなかかわりの歴史』という本とが面白そうで、手の空いたときとかにちゃっちゃっと読める「軽い本」としていいのではないかと思い、買うのだった。(離れたところに置かれていたし)買ったときには気付かなかったのだけれども、この2冊の本、著者は同じ人ではあった。

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 今日の「東京詣で」はこれで終了。さて、帰りはどういうルートを取ろうかと考える。ちょっと逆戻りしてまた「武蔵野線」を使ってもいいし、普通なら中央線でお茶の水まで出てから千代田線に乗り換えるところだろう。しかし、ここは中央線の快速とか特別快速で東京駅まで出て、うまく時間が合えば「上野東京ライン」で一日に何本かある常磐線に乗り入れるヤツに乗れるだろう。そうでなくっても、東京駅から上野に出て久しぶりに常磐線(快速)に乗るのがいい。そう思って東京駅へ出た。
 残念ながら常磐線に乗り入れる「上野東京ライン」はなかったが、上野へ出てから常磐線に乗って帰った。
 まだ昼食も終えていないので、常磐線快速でとなり駅まで乗り越し、駅からウチへ行く道すがらにあるスーパーに寄り、何かおいしい惣菜を買って帰ることにした(先日買った「鶏もも肉の炙り焼」が買いたかったのだけれどもこの日はなく、けっきょく、コロッケなどという廉価な食材を買っただけだけれども)。

 帰宅して食事をすませ、ちょっとのんびりしてから今度は歯医者さんへ行く。家を出るとき空を見上げると、半分欠けた月が空の真上にかかっていた。「新しいカメラで、あの月のクレーター模様も撮れるだろうか?」とか思う。歯医者の治療が終わったらトライしてみよう。

 今日の歯医者も20分ぐらいの治療で終わり、今日はほとんど痛くなかった。右上の歯の治療はまずは次回で終わるということらしいが、まだ右上にはもう1本残っているし、右下、左上、左下にもまだまだガリガリやられるのを待っている歯が居てる。

 歯医者から外に出ると、まだ月は空の上で休息しているみたいだった。帰宅して新しいカメラを持ち出して、ただその月に向けてシャッターを切ってみた。うん、クレーター模様は映ってるね。いいんじゃないだろうか。これで夜になったとき、夜空の中の月を撮ったときにここまで撮影できるかどうか。

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 さて、夜になって空は暗くなった。まだ月はその夜空に明るく輝いていた。「どうだろう」と、外にカメラを持ち出してその月を撮ってみた。「夜景モード」とか「オート撮影モード」とか、モードをいろいろと変えてみるだけで、設定自体はいじらないで数枚撮ってみた。
 結果を見てみると、やはり「露出過多」で、月の面は白く飛んでしまい、クレーター模様は確認できない。でも、月の影の部分の境い目あたりはかなりデコボコしている感じで、三脚もなしに手持ちで撮ったとは思えないクリアさだと思った。これでもうちょっと、露出とかをいじることが出来るようになれば、まさに肉眼で見ているのと同じように「月のウサギ」を撮影出来るようになれそうだ。

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 今夜は東京などへの25日からの<緊急事態宣言>の再・再発令が決まり、小池都知事、スカ首相の会見が行われたが、もうバカバカしくって聞いてられない。小池都知事なんか「8時以降は盛り場のネオンを消して」などと戦中の灯火管制みたいなことを言い出す始末だし、スカ首相はデパートや映画館、書店、図書館も休業させる腹のようだ。とにかく人々を家から外に出したくないようだが、デパートへの「休業補償」として1日「20万円」給付するというのには笑ってしまうというか、あまりの「バカ」に笑う気力も失せる。ただ、スカ首相の会見では、記者からの質問で今までになくスカ首相の政策への批判を含んだ質問が連続していたと思う。スカ内閣の政策にべったりだと批判されつづけている報道機関も、ようやっと「国民の側に立つ」という、本来の「あたりまえ」の姿勢を思い出したのかもしれない。NHKなどテレビ局はまだまだのようだが、さすがに今回の<緊急事態宣言>の再・再発令を擁護するのは難しいのではないだろうか。
 

2021-04-22(Thu)

 ちょっと前までは毎夜、わたしがベッドで本を読むのをやめて「さあ寝よう」と読書灯を消すと、それを待ちかねたようにニェネントがベッドで寝ているわたしの上にあがってきたのだけれども、最近そういうことがなくなってしまった。でももうわたしが寝ている夜中、とつぜんにニェネントがわたしの上に乗ってくることはよくある。
 実はニェネントは毛布が好きというか、毛布がないとベッドに来ないので、まだ夜はそんなに暑くもないので毛布はしまっていないのだが、それでニェネントも来てくれるのかもしれない。「あ、ニェネントが来たのだな」と目覚め、ニェネントがどうしてるのか頭を上げて見てみると、ニェネントは毛布をくわえてひっぱっていたりする。わたしの腹の上をちょっとずつ移動して、重たいといえば重たい気もする。
 そのうちにほんとうに暑くなって、わたしも「毛布はかぶってられない!」としまってしまうだろうけれども、そうするともう、ニェネントはわたしの上に乗ってこなくなるのだろうか。それは淋しくなる。

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 昨日のように今日も昼からはけっこう気温が上がって暑くなったのだけれども、ウチに帰ってみるとニェネントは昨日のように「シェルター」に避難しているわけではなく、ベッドの毛布の上でまどろんでいた。いつまでも和室から出てこなくって、ようやくニェネントがリヴィングの方に出てくるのは3時を過ぎてからのことで、それはもう夕食の時間が近いからなのだ。

 最近は(というかずっと前からなのだが)Twitterとかでも「かわいい動物」の動画ばかり見て、「いいね」とかリツィートしてばかりだ。動物の動画を見ることは、心臓や精神面に「いい影響」があることも実証されている。この頃は和歌山のアドベンチャーワールドのパンダの赤ちゃん(というか、もう5ヶ月になるから「赤ちゃん」とはいえないが)の楓浜(ふうひん)の映像に癒されている。
 アドベンチャーワールドには栄明(えいめい)という絶倫(?)のお父さんと良浜(らうひん)という多産系のお母さんとの絶妙のコンビがいて、世界でも(もちろん中国でも)例を見ない大ファミリーをつくっている。今でもアドベンチャーワールドには7頭のパンダがいるのだけれども、先日から末の子の楓浜の映像が毎日のようにネットに流されている。しかしな、どうしてパンダはこんなにかわいいのか。楓浜なんか「三頭身」だしな~。楓浜は、両目の黒縁の横が外側にピン!とはねていて特徴的でかわいい。上野動物園のシャンシャンも、整った顔立ちの美形だけれども。

 しかしわたしはやはり、カモノハシが好きである。

 とは思っていても、どうも(わたしを含めて)人間のやることはスマートではなく、けっきょく政府は<緊急事態宣言>を東京都などでこの25日から再・再発令するらしい。もうさいしょっから期限が設定されていて、5月11日までという予定らしい。
 先に期限が決められているというのは、こういう<緊急事態>への対処として「奇々怪々」ではないかとは思うのだが、噂ではこれは、IOCのバッハ会長が来日するのに合わせてのことではないのかという。そのバッハ会長は記者会見で、東京で<緊急事態宣言>が発令されようとも「東京オリンピックとは関係がない」と発言したという。
 これは何というのか、このバッハ会長、そしてスカ首相、小池都知事との3バカトリオでもって、「今、仮に世界大戦が起きたとしても、仮に東京周辺で関東大震災が起きたとしても、<東京オリンピック>とは関係ない」と口をそろえてのたまうのだろうか。
 なんかもう、人間たちのふるまいには絶望するばかりだ。やはり今は「かわいい動物たちの映像」を見よう。
 

『ハイヒールを履いた女』(2012) バーナビー・サウスコーム:脚本・監督

ハイヒールを履いた女 [DVD]

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  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: DVD

 ガブリエル・バーンは、決して演技の上手い俳優さんではないけれども、例えばコーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』でのように、何もやらなくても(立っているだけで)ひとつの「味わい」をあらわしてくれる俳優さんだと思う。わたしの好きな俳優さんだ。
 この作品では、そのガブリエル・バーンが、シャーロット・ランプリングとガチで組み合う。
 シャーロット・ランプリングという俳優さんがまたわたしには上手い人なのかどうかわからないというか、ぜったい「雰囲気」の人だろうとは思う。
 ここで、こういっちゃ何だけれども、ガブリエル・バーンがすっごい上手い性格俳優とかいうんだったら、「年配の女優さんによるファム・ファタールもの」という新機軸で、またちがう見せ方もできた映画かもしれない。いやいや、そもそもこの監督さんには悪いけれども、この監督さんはそんな力量はない。ちょっと毛色の違ったミステリーを撮ろうというのはわかるけれども、冒頭から観客をミスリードに誘おうとする「わざとらしい」演出は、はっきり言って底が浅い。

 例えば、ここでシャーロット・ランプリングは「心神喪失」の人として、自分のやったことをわかっていない(記憶していない)人なのだけれども、映画の中で彼女にまともにからむのがガブリエル・バーンだけみたいなものなので、彼女の「心神喪失」に厚みがない(彼女の「娘」との絡みが、致命的に浅いのだ)。
 ガブリエル・バーンの側にしても、ここで正常な判断の出来る同僚とかがいて、「あんた、おかしいよ」みたいな助言があるといい。そうすればもっと、この作品はヒッチコックにも近づいたことだったろう。だいたい、ラストでのガブリエル・バーンは「まとも」すぎる。こういう心理ドラマでは、男がどこで現実に目覚めるかということはポイントなのだけれども、そういうポイントもないままに彼は「正気」になってしまうのだ(あるいは、彼はずっと「正気」だったとでも?)。
 全体にけっきょく、映画の中で描かれた主役二人以外の登場人物が皆、あまりに浅すぎた気がする。残念。
 逆に、どこまでもこの主演二人の「雰囲気」に頼りきって、ストーリー展開なんか「二の次」にしちゃっても面白かったとも思うけれども。

 観終わった後に知ったのだが、この作品を監督したバーナビー・サウスコームという人は、シャーロット・ランプリングの実の息子さんなのだということだった。
 なんか、俳優である自分のお母さんに自分の作品に出てもらい、それを演出するというのはどういう感じなんだろうかね。映画人としてのキャリアはぜ~ったいにお母さんの方が「雲の上の存在」みたいなものであり、そりゃあ委縮するだろう。そこでおそらくはお母さんが息子に「あなた、大丈夫よ。自信をもっておやりなさい」とか言うわけだろうし、いろいろとアドヴァイスもしたのだろうか。またはまったく逆に、「わたしは女優よ。あなた、わたしを演出してみなさい」みたいに突っぱねていたのだろうか。まあどうでもいいけれども。
 

2021-04-21(Wed)

 仕事からの帰り道、ウチの近くで白いネコをみた。スマホで撮影しようとするのは時間がかかる。カメラ機能を起動させ、シャッター位置とかを確認しているうちにネコは家のあいだに入っていき、追ってみたけれどももう姿は見えなくなっていた。
 初めて出会ったネコだっただろうか? でもこのあたりは以前オッド・アイの白ネコに出会ったところの近くだったし、あのときのオッド・アイのネコだったのではないかと思う。だとするとけっこう久しぶりの出会いだけれども、野良ネコたちはみんな、けっこうしぶとく生き延びてるな、などと思うのだった。

 家に帰ってみると、ニェネントの姿が見えなかった。「お~い」とか呼びながら、そんなに隠れるところもないはずの家の中を捜索したのだが、実は和室のクローゼットの上に置いてある、古いペットキャリーの中にいたのだった。

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 このペットキャリーはふだんのニェネントの「シェルター」というか避難場所で、部屋に知らない人が来たりするとまっすぐにそのキャリーの中に逃げ込んだるするわけである。
 別に今はそんな「こわい思い」をしたりもしていないはずなのでどうしたことだろうとは思ったのだが、今日も昨日のように昼間は暑くなっていて「夏日」だったわけで、もういつもニェネントがまどろんでいる布団の上というのは暑いのかもしれない。クローゼットの上は窓からの日も当たらないし、ひょっとしたら(押し入れの中は別にして)いちばん涼しいスポットなんだろう。それで「避難」してるのかもしれない。それとも、何か「避難」したい理由があったのだろうか?

 Amazonのサイトを見ると、意外と早くに先日返品したデジカメの購入代金が返金されていた。もちろん全額返金である。昨日ギフト券を1万円買って登録してあるので、ギフト券の残額がなかなか結構な額になった。「それでは新しいデジカメを買おう」とチェックし、やはり返品したデジカメと同じメーカーの上位機種を買おうということにした。
 デジカメ(コンパクト・デジカメ)でも上を見れば相当高額なものもあるけれども、そういうのはもうコンデジというよりミラーレスの一眼レフに近いモノになってしまい、図体もデカくなるし、つまり重量も増す。そういうのはもう首からぶら下げて持ち運ぶタイプのカメラになり、やはりわたしはバッグに入れて持ち運びできるということを優先して考えたい。それで返品したコンデジとあまり変わらない大きさ、重さでバッグに収まるものという基準で選び、まあコンデジとしてはかなり上級のモノを選んだ。
 今回もマーケットプレイス出品の「中古品」になるのだけれども(というか、「新品」はもう売られていないようだ)、ユーザーレビューをみると「買ってすぐに故障した」とか「レンズの中にゴミがあった」とかいうのがある。これはもう中古品の宿命みたいなものだけれども、選ぶときその状態が「良い」というのはやめて、多少高くっても「非常に良い」というモノを選んだ。ちゃっちゃっと注文をすませて、遅くとも明後日には届くことだろう。

 今日は夕方から「GYAO!」で、『ハイヒールを履いた女』という映画を観てみた。シャーロット・ランプリングガブリエル・バーンの出演だし、90分ちょっとと長くはないので観てみたのだが。

 昨日20日から、この千葉や神奈川、埼玉でも東京につづいて「まん延防止等重点措置」が適用されたわけだけれども、まさに<緊急事態宣言>解除後に「まん延」の拡大がつづいている大阪、兵庫、京都、そして感染者の増加がつづいている東京ではまた、<緊急事態宣言>を発令するということだ。ではいったい「まん延防止等重点措置」というのは何だったのか。もう早々と「まん延防止等重点措置」では効果がなかったということになってしまったのか。
 このことに関しては「何をやっているのか?」という感想を持たざるを得ないのだが、さらに小池都知事は今回の<緊急事態宣言>について、4月26日から5月9日までとしたいなどとのたまっておられるらしい。つまり「標的はゴールデンウィークにあり」というところで、その2週間で<緊急事態宣言>も解除するのだという。「何だそれ?」というところで、つまりゴールデンウィークに人の流れを抑制できれば新規感染者の増加は落ち着くとでも、本気で考えているのだろうか。どうも<緊急事態宣言>期間を短かくしないと、小池都知事が死んでもやりたい<東京オリパラ>に悪影響が出るから、ということでもあるらしい。
 ま、その2週間の<緊急事態宣言>実施でじっさいに新規感染者が減り、「もうCOVID-19の危険もなくなったね」となればめでたいことだけれども、「<聖火リレー>もバンバンやってますよ」というこ~んな情況で、わずか2週間の<緊急事態宣言>実施で今の危機的な情況が回避されるはずもないではないかと思う。それは何だろう。あんまりにも「<東京オリパラ>やりたい病」が脳にまわって、正常な判断が出来なくなっているということだろう。
 大阪の吉村知事も兵庫の井戸知事も神奈川の黒岩知事もまともな対策を取れていないわけだけれども、スカ首相と小池都知事を含めて、こういう無策連中は今の段階では早急に一線を辞していただかないと、本当に<東京オリパラ>をやるとかやらないとか以前に、取り返しのつかないことになってしまう。まさに<日本滅亡>。