昨日、またこれからは「Stay Home」だね、と決めたばかりなのだけれども、今、佐倉の「国立歴史民俗博物館」で開催されている『性差(ジェンダー)の日本史』展を観ようと思っていたことをすっかり忘れていた。
それで確認のためにその「国立歴史民俗博物館」のサイトをみてみると、土日・祭日はネットからの事前予約が必要なのだった。「また東京の某美術館のように<クレジットカード決済>が求められるのか?」とおそれたが、さすがに国立の施設はそんな「貧民差別」をやるわけもなく、ただ予約して当日にチケットを買えばいいのだった。
しかし、なんと今日も明日もすべて予約で埋まっていて、来週の日曜日以降しか予約はできないのだった。どうやら予想以上に評判を呼んでいる企画展のようだ。
とにかくはその来週日曜日の早い時間に予約を入れておいたけれども、なんだか会場は観客であふれそうだ。有給をとって仕事を休み、あまり混んでいないだろう平日に行くことを考えた方がいいかもしれない。
その「国立歴史民俗博物館」に行ったことはないけれども、去年同じ佐倉市の郊外にある「DIC・川村記念美術館」へ、京成佐倉駅前から出ている無料バスに乗って『ジョセフ・コーネル展』を観に行ったことがある。今回も行くことになるだろう京成佐倉駅の周辺は起伏もあり、古い建物も残っていてとっても風情のある街並みだった記憶がある。博物館はともかく、いくらなんでも佐倉のあたりは都心のように人にあふれているということもないだろうし、ゆっくりと散策を楽しむこともできるだろうと思う。
それはちょっとした「日帰りの旅」みたいなものになるだろうけれども(そういう行動をしたい)、考えてみたら今年になってからはまだ一度も、そういう「小旅行」みたいなことはやっていないのだった。今年いちどだけの小さな「旅」、楽しみである。
今日はよく晴れて、あまり寒いということもなくって過ごしやすい一日だったと思うのだけれども、わたしは午前中に洗濯をしたぐらいで、何もしない、一歩も外に出ない一日だった。
ニェネントもベッドの上で横になり、目を細めて何だか気もちよさそうに見える。
ネットを閲覧していて、筑摩書房の「webちくま」に金井美恵子が連載している『重箱の隅から』を見つけ、これは以前に少し読んでいて、彼女がわたしと同じ「慢性硬膜下血腫」でわたしと同じ時期に通院していたことなどを読んでいたのだけれども(彼女はわたしのように頭蓋骨に風穴を開けるようなこともなく治癒したらしいけれども)、その後の連載も継続していてまとめて読みたくなり、すっごく久しぶりにプリンターを起動させ、連載全文をプリントアウトした(そんなページ数ではない)。
どうもわたしは、ちゃんと文章をマジメに読むにはやはり「紙媒体」こそに頼ってしまうというか、「スクロール」とかいうのに頼らず、ページをめくって読みたい<旧人類>なのである。
今日は「国立歴史民俗博物館」の予約メールだとか、その歴史博物館への駅からのマップなどもプリントアウトして、プリンターに大活躍してもらった日になった。
それで、COVID-19の新規感染者数は今日もまた増加している。菅首相は取材に答えて「Go To キャンペーン」は今のまま継続するし、「緊急事態宣言」という状況でもないと語ったという。どういうことなのか。はたして、3月に全国で「緊急事態宣言」が出されたときよりも、今の状況はよほど悪化しているのではないのか。「Go To キャンペーン」継続の背後には、主導する自民党の二階幹事長の意向があるという。
今のCOVID-19感染者は、20代、30代の若い人たちの数が圧倒的に多いようだ。若い人たちには「COVID-19に感染しても重症化はしない」という考えが浸透しているようにも思えるけれども、中高年層の人たちが重症化する割合が高いことに変わりはない。わたしも中高年層の一人として危機感は持つし、とにかくもう「入院」なんてしたくはないのが本心だ。