ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-12(Fri)

 この日は東京では少し雨も降ったらしかったけれども、わたしは一歩も外に出なかったのでこのあたりではどうだったかはわからない。

 やはりこの日は大して書くこともないので、昨日の「ふるさと公園」の様子を書いておこうと思う。
 「ふるさと公園」に着く前に、駅に近い児童公園のそばを通るのだが、その場所は「ノラ・ミャオ」と「サビーネ」の棲み処。先日も「サビーネ」に出会ったばかりだったが、この日も同じ場所で「サビーネ」の姿を見た。
 古い石碑の上にちょこんと座っている姿、たたずまいにはどこか「風格」を感じさせられるようだ。

     

 この日の「コブハクチョウ」は、カップルの2羽がそろっていて、巣ごもりしている1羽のそばにもう1羽が近づいて行くところが見られた。巣ごもり中の1羽に気をつかっているというか、「そろそろ交代しようか?」とか言っているのかもしれない。

     

 そんな「コブハクチョウ」の近くに、この日は1羽の「サギ」も来ていた。首が長い。おそらくは「ダイサギ」ではないかと思われる。

     

 「ふるさと公園」の出口の方へと歩道を歩いていると、一組の母子連れとすれ違った。お母さんといっしょの4~5歳の女の子が、持っているプラスチックのケースを持ち上げてわたしに見せてくれた。ケースの中では1羽のモンシロチョウがはばたいていた。笑顔で「すごいねえ」と声をかけたけれども、考えたら「すごいねえ」というのは似合った言葉ではなかったな。何といえばよかっただろうか。
 お母さんの方を見ると、お母さんは大きな捕虫網を持っていらっした。親子でチョウを捕まえに公園に来られていたのだな。わたしも歩いているとモンシロチョウの姿を見ることも多い。お母さんのお顔を見て微笑んだら、ニッコリと微笑みを返していただいた。

 テレビの報道を見ていると、元横綱の曙関が亡くなられたというニュース。まだ54歳でお若いのに、やはり「相撲」というのは身体に無理をかけて酷使するから、まだ若くして亡くなられる方が多い気がする。去年は元寺尾の錣山親方が亡くなられたし、千代の富士だって「若死に」だったと思う。

 このところずっと、МLBの大谷選手の通訳の「賭博問題」が連日のニュースになっているけれども、この日の報道だと大谷選手の被害額は日本円換算で24億円以上になりそうだという。ちょっと想像のできない金額。企業でも経理担当が会社の金を何億も着服していたなどという事件が時にしてあるけれども、いかにギャンブルで金銭感覚がマヒしていたとしても異常だ。
 当人も「自分は今、<地獄>にハマろうとしている」との自覚はあったのじゃないだろうか。「この<地獄>から抜け出すのに、いつか<運命の女神>が降臨して来てギャンブルに勝ちつづける日がくるのを待とう」とか思っていたのだろうか。そのうちに首まで<地獄>にハマってしまい、「このままでは<死>のお迎えを待つしかない」となっていたのだろう。それよりは自白して、「生きる」道を選択したのか。彼の精神状態の<告白>を聞いてみたい気がする。

 午後から、先日観た『ベルリン・天使の詩』の続編、『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』を観た。世界の「負」の部分も描いて、なおかつ「ファンタジー」におさめようとしたのかと思うけれども、終盤の展開がわからなくなってしまった。これは2回観たらわかるとか、そういうのではないと思った。このあたりからしばらく、ヴェンダース監督の劇映画は「不調」に陥っているのでは?(ドキュメンタリーは佳作・傑作がつづくようだが)

 夜はパトリシア・ハイスミスリプリー・シリーズの最終作、『死者と踊るリプリー』を読み始めた。イヤなヤツがリプリーの住まいのそばに転居してきて、というストーリーらしいが、これもハイスミスの「実体験」を書いたものなのか、と思ってしまう。