ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-06(Sat)

 下の写真は、一昨日自宅駅のそばで撮ったものだけれども、この植物はわたしはこれまでに見たことのない植物だった。密生していたわけではなく、他の雑草にまじって間隔を置いて生えていたもの。茎の先端の細長い黒い房が気になる。
 今日になって調べてみたら、「ヘラオオバコ」という外来植物で、けっこう日本中に分布しているらしい。もう江戸時代から日本に渡っているものだというけれども、葉っぱは「薬草」扱いされるという。しかし他の農作物などと競合してしまうし、「花粉症」の原因となるらしい。「外来生物法」で「要注意外来生物」に指定されていて、さっさと引っこ抜いて下さい、ということであった。

     

 今日もあまり気温も上がらず、夜はニェネントくんがベッドにあがってきて、しばらくいっしょに寝たのだった。
 読んでいるパトリシア・ハイスミスの『リプリーをまねた少年』が、ようやっとページ数で半分に達した。なんてのんびりした読書だろうと思うが、半分まで来てようやく大きな事件が起こり、「こうでなくっちゃ!」って感じになった。これからは読むいきおいも加速できればいいのだけれども。

 暴走を加速させてるのはイスラエルのネタニヤフ首相だが、アメリカのバイデン大統領がいくらガザへの人道支援拡大や民間人保護を働きかけても要請が聞き入れられず、ついに民間NGO職員7人が死亡したことでバイデン大統領の怒りも爆発したようで、ネタニヤフとの電話会談を行い、これまでのアメリカのイスラエル支援のあり方を全面的に見なおす意向を伝えたという。
 今はアメリカ国内でもアメリカの「イスラエル支援」に抗議する声も大きくなっているし、イスラエル国内でも「反・ネタニヤフ」の動きが活発になってきているという。

 世界的にも各地で「Free Palestine Free Gaza」の運動が拡がっているし、日本でも文部科学省掲示板に「FREE GAZA」と書き込んだ人が「器物破損」の疑いで逮捕されたばかりだ。もうほとんど、1970年代の世界に拡がった「ヴェトナムに平和を!」という反戦運動に匹敵しそうな勢いではないかと思う。

 この日は午後からテレビで、「地球最後の秘境マダガスカル」とかいうスペシャル番組をやっているのを見た。マダガスカルは世界の他とまるで違う動物相を持っているので、珍しい動物の宝庫である(生き物に「宝庫」という言い方は良くないと思ったが)。
 「ワオキツネザル」はマダガスカルの動物でも有名だけれども、キツネザル類はまだまだいっぱいいるのだ。そして木の幹に擬態する「ヤモリ」の珍しい映像、さらにマダガスカルにはカメレオン類があふれている。カラフルなカメレオンから、爪の先ほどの大きさの「世界最小の爬虫類」のカメレオンなど。午後のひととき、珍しい動物たちの映像を堪能した。

 そのあと夕方からは、フランシス・マクドーマンドの主演した『ノマドランド』という映画を観た。
 この映画もわたしは昔観ているはずだと思って調べたが、3年前の5月にとなり駅の映画館で観ていたのだった。この映画のこともまるっきし記憶していなくって、ただフランシス・マクドーマンドアメリカの「Amazon」の配送所で発送業務の仕事をしていたことだけ、わずかに記憶していた。
 わたしはある種「ひきこもり生活」をつづけていて、この映画の「現代のノマドたち」の対極のような生き方なのだが、実はメンタルな面では同じ問題も共有していると思った。
 最近、デヴィッド・ストラザーンの出演する映画をけっこうつづけて観ていて、「気になる存在」の役者さんなのだが、この映画のデヴィッド・ストラザーンはとってもよかった。