ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-03-08(Fri)

 昨日の夕方のテレビで、「明朝(つまり今朝)は南関東でも雪になる可能性がある」と言っていた。もう3月も中旬にかかろうという時期だけに、雪にはならないのでは?とも思ったけれども、でもわたしが4年前に「慢性硬膜下血腫」で入院していたとき、3月も下旬、もう桜の花が咲いていたというのに雪になり、都心でも一瞬積雪したことがあった。「降るかもしれないな?」とは思った。
 夜中の3時ごろに目が覚めて、窓の外をのぞいてみたが、雪が降っているようではなかった。それでいつものように6時ぐらいに起き出して外を見ると、思いっきり雪が降っていて、もうけっこう積もっているのだった。雪というのは、積もるときには短時間でも一気に積もるのだなあ。

     

 テレビを見ると都心でもけっこう積雪しているようだったが、だいたいもう雪は雨に変わるか止んでしまったりしているみたいだ。でもこのあたりは、まだまだ「ぼたん雪」といってもいいような大きな雪が、ガンガンと降っている。
 都心でも「大雪注意報」が出ていたらしいのだけれども、もう解除されているみたいだ。そんな中、テレビではとなりの駅前から生中継していて、「この地域はまだ大雪注意報が出ています。すっごい雪です!」な~んてやっていた。どうやら、南関東ではこのあたりがいちばんの雪になっているみたいだ。

 そんな雪も、9時前には小雨に変わってしまったようだ。わたしは今日は午前中に東のスーパーに買い物に行く予定だったので、まだ雪が残っているなら、そんな春の前の雪景色を見てみたい。ちょうどいい買い物だ。
 
 10時になって外に出てみると、もう道路の雪はすっかり融けてしまっていたが、まだ屋根にはいくらか雪も残っている。そして空き地や畑など、土のあるところはけっこう雪に覆われていて、そこだけは「雪景色」という風情が残っていた。

     

 この日の買い物の目的は、もうボロになった買い物用のトートバッグを新しく買うこと、それと先日つくってなかなかに美味しかったインスタントのチャンポン麺がなくなったので、探しに来たのだ(北のスーパーや、その他の店には置かれていないのだ)。
 トートバッグは前のと同じ布製のが欲しかったのだが、布製でいい大きさのものがなくって、「ま、いいか」とビニール製のものを買った。探すチャンポン麺はその東のスーパーにもなかったが、聞いたことのないメーカーのチャンポン麺が売られていたので、「はずれかもしれないな」と思いつつも買って帰るのだった。

 帰宅して昼食をかんたんにすませ、またベッドに横になって本を読んだりする。夕方からはまたアンソニー・マン監督、ジェームズ・スチュアート主演の西部劇、この日は『怒りの河』という作品を観た。

 映画を観終えてテレビのニュースとか見ていると、不意に「鳥山明氏が亡くなった」というニュースが流れ、こればかりはおどろいて「えええ!」と、声を出してしまった。
 すでに3月1日には亡くなられていたらしく、死因は「急性硬膜下血腫」だったという。「急性硬膜下血腫」ということは頭を強打されたりしたのだろうと推測され、それは「事故死」に等しいのではないかと思った。まだまだお若いのに、ただ追悼。

 今日の雪でわたしは4年前に入院していたときの雪を思い出したのだったけれども、その入院は「慢性硬膜下血腫」によるもので、その3ヶ月前にバイクにはねられて頭を強打したことが原因で、時間をかけて頭蓋骨と脳のあいだに血液がたまってしまったわけで、歩行障害を起こして緊急搬送されたのだった。入院後、すぐに頭蓋骨に硬貨ぐらいの穴をあけてたまった血を洗浄して回復したのだが、これが「急性硬膜下血腫」だと、一刻も早く開頭手術を行わなければ生命が危険だし、その手術も「慢性」の場合よりもはるかに大がかりなものになるのだ。
 さいわいにもわたしは手術も成功し(「慢性硬膜下血腫」の手術成功率は高い)、今もこうやって生きていて日記を書いたりしているわけだが、あのとき死んでいてもおかしくはなかったかもだ。無用なモノは長生きし、才能ある人は亡くなられてしまう。